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  • 2007.04.08 Sunday
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2006シーズンを振り返る 〜北海道日本ハム

<野手>
・規定打席到達者

小笠原道大  .313 32 100  .397  .970
稲葉篤紀   .307 26  75  .355  .877
田中賢介   .301  7  42  .358  .773
セギノール  .295 26  77  .356  .888
森本稀哲   .285  9  42  .343  .756
SHINJO   .258 16  62  .298  .714
金子 誠    .254  6  40  .300  .682


※左から、打率・本塁打・打点・出塁率・OPS
※赤字はチームトップ(率は規定打席到達者内でのトップ)


・選手別打順

森本稀哲    130 115 14   0   0   0  0  0  1   0
小笠原道大   135   0  0 135   0   0  0  0  0   0
セギノール   131   0  0   1 127   3  0  0  0   0
稲葉篤紀    124   0  0   0   8 105 11  0  0   0
SHINJO    116   0  0   0   1  21 92  2  0   0
田中賢介    102   1 88   0   0   0  1  5  7   0
金子 誠     124   0  0   0   0   0  0  0 16 108
マシーアス    57  19 20   0   0   0  2 14  2   0
木元邦之     60   0  8   0   0   1 16 31  4   0
高橋信二     67   0  0   0   0   3  1 38 25   0
鶴岡慎也     67   0  0   0   0   0  1 18 48   0
飯山裕志     21   0  0   0   0   0  0  0  9  12
田中幸雄     15   0  0   0   0   0  4    5   0
小田智之     12   0  0   0   0   3    2  0   0
稲田直人     20   0  0   0   0   0  0  9 11   0
坪井智哉     10   0  4   0   0   0  0    0   0
川島慶三      7   1  1   0   0   0  0    2   0
中嶋 聡       2   0  0   0   0   0  0  0     0
小谷野栄一     4   0     0   0   0  1  1  1   0
紺田敏正      4   0  0   0   0   0  0  1     0




※左から、全スタメン出場数・1番出場数・2番・3番…9番
※赤字は各打順の最多出場選手、青字は各選手の最多出場打順、紫字は赤・青複合


・機動力成績

森本稀哲   84 13  .591
小笠原道大  77  4  .571
セギノール  60  0  機会なし
稲葉篤紀   66  5  .500
SHINJO   47  2  .250
田中賢介   68 21  .750
金子 誠    44  7  .875
マシーアス  24  3  .600
木元邦之   15  4  .667
高橋信二   26  2  .500
鶴岡慎也   18  2  .667
飯山裕志   12  2  .400
田中幸雄    3  1  1.00
小田智之    3  0  機会なし
稲田直人    5  0  機会なし
坪井智哉    4  0  機会なし
川島慶三    6  2  1.00
紺田敏正    4  1  .500


※左から、得点数・盗塁数・盗塁成功率
※赤字はチームトップ


<投手>

・先発成績

八木智哉    26( 0) 12  2.48 6.2 .221 2.85
ダルビッシュ有 24( 1) 12  2.89 6.1 .237 4.21
金村 暁     23( 0)  9  4.48 6.0 .300 3.01
武田 勝      7(22)  2  2.52 5.2 .226 1.93
橋本義隆    12( 5)  3  3.38 5.2 .301 1.85
リー        11( 0)  5  3.43 5.2 .246 5.14
江尻慎太郎   10( 0)  4  4.47 5.2 .297 2.24
立石尚行    11( 0)  3  2.72 4.2 .281 2.72
ディアス      8( 0)  3  4.91 5.2 .275 3.27
鎌倉 健      1( 6)  0 10.80 3.1 .200 4.22
木下達生     2( 0)  0  7.56 4.1 .273 5.40
須永英輝     1( 0)  0  1.50 6.0 .190 3.00

※左から、先発登板数(救援登板数)・先発勝利・先発防御率・平均イニング・被打率・与四死球率
※平均イニングは四捨五入(?)した値、.1=3分の1、.2=3分の2
※赤字はチーム最多・最良(各率・平均イニングは規定投球回到達者内での最良)



・主要リリーフ成績

MICHEAL  64  0 46 .828  1.03  2.19 .226 3.29
武田 久    75  0 44 .840  1.09  2.09 .232 1.32
岡島秀樹   55  0 20 .764  0.99  2.14 .230 2.47
建山義紀   46  3  9 .717  1.02  3.06 .235 2.30
トーマス    40  6  8 .625  1.14  3.75 .284 5.32
押本健彦   25 13  3 .840  1.44  1.50 .220 4.00
清水章夫   29  7  4 .759  1.05  3.26 .267 5.34
武田 勝   22 13  4 .682  2.02  2.04 .226 1.93

※左から、リリーフ登板数・5回終了以前の登板数・6回開始以降で3点以内リード時の登板数・無失点率・平均イニング・防御率・被打率・与四死球率
※無失点率=(無失点試合数/全試合数)
※平均イニングは先発と同じだが、1試合辺りのイニングが短いリリーフ故四捨五入(?)はしていない  目安として、0.33=3分の1  0.67=3分の2
※赤字はチーム最多・最良


