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  • 2007.04.08 Sunday
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門倉に対するブーイングは凄かった

まあ自業自得だと思いますが。
あっさりと中日がヤクルトに3連勝…うーん恐ろしい。


>トマスさん

阪神はポスト井川を見つけようとしたのか、3戦とも左投手が先発だったのが目をひきました。正直下柳が開幕投手というのは思いもしませんでしたが、その後連勝した辺りやはり広島とは地力が違う。

中日・巨人と順調に戦力あるチームが勝ち越した第1節。森野が7番を打つ中日は怖い事この上なく、巨人も谷がこのままいければ繋がりが出来て強力になる。しかしまだ始まったばかり、広島・横浜の巻き返しに注目したいです。


>ためいきさん

好意的に見れば、15勝2敗という化け物のような成績を残したと同時に近鉄が消滅したのが原因ですかね。心身のケアとかエースとしての心構えを身に付ける前に移籍騒動に巻き込まれ、期待を一身に背負うようになったのが大きいかと。


>ジャックさん

オープン戦後半の出来から、まさか中村ノリがスタートダッシュをかけるとは思いませんでした。
石原の外角一辺倒リードは04年ぐらいから目に付きますが、広島投手陣が「ボールが速く、制球難」という陣容が続いている近年ですので内角を攻めようにも勝負所で危険と思うのが性であり責められない部分もあります。フロントにはもう少し青木高のような技巧派投手を増やしてもらいたいものです。
谷繁の肩は強いだけでなく、盗塁刺の際はセカンドの右下にピタリ正確に投げてくる。矢野もしかり、大ベテランの域でも一向に衰えない秘密が解る気がします。

NPB's dreams 〜第4夢

パリーグに続きセリーグも開幕し、
いよいよ長いペナントレースがどんな物語を描くのかと思うと、胸が躍ります。


さて最近の野球界ですが、
大スターが一斉にアメリカ大リーグで活躍する時勢もあり、
「それに比べて日本のプロ野球は…」という論調で野球が扱われる事が多いですが、
決してそんな事は無い。
何故ならそのアメリカで活躍する日本選手を生み出したのは、
紛れも無く日本であるからです。

高校や大学・社会人というアマチュアから、
プロ野球へ入団するという流れが正常に行われているからこそ、
日本人メジャーリーガーが多く生まれるようになった。

横浜高校時代「平成の怪物」と呼ばれていた松坂。
彼とて全てが順風という訳では無かった。
若かりし頃、もちろんピッチャーだった松坂ですが、
ある一つの癖が直らなかった。
それは投げに行く時ヒジがしならない「アーム式」と呼ばれるフォームであり、
強制するために指導者が採った策は、
「キャッチャーの練習をさせる」というものでした。

キャッチャーの仕事の花形は盗塁阻止。
その際の理想のフォームは「砲丸投げのようなフォーム」と言われます。
そして松坂にその練習をさせる事で、
ヒジの屈伸の大切さを意識させたという訳ですね。
そうして無事に直す事ができたからこそ、現在の松坂が有る。
大リーグを取材する方も、その事を胸に刻んで仕事に挑んで貰いたいものです。



ところがどうしたものか、
そういった事を理解する気があるかどうかすら不明なメディアが現れるのは、
現代社会の常なのでしょうか。


キャンプ中の話ですが、
「我々とファンの架け橋がマスコミだから、丁寧に対応するのは当然だろう」
などといった自惚れにも程があるコメントが新聞記事になったものだから、※1
もう呆れを通り越して笑うしかなかったですよ。

昨年も、
「運命共同体であるマスコミへの配慮が必要」
などという記事がネットを軽く賑わせていたものですが、
本当に情けなくなりますね。

現在の日本プロ野球が危機だ危機だと言われているのも、
地上波放送の削減に見られるようにメディアの露出が少なくなっているのが根拠ですが、
危機だ危機だと騒ぐだけで何もしてくれないのが「運命共同体」とは、
どんな体を張ったギャグなのでしょう。
本当に運命共同体ならば、危機的状況だと思うのならば、
積極的に取り上げて救う努力をするものでしょう。
そうでないと自分達の立場も危なくなってしまうのですから。

しかし上記のようなメディアは、
選手達にたかってばかりでロクに注目してくれないし、
逆に自分達が気に入らないと判断した野球関係者はとことん叩く。
それもプレー云々とは関係なく「マスコミに配慮しない選手」がその対象となるから、
マリナーズのイチローや中日の落合監督といった人物に対して、
根も葉もない事が書かれていく訳です。
「それなんてプロパガンダ?」と突っ込みの一つでも入れたくなりますよ。



そんな疑いが、
「日本野球は衰退していない、ただメディアが注目していないだけだ」
にまで発展していくのが僕の悪い性分であるのですが、
今春キャンプでほとんどが北京五輪・星野ジャパン(どうでもいい事ですがこの「○○ジャパン」という呼びはあまり好きでないです、「○○」という部分が強く「日本を応援する」という気分が殺がれてしまう。まあ僕が神経質という面もあるのですが)に話題を裂かれたのを見るや、
あながち嘘ではない気がするのですがどうでしょう。