<共通事項>

・出場選手登録抹消
(プレーオフに向けての抹消は除く)

全抹消人数:35人
野手:投手 = 13:22

紺田 1  坪井 2  川島 3  須永 1  ディアス  2
金村 3  清水 2  建山 1  江尻 1  小谷野   2
鎌倉 1  橋本 2  押本 1  立石 2  武田勝   2
木元 1  木下 1  岩下 1  トーマス 1
鵜久森1 マシーアス 2  リー 1 ダルビッシュ 1



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2006年シーズンを振り返る 〜オリックス

<野手>
・規定打席到達者

村松有人   .303  3  28  .338  .711
塩崎 真   .278  9  31  .347  .735
谷 佳知   .267  6  30  .316  .662

※左から、打率・本塁打・打点・出塁率・OPS
※赤字はチームトップ(率は規定打席到達者内でのトップ)


・選手別打順

塩崎 真     106 18 18 12  0 17 19 17  5  0
谷 佳知     108 24  0 29  4 21 22  8  0  0
村松有人     89 46 36  5  0  0  2  0  0  0
北川博敏     95  0  0 36 13 25 16  4  1  0
中村紀洋     83  0  0  7 61 13  2  0  0  0
日高 剛      97  0  0  0  0  0  0  5 44 48
ガルシア      80 10  0 14 11  9 24 12  0  0
後藤光尊     72  1  1  9  0 19 12 13 14  3
水口栄二     57  0 19 17  0  4 12  5  0  0
清原和博     58  0  0  0 46 12  0  0  0  0
阿部真宏     61  0 14  0  0  0  2  6 21 18
相川良太     49  1  0  0  1  8  6 21 12  0
大西宏明     40 13 10  3  0  0  4  1  9  0
ブランボー     36  1  0  0  0  4  7 22  2  0
平野恵一     25  1 22  0  0  0  0  1  0  1
グラボースキー  31  0  1  4  0  4  7 14  1  0
的山哲也     32  0  0  0  0  0  0  1  6 25
下山真二     18 11  0  0  0  0  1  3  2  1
早川大輔     13  6  6  0  0  0  0  0  1  0
森山 周      15  1  5  0  0  0  0  0  0  
牧田勝吾      6  1  0  0  0  0  0  2    0
迎祐一郎      8  1  0  0  0  0  0  1    1
坂口智隆      8  0    0  0  0  0  0  2  2
嶋村一輝      5  0  0  0  0  0  0  0    1
由田慎太郎     3  1  0  0  0  0  0  0  0  
鈴木郁洋      4  0  0  0  0  0  0  0  0  
前田大輔      3  0  0  0  0  0  0  0  1  
岡田貴弘      2  0  0  0  0  0  0  0  1  1
田中 彰       2  0  0  0  0  0  0  0    0

※左から、全スタメン出場数・1番出場数・2番・3番…9番
※赤字は各打順の最多出場選手、青字は各選手の最多出場打順、紫字は赤・青複合


・機動力成績

塩崎 真     46  1  .333
谷 佳知     45  1  .333
村松有人    52 13  .619
北川博敏    39  2  .500
中村紀洋    39  0  .000
日高 剛     23  3  1.00
ガルシア     33  0  .000
後藤光尊    26  4  1.00
水口栄二    18  0  .000
清原和博    21  0  機会なし
阿部真宏    15  4  .667
相川良太    22  1  1.00
大西宏明    19  7  .778
ブランボー    13  1  1.00
平野恵一    14  0  .000
グラボースキー 10  0  機会なし
的山哲也     8  3  1.00
下山真二     9  0  .000
早川大輔    10  5  .833
森山 周      9  2  .400
牧田勝吾     2  0  機会なし
迎祐一郎     2  0  機会なし
坂口智隆     3  3  .750
由田慎太郎    1  1  1.00
鈴木郁洋     2  0  機会なし

※左から、得点数・盗塁数・盗塁成功率
※赤字はチームトップ


<投手>

・先発成績

平野佳寿    24( 2)  7  3.81 7.0  .275  2.35
デイビー     24( 0) 10  2.62 7.0  .263  3.33
川越英隆    24( 0)  9  3.14 6.2  .277  1.93
吉井狸人    19( 0)  7  3.81 5.1  .284  2.12
本柳和也     7(18)  3  3.86 5.2  .247  2.38
前川勝彦    11(13)  1  4.99 4.1  .298  5.13
中山慎也     7( 4)  2  3.76 5.2  .267  4.15
オバミュラー  10( 4)  1  5.40 3.2  .286  7.02
金子千尋     1(20)  0 11.25 4.0  .206  6.42
セラフィニ     5( 2)  0 10.53 4.0  .351  6.23
高木康成     3(18)  0  5.23 3.1  .303  3.66
岸田 護     1( 5)  0  1.13 8.0  .229  1.35

※左から、先発登板数(救援登板数)・先発勝利・先発防御率・平均イニング・被打率・与四死球率
※平均イニングは四捨五入(?)した値、.1=3分の1、.2=3分の2
※赤字はチーム最多・最良(各率・平均イニングは規定投球回到達者内での最良)



・主要リリーフ成績

大久保勝信 36  0 18 .639 0.96 4.67 .298 2.34
加藤大輔   61  1 29 .754 1.00 3.10 .222 3.39
菊地原毅   45  1 21 .800 0.76 3.44 .235 2.91
萩原 淳   33  6  6 .545 1.48 5.14 .270 5.51
ユウキ     34  6  8 .647 1.57 3.71 .242 4.73
金子千尋   20  2  0 .750 1.14 3.54 .206 6.43
山本省吾   35  4  4 .857 0.84 3.99 .308 3.07

※左から、リリーフ登板数・5回終了以前の登板数・6回開始以降で3点以内リード時の登板数・無失点率・平均イニング・防御率・被打率・与四死球率
※無失点率=(無失点試合数/全試合数)
※平均イニングは先発と同じだが、1試合辺りのイニングが短いリリーフ故四捨五入(?)はしていない  目安として、0.33=3分の1  0.67=3分の2
※赤字はチーム最多・最良
※5回終了以前の登板数は、本柳和也が最多


<共通事項>

・出場選手登録抹消回数

全抹消数:84人
野手:投手 = 38:46

香月   2  山本 3  吉川 2  坂口 3  ブランボー    4
阿部健 3  歌藤 3  金子 2  中山 1  グラボースキー 2
清原   3  松村 2  後藤 1  早川 1  阿部真      1
平野恵 1  鈴木 3  本柳 2  嶋村 3  ガルシア     2
ユウキ  2  森山 1  前川 3  中村 3  オバミュラー   3
大久保 2  田中 2  吉井 4  萩原 1  セラフィニ     2
谷    1  牧田 1  岸田 1  川越 3  デイビー     2
菊地原 2  大西 2  迎   1  北川 1
岡田   1  由田 1  高木 1


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データから2006年を振り返る

そろそろペナントも全日程終わりそうなので、やるのがこれ。

打率とかホームランとか勝利が表向きの記憶なので、
このヘナチョコブログでは、「表面には出ていないが、少し詳しく見ると良く解る」データを集計してみた。
今年の各チームの傾向・弱点などが少しでも見えれば幸いである。

<参考サイト様>
エキサイト・スタジアム
Sports@nifty:野球
鞘師組(仮)
baseball stats

取り上げるデータ

<野手>

・規定打席到達者(打率・本塁打・打点・出塁率・OPS)

・各選手打順別スタメン数

・機動力成績(得点・盗塁・盗塁成功率)


<投手>

・先発投手成績(先発勝利・先発防御率・平均イニング)

・主要リリーフ成績(5回以前の登板数・6回以降の接戦での登板数・平均イニング・無失点率)


<共通>

・出場選手登録抹消人数

良い兆候が見えない… 〜1999年・広島

現在8年連続Bクラスという暗黒の道をひた走っている広島カープであるが、
その暗黒時代初期である、この年について書き綴ってみよう。(いいよ)





前監督・三村敏之時代は善戦したものの、
最後の年となった前98年は「戦力が底を尽いた」というべきシーズンだった。
この状態を脱すべく世代交代を進めるのが、二軍監督から昇格した新任・達川光男監督に託された課題。


ヘッドコーチにスパルタ男・大下剛史を招き支配構造を強化。
キャンプから徹底的に選手を苛め抜き、チームを何とか浮上させたいという気持ちは前面に現れていた。



この頃の広島の課題は、

 .潺鵐繊式奮袷輅れの投手
◆仝両磴多い主力をサポートする野手


という事だろうが、
ここでは主に,砲弔い届辰鮨覆瓩襪海箸箸垢襦




ミンチー以外の人材に目を向けると、
・先発リリーフどっちつかずで苦戦する佐々岡真司
・94年新人王で以降尻すぼみの山内泰幸
・96年の10勝が最後の輝きだった山崎健
・97年の新人王だが翌年全く活躍しなかった澤崎俊和
・ここ2年精彩を欠くベテラン紀藤真琴
・澤崎と同じく98年活躍できなかった黒田博樹
・三村に酷使されまくって故障した横山竜志
・使い減りしないが便利屋扱いされている玉木重雄
・徹底的に中継ぎ・抑えでこき使われた小林幹英


と、至る所で爆弾が破裂しているのが解る。




開幕投手がミンチーなのは妥当だが、
続く2戦目・3戦目に実績がほぼゼロの菊地原毅・レイノソを先発に持ってきた挙句に中日に3連敗。
上記に挙げた実績組で開幕ローテ入りしたのは佐々岡・黒田のみで、ミンチーを中心に中4〜5日で回るローテが続いたが、それはミンチー以外にとっては苦行以外の何物でもなかった。

前年に15勝を挙げてエースとなったはずのミンチーだが、
一転して勝てない試合が続く。
おまけに蓄積疲労も取れていないのか、重苦しいピッチングが相次いだ。
黒田は何度も序盤で試合を壊す投球を繰り返し信頼を失った。

抑えを任された小林幹も、前年冴えたフォークボールが全く決まらずにリリーフ失敗を繰り返す始末。


課題である新旧交代において、まず首脳陣の白羽の矢が当たったのが菊地原。
先発2試合目でプロ初勝利を挙げるが、課題である制球難は克服できず巨人戦で打たれまくり4試合目でローテ落ち。

すると、4月下旬に山内とともにローテに加えたのが横山。
前年まではリリーフとしての実績が主だったが、ローテ入りを果たすと完封も記録するなど快投を魅せた。
しかし前年に発生した肩痛は万全ではなく、6月には離脱してしまう。



そんなチームを支えたのが佐々岡であり、
先発一本で起用された彼は前年までの重苦しいピッチングを払拭。
5月8日の中日戦ではなんとノーヒットノーランという快挙を成し遂げた。
ミンチーが調子を崩しているのを尻目に、完全にエースの座に返り咲いた。



6月までは何とか上位で奮闘していたが、25日から転落を辿る。
球団ワーストタイ記録となる13連敗を喫し、一気に最下位へ。

原因は投手陣に尽きるのだが、
開幕からローテーションを組むのにも四苦八苦している状況が続いており、
ついに緊張の糸が切れてしまったととれる。

6月終了時点で負けた試合は32あるのだが、
そのうち6点以上入れられて負けた試合は26にも昇る。
2桁失点試合も11あり、一向に投手陣が安定しなかった。



横山以外に若手の台頭が一向に無く、
一本柱・佐々岡に負担がかかったのが大型連敗の原因だろう。
先発陣が足りなくなる度にリリーフの玉木高橋建に先発させたり、
ベテランの紀藤をローテに組み入れたり、
リリーフ失格の烙印を押された小林幹を先発で使ってみたりするのだが、
事態は好転しなかった。

そうこうしている内に佐々岡でも勝てなくなった。
30日の横浜戦で1イニング12失点という醜態をさらすなどし、
13連敗中に3敗もしてしまった。


この連敗は7月14日、
黒田がそれまでの投球内容からすると奇跡とも言える8回零封を魅せようやく止まった。



オールスター直前にミンチーが故障離脱したのを景気に、ローテーションは再編される。


佐々岡−黒田−紀藤−高橋建−河野昌人(小林幹)



連敗を止める活躍をした黒田、比較的安定していた紀藤・高橋建に、
若手の速球派・河野を加えたローテーション。
それでも佐々岡以外の先発はアテにならず、7月は5勝、8月は8勝しか出来なかった。


また、小林幹が先発に回り手薄になった抑えは、
97年新人王の澤崎が戦列復帰し埋めた。
シーズン終了まで15セーブを挙げる活躍をしたものの、防御率は6点台に終止し終盤も安定しなかった。

彼につなぐ中継ぎ陣もボロボロ。
中継ぎエース的存在がなく、玉木、遠藤竜二、小林敦司、小山田保裕らが代わる代わる登板したが、ピリッとせず。



それでも9月に故障が癒えた横山が戻ってくると、
それ以降の成績は14勝15敗と一応の安定化を見せた。
阪神との最下位争いを何とか制して5位。


佐々岡の15勝、横山の7勝、紀藤の5勝、黒田の5勝が先発陣の主な成績。

先発マウンドを経験したのが実に16人。

佐々岡・ミンチー・レイノソ・デハート・菊地原・黒田・山内・高橋建・玉木・小林幹・紀藤・横山・田中由基・長谷川昌幸・河野・山

まさに手探り状態、枯れ木も山の賑わい状態だったこの年の広島投手陣。





もう一つの課題である野手陣だが、
東出輝裕・新井貴浩・嶋重宣現在の主力が助走を始めたのがこの年で、
克服されつつあったといって良いだろう。

この後江藤智がFAで移籍し、緒方孝市・野村謙二郎・前田智徳ら主力がいっせいに故障するのだが、そのおかげで現在のレギュラー陣があると言っても過言ではない。



それだけに翌シーズンはどれだけ投手陣を固定できるかが鍵となったが、
達川は固定する気が全く無いという事を証明するだけのシーズンとなってしまい、
整えられたのが01年。

それでもそれは一時の静寂にしか過ぎず、現在までチームは迷走するのであった…
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死せるボビー・生けるロッテを走らす 〜2003年・ロッテ

今でこそ強豪球団の仲間入りをしているロッテですが、
ちょっと前まではこんなこと考えられなかった。

そんな時代の歴史を振り返るのもいいかなと思って、
弱小→強豪への転換期である2003年をピックアップしたいと思います。






前年は開幕11連敗という狙っても出来なさそうな快挙を達成。
それでいて借金は一ケタに収まるというチグハグぶり。
シーズン終盤には「フロント変えなきゃ来季も勝てない」という横断幕がスタンドに現れたほどで、正念場となったこの年。



しかしいきなりスタートでつまずいた。

クリーンアップ候補にと獲得した元横浜・ローズが、
キャンプ中にまさかの帰国をしてしまうのだ。
紅白戦で全く調子が上がらなずにストレス性の動悸に悩まされていたとのこと。
丸損は免れたものの、早くもチームは暗雲に包まれてしまった。



フロントが採った策がもう一つ。
開幕から5カードを勝ち越せば、選手に特別ボーナスを与えるというニンジン作戦を発表した。
恐らく、昨年のような無様な連敗を避けるためのものだろう。

開幕戦のダイエー(現ソフトバンク)戦は負け越し。
その後は一進一退を繰り返して、報奨まであと2戦全勝が必要となった西武戦。
そこでロッテナインは見事に連勝し、ボーナスを手にした。

特に2戦目は、金が懸かった者の強さを発揮するかのごとく、
8〜9回に逆転するというドラマティックな試合。



スタメンを固定できずに敗れた前年のペナントだったが、
この年もそれが解消したとは言えず。

ローズが入るはずだった4番には、前年同様メイが座ったものの、そのメイが不調。
さらに追い討ちをかけたのが、中日からトレードで獲った波留敏夫のイモぶり。
横浜ではマシンガン打線の特攻隊として活躍し、同様の活躍を期待されたがこれが全くの見込み違いで全然打てない。
福浦和也・メイの後の5番打者も、新外国人ショートを基点に一定せず。
前年初の規定打席に到達した1番・サブローも不振で、4月半ばには小坂誠にその役が変わった。


この弱打線の影響か、それとも金をゲットしてホッとしたのか、
そこから4連敗して結局4月は負け越し。


投手陣は、清水直行・ミンチーを中心に安定した力を発揮していたが、
彼ら2人とともに前年2桁勝利を挙げた加藤康介が離脱したりで、
数の面ではやっぱり物足りなかった。




ローズの穴を埋めるべく、4月中旬にフェルナンデス(現楽天)を獲得。
6番で試運転・助走を済まし、5月上旬に4番の座に。
代わりにメイが弾き出され、二度と一軍に上がることは無かった。

これにより3〜5番が福浦・フェルナンデス・ショートと固定され、
1番にも小坂が定着し一安心だったが、
その他の打者は相変わらず流動的で安定しない日々か続く。


結局5月も負け越し。

しかし6月初めに6連勝し、一気に勝率を5割に戻した。
ようやく打線が繋がり、明るい兆しが見え始めたのだが、
その直後に6連敗を喫し一気にチャラにしてしまう。
このときも打線が原因で、1試合平均2点という酷さであった。
いったいどうしてこんなに繋がらなくなるのか、とファンは嘆いただろうが、連勝中に既にその兆候は見えていた。


固定されていたはずの3番・福浦、5番・ショートが不振に陥り、
3番に澤井良輔、5番に橋本将が起用された試合が連勝中にあった。

連敗を始めるとそれが過激になる。
大塚明堀幸一がそれぞれ3番、5番に入り、
その度に福浦・ショートは6番降格。
時には1番・ショートという試合もあったほどだ。
その試合を境に小坂も1番から外され、22日からの6試合はいずれも1番・堀であった。



7月になると一層状況が悪化。
この間の1番打者は6人にも昇り、得点パターンが描けず。
1番伊与田一範、1番立川隆志、2番福浦、3番堀…
今では考えられないような打順の組み方が相次いだ。

そして最悪だったのが、チームを支えてきた投手陣まで不調に陥ったことで、
ミンチーの防御率は一気に悪化し4点台に。
高木晃次も5回持たない日が続き、6月に復帰した加藤が2度目の離脱。小野晋吾もヒジ痛で姿を消していた。
それまで中継ぎだった小林宏之を先発に配置換えするも、苦しい戦いが続いた。



こんな戦いぶりが8月下旬まで続いた。
4位の日ハムにも大差をつけられ、借金は20目前。

そこで流れたのが、「山本功児監督退任」というニュース。
結果を残せてないのだから当然だろう、と思ったものだが、
その時後任にバレンタインの名が挙がると、ファンのボルテージが一気に上がった。


それもそのはず。
95年に、Bクラスを彷徨っていたチームを2位に押し上げた実績があり、
しかも不運な経歴で1年で退団する羽目となったのだから…




しかしモチベーションが上がったのはファンだけではなかった。

それまでの戦いぶりが嘘のように、それからのロッテは勝ち続けた。


20近くあった借金を1にまで減らした。

9月の成績は6球団でトップ(15勝6敗1分)だった。

日ハムをかわして4位に浮上した。

渡辺俊介が延長12回完投するなどして一気に規定投球回に達した。

それまで皆無だった3割打者が一気に3人になった。

初芝清が代打の連続安打記録を更新した。

長年の課題だった「打てる捕手」として里崎智也が台頭した。

小林宏之が4連勝で10勝を挙げた。

10勝投手4年連続で3人排出という快挙も達成した。





バレンタインという名前には物凄い力があるのだと実感させられた。

数字だけ見れば健闘したということになったが、山本監督もそう思っていたのかあっさりと辞任した。






この年を見て、「ロッテの課題は固定できない打線」と思ったものだが、
まさか2年後、バレンタインはその課題を逆手にとって優勝するとは思わなかった…

名古屋の体質変換を 〜2001年・中日

中日というチームは安定した強さを持っている、というイメージがあると思うが、これまで意外にも連覇が無い。
そのうえ日本一になったのも1度だけ。しかも50年以上も前のことだ。

その原因は色々あるものの、僕としては地元色の強さを挙げたい。
特に監督の人選で、この地元色の傾向が強かった。
中日監督といえば星野仙一(現阪神シニアディレクター・2期で通算11年)であるが、
それ以前に監督をやった人物の中で、他球団での実績が主だった通称「外様」な監督は与那嶺要氏(6年)と近藤貞雄氏(3年)の2人だけ。


多数派を占める生え抜き監督に能力があれば問題無い。
しかし在籍年数を見てみると、最も長期間監督の座についていたのが星野・与那嶺両氏で、6年。
その他の監督は5年以下、多くが3年ぐらいでコロコロ変わるから、チームに確固とした骨格ができづらいのが実情。当然、監督の能力に疑問符が付く。
実際、優勝できないシーズンの間に5位6位に沈んだことも多く、とてもじゃないが強豪球団とは言い難い。



そんな中日の体質を壊すきっかけとなり得るターニングポイントとなったのは、
個人的に2001年だと思う。

結果だけを先に語れば、横浜や広島にも抜かされて5位に沈み、結果として星野・中日の時代は終わりを告げた。
その後、山田・落合という2人の外様監督を招いているので、
中日フロントの意識改革があったと思わせるには相応しい年だと思うが、
それでもまだフロントと現場は上手く機能していないのが現状。

それはさて置き、早速2001年を振り返ろう。





98年に広いドームに対応した野球をするチームにモデルチェンジし、
99年に優勝。今でいう「スモールベースボール」のことだろう。
00年は2位に着けたものの巨人の独走を許して迎えたのがこの年。

毎年トレードやらFAやらで周囲を賑わすのが得意な星野。
しかし、彼のやっている補強はフロントの思想を抑え付けて自らが権限を持っての策であるから、
やはり「その場しのぎ」というイメージが強い。

この年も開幕前にFA移籍で川崎憲次郎を獲得した。
巨人キラーという事で大いに期待された川崎。この後全く戦力にならずに4年間の中日生活を終えるとはこの時の星野もフロントも想像していなかっただろう…



この時の主な選手のラインナップを見てみよう。

<投手>
山本昌 野口茂樹 バンチ 川上憲伸 武田一浩 前田幸長 落合英二 岩瀬仁紀 正津英志 ギャラード

<野手>
中村武志 山崎武司 立浪和義 井端弘和 福留孝介 大豊泰昭 関川浩一 井上一樹 ティモンズ 李鐘範 渡辺博幸 種田仁




投手も野手もビッグネームが並ぶ。ただし問題なのが若さの欠如である。
この中で20歳台の選手が投手:4人、野手:2人と圧倒的に少ない。
しかも25歳以下という観点で見ると福留だけになってしまう。
ついでに言うと、外国人・移籍選手も8人と多い。
ここに若手選手をどうはめ込むかというのが今後の課題で、このように内面をじっくり見ていくと、こんなつぎはぎだらけのチームで優勝争いができる訳無いという結論に落ち着く。



開幕戦は広島とだった。
佐々岡真司・黒田博樹という広島の二枚看板に競り勝ったのは良かったが、次の第3戦で早くも暗雲。
先発の武田が打ち込まれ敗北。99年にFA権行使で入団した選手が早くも衰えを隠せない領域に達したことで、先発の再編という課題を突きつけられた。

しかしこの3連戦は勝ち越しという形になり、その後も順調にカード勝ち越しを重ねていくが、もう一つの問題が顕著に現れたのが巨人戦。
初戦は延長12回でも決着付かず1−1の引き分けという形になったのだが、相手先発・工藤公康の調子が今ひとつにも拘らず、点が入らない。
福留のタッチアップの離塁ミスでアウトになったのが痛かったが、それを割り引いても打てていない。
4番の新外国人・ティモンズが扇風機ぶりを発揮しているかと思えば、
1番・関川は99年の打率3割が嘘のように全く精彩を欠く。
立浪・山崎らポイントゲッターも好機に凡打を繰り返すし、これでは打線も機能しないはず。
ファーストの大豊にレフトを守らせるなど、4月終盤にして早くも星野の采配が狂い始めた。

おまけにティモンズのあまりの不甲斐なさに、
昨年オフに一度解雇されたゴメスを呼び戻すという意味不明の補強策を敢行。
さらには種田を出して横浜から波留敏夫を獲得。
若手を抜擢して新風を入れなければいけないのに、やっていることは真逆。
星野の「巨人に勝って優勝したい」気持ちがオーバーヒートしている時期であった。



野口開幕から8連勝してチームを支え、5月までには何とか上位に留まっていた。
しかし6月、その野口が勝てなくなると歯車が狂い始め低迷。
山本昌安定感こそあったが爆発力に欠け、貧打で勝ちが付かない事がしばしばあり、
前年の最多勝投手・バンチはストレートが高めに浮いた所を痛打されるなど弱点を見切られていた印象。
川上も前年の不振(2勝)からは脱したが、山本昌同様勝ちに恵まれず。
比較的安定していた先発投手はここまで。
何せ他球団で最多勝の経験を持つ武田・川崎・小池秀郎の3人で挙げた勝利はわずか3つ(しかも全部武田)なのだから苦戦は当たり前だ。


打線も一向に関川・山崎・立浪・井上の調子が上がらない。
躍起になって獲得した波留は、凄いのは怪我の頻度の多さだけだった。
4月絶好調だった福留も不振からスタメン落ちが多くなり、頼りはゴメスだけ。
こんなチグハグ打線からか、よく初回にチャンスを作り0点に終わるシーンが目立った。
特にゴメスが歩かされると、その後を打つのはチャンスに弱い立浪・山崎・井上である。
これでは点が入らないのも頷ける。



チームは7〜8月には少し盛り返すが、それでも3位。
8月後半から一気に勝てなくなった。


低迷するチーム状態の中、投打とも新たな人材を抜擢する場面が多くなった。

投手では、99年ドラフト1位の朝倉健太がローテ入りして先陣を切ると、終盤には00年1位の中里篤史も続く。
中継ぎでは小笠原孝のフォーム改造が実り、来期に希望を持たせた。

全く駄目駄目の野手では、改革はさらに激しくなった。
1番には荒木雅博が定着。打てない、走れないロートル打線に新風を送れば、
終盤には蔵本英智プロ初ホームランを含む14安打を放ち可能性が見えた。
内野守備に悩まされた福留は後半から外野に回される。
二期ぶりに規定打席到達も打率は.251と上がらずだった。
その他、森野政彦、ショーゴー(森章剛・現日ハム)といった若手が抜擢されたが、2人とも定着には至らず。





シーズン終了後、星野は中日を去った。
翌年からは「外様」の山田久志が監督を務めたが、
地元色を重視するフロントとたびたび対立し、2年で解任。

そして落合博満が就任し、04年は優勝を果たすのだが、
これで中日フロントは安心しきったのか、落合のフロントへの要請は全部受け入れるという体質になってしまった。

中日という球団が変わるには、まだまだ時間がかかりそうである。

あと一歩で… 〜97年・横浜ベイスターズ

このカテゴリでは、印象的だったシーズンのチームの戦いを振り返りたいと思います。
手始めに、万年Bクラスの呪縛から一時的に抜け出した97年の横浜を。





大矢明彦監督2年目のシーズン。
前年は開幕ダッシュで沸かせたものの、終わってみれば6位・阪神と1ゲームしか差がない5位。
当然この年は、スタートダッシュ+持続力がカギとなるはずだが、開幕前いきなり暗雲が立ち込めた。
前年初の10勝・タイトル(奪三振王)を挙げた斎藤隆(現ドジャース)が右肘を痛め手術。
さらにその脇を固めるべき人材の三浦大輔、新外国人キャンベルも故障で出遅れ、早くも先発は壊滅状態に。
おまけに中継ぎエースの五十嵐英樹も故障し、継投も計算が立たない状態で開幕を迎えた。

開幕投手候補がいなくなる中、仕方なしに2年連続となる盛田幸妃を送り出すが、当然のごとく敗戦。野村弘樹・ルーキー川村丈夫が勝利し開幕カード(中日戦)を勝ち越したが、そのあとの人材がいない。
やむを得ず、4戦目に関口伊織を投げさせた後中4日で盛田・野村を持ってくる苦しいローテーション。
人手不足の中チャンスが回ったルーキー森中聖雄もボロボロで先発が5回も持たない試合が続いたし、五十嵐のいないリリーフ陣も失点を重ねた。
そのリリーフ陣は、人材不足なりに新星が現れた。
93年ドラフト1位の河原隆一がサイドスローに変身して化け、これに触発されて元からサイドスローだった戸叶尚(現楽天)も救援勝利を重ねる。
また、打撃投手から復帰した西清孝が13年目でプロ初勝利を挙げるなど、先発が総崩れの中、しぶとくリリーフ陣が勝利をもぎ取っていった。

それでも4月は大幅負け越し、チーム防御率も6点台。
では一方の打線はどうだったか。
補強したのは新外国人セルビーぐらいだったが、前年来のメンバーが奮起。
1番から順に、
石井琢朗・波留敏夫・鈴木尚典・ローズ・駒田徳広・佐伯貴弘・進藤達哉・谷繁元信。
そう、権藤博監督時代に猛威を振るったマシンガン打線は、大矢の時代に原型が作り上げられていたのだ。
鈴木が開幕前の体調不良の影響で本調子でなく、佐伯がスランプでセルビー・畠山準らと併用されていたが、それでも打線全体の調子は良かった。

打線のほうは5〜6月も好調だったが、一向に投手陣が上向かない。
5月になるとリリーフの戸叶が先発に回り、
故障していた三浦が復帰してローテーション入りしたが、それでも勝ちが伸びない。
野村は開幕2戦目以降、2勝目を挙げたのはその40日後。
川村は比較的安定していた方だが、ホームランを打たれまくる「一発病」は他の追随を許さず、決して安定しているとはいえなかった。
盛田は大不振から中継ぎに回ったが、それでも調子が上がらずに五十嵐が復帰してくるとお払い箱に。
それでも、かつてリリーフだけで10勝したこともある島田直也が五十嵐の穴を埋めるとともに、西・河原の地道な活躍、高卒3年目の福盛和男(現楽天)の台頭もあり、総力でリリーフエース・佐々木主浩に繋いで白星をもぎ取っていた。


巨人・中日と最下位争いを繰り広げていたチームに転機が訪れたのが7月。
突如といっていいほど先発投手が安定し始めたのだ。
特にそれまで1勝しかしていなかった三浦が勝ち出し、それからシーズン終了まで9連勝して10勝に載せるほどの活躍を見せたのが大きかった。
5月までで5勝を挙げたが6月はまったく勝てなかった戸叶も調子を戻し、
野村も7月以降2完封を記録するなど、5回がやっとだった前半の脆弱さを払拭する活躍。
リリーフの福盛もローテーション入りを果たし、特に初先発の巨人戦では6イニングを0点に抑える好投を見せた(佐々木が珍しく打たれたため勝ちは付かず)。
これにより先発がようやく5枚揃い、これにより不安定だった関口が中継ぎに回り、高卒2年目の横山道哉も昇格、リリーフも充実させることができた。

好調を保ってきた打線も、その勢いは止まる所を知らなかった。
鈴木は5月下旬からヒットを量産し、7月からは打率トップを爆走するまでになっていたし、
その後を追っていたのがローズということからも好調さが伺える。
進藤が5月下旬、頭部に死球を受けたのをきっかけに下降していたが、
不振が続く佐伯の穴をベテランの宮里太、内野が本職の川端一彰がツープラトン体制で埋め、
打線は切れ目のない物となっていた。


オールスター前には3位に浮上していたが、その後も上昇を続ける。
6月に獲得した新外国人・マホームズもローテーションに加わり、ついに待望の先発6人が揃って迎えた8月。
調子を落としていた広島をかわして2位に浮上。
6.5ゲーム差で迎えたヤクルトとの直接対決。
最初の3連戦こそ1勝2敗と負け越したが、その次の3連戦ではなんと3連勝。
ノムさん「うち(ヤクルト)には波留のような気迫溢れる選手がおらん」と嘆かせ、これで3.5差。

当時の横浜は勢いだけではないと思い、
これはまさかまさかの37年ぶりとなる逆転優勝になるのでは…と期待を抱かせた。
その「勢いだけではない」象徴的な試合が、8月下旬の巨人戦。
初回に石井の先頭打者アーチで先制したが、すぐに2点を奪われる。
巨人先発は岡島秀樹。
独特のフォームから繰り出すストレートとカーブの前に6回まで2桁三振を喫していたが、
7回に鈴木のホームランが飛び出して同点に追いつく。
そして迎えた9回表。マウンド上に送られたのは西。
ところが一死一塁から、サード進藤が失策を犯して二・三塁となってしまう。
次打者を敬遠して満塁。普通の監督ならここで切り札の佐々木を投入したくなる所だ。
だが大矢はここで我慢した。これまでの戦いで我慢に我慢を重ねて、
強力な先発ローテーション・リリーフ陣を作り上げたように…
そして西はその期待に応え、代打・吉村禎章を空振り三振、
続く仁志敏久を外野フライに打ち取り無失点でベンチに帰ってきた。
そしてその裏、あっという間に無死満塁とすると、駒田の犠牲フライでサヨナラ勝ち。
大矢の我慢が実った価値ある一勝だった。


一時は2.5差まで詰め寄った横浜だが、9月に入ると一変した。
ヤクルトとの直接対決で、あろうことか石井一久ノーヒットノーランを達成されてしまう。
その次の試合にも敗れ、ヤクルトはこれでマジック20が点灯。
これで実質この年のペナントは決着が付いたといっていい。
その後も横浜はちぐはぐな試合を続け、全日程を終えたときにはヤクルトに11ゲームも離されていた。
特にこの月は今まで好調だった打線が湿り、投手が好投しても勝てなくなったのが痛かった。
3割5分を打っていた鈴木が最終的に3割3分台まで落ちたことはその象徴だった。



結局この年は優勝を逃したが、翌年はこの悔しさをチーム力に変え、
見事に38年ぶりの優勝・日本一を達成した。
優勝監督は確かに権藤だが、低迷するチームを建て直し、優勝できるチームに仕立てたのは大矢である。
そのことを忘れてはいけないと思い、取り上げてみた。

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