ON時代とまで呼ばれた二大スターの時代を経て発展してきた野球界という事もあり、
メディアはスーパースターを求めがちです。
今季で言うのならば楽天・田中と早稲田大学・斉藤が、
さかんにメディアが発するスポットライトを浴びています。

しかし毎度の事で申し訳ないのですが、
全体のレベルが上がっているから、ONのようなスーパースターは今後現れづらい。
だからこそ特定の選手にばかり注目せず、
広い範囲で選手を観る事でファンの興味を呼べると思うのです。
「広く・浅く」という言葉はどの業界でも聞く言葉ですが、
新規ファンの興味をひくにはやはりこの思想が大事なのです。



2リーグ12球団揃い踏みとなった日本プロ野球ですが、
何といってもまずソフトバンクが強い。前評判どおりと言われればそれまでですが、
巨大戦力といわれる投手陣に胡坐をかく事無く、
山村を復活させたり森福を抜擢したりしているのが恐ろしい点です。

珍しい出来事は日ハム「6戦で3引き分け」でしょう。
開幕戦の引き分けは雨天コールドでしたが、
後の2戦はしっかりと先発投手が9回投げている。
特に30日のダルビッシュ14奪三振ですから凄まじい。
投手陣の頑張りに比べ打線が低調という印象ですが、
1・2番コンビの森本・田中賢介が軌道に乗り始めたら怖くなりますよ。

その1・2番コンビに変化があったのが中日です。
名コンビにして最強の二遊間だった荒木井端ですが、
今季は従来とは逆の打順でスタートしました。
「中村紀・ウッズ以外は誰でも2番を打てる」という落合監督の発言しかり、
攻撃的な野球を展開しそうで今季も強力なのは間違いない。

中日の対戦相手だったヤクルトはその強さに飲まれた格好となりましたが、
育成枠から這い上がってきた伊藤が見事開幕1軍スタート。
初登板は2失点と打ち砕かれましたが、今後が楽しみです。

早速結果を出したのが阪神のルーキー・小嶋です。
社会人時代は全然登板が無かっただけに、
希望枠でも即戦力とは見られにくかった左腕ですが、
そんな選手が予想を裏切って即戦力となっていく。
本当に野球は奥が深く面白い。そんな事を考えさせてくれます。

その他、広島のルーキー投手も良い。
2戦目に早くも先発で抜擢された青木高広
相手にとってはかなり打ちづらそうな技巧派左腕です。
リリーフで早速初登板した上野・宮崎と共に今後も貴重な戦力となっていくでしょう。
ロッテは相変わらずの日替わり打線ですが、
チーム内で頭一つ勢いが抜けている青野をはじめ将来を担うバッターがゴロゴロいる。
西岡・今江の成長を見ても指導者が手を緩めていない何よりの証拠です。
楽天は苦難続きの一週間でしたが、2勝がいずれも青山というのが実に興味深い。
2年前の今頃は「岩隈でしか勝てない」だったのが、
今季は「青山でしか勝てない」ですからねえ。本当に何が起こるか分かりません。



既に70年以上という歴史を刻んでいるとおり、
プロ野球の世界に終着点というものは無い。
スターが流出したっていくらでも代わりの人材が出てくるもので、
そうして抜擢された新星が新たなドラマを生み出す。
この人材輩出の流れが止まらない限り、プロ野球は永遠に不滅です。

僕も今季の観戦試合は早くも3を数えましたが、
これからもそのドラマを可能な限り見続けたいと思います。







※1 何も隠すことは無い、夕刊フジのこの記事ですよ

野球は観に行けても更新の暇が無い

新居(というか寮なのだが)にネットが繋がるまでは中々不便である。


>ジャックさん

この度セリーグも開幕しましたが、2戦して中日が抜け出した格好となりましたね。中村紀がかなり活躍していましたが(笑)
不安視されたローズ・ラロッカの当たりぶりが凄まじいオリックス、中軸以外はロッテ同様日替わり気味ですが機能している打線。今のまま続くとは思えませんが、意識改革の成果は出ているのではないでしょうか。
その青山以外は勝てていない楽天、フェルナンデスの件もそうですが田中の無残なKOに岩隈が登板回避など悪い事が止まらないような…先発した松崎がリリーフに回ったり川岸が緊急先発に回る、1割も打てない山崎武が4番とまさにギリギリの戦いが続いており不安ですね。
金村は得意のオリックス戦でも敗北…今季は勝てるのだろうか(ぇ

お偉いさん方もそうですが、「巨人が強くなければ野球が面白くない」という事を頑なに信じている有識者の方々にも疑問符が付きます。埼玉ではラジオで文化放送という局をやっているのですが、この中継が本当に面白い(先日初めて聴いた)。西武贔屓がベースですが相手チームや他球団の情報・応援も充実しており、ラジオを聴くだけで試合の様子が鮮明に脳裏に浮かんで来る。これを聴いて贔屓チームとかどうでもいい事だなと改めて思わされました。

やっぱT豚Sイラネ 〜31日 横浜vs巨人

1週遅れでセリーグも開幕した。
という事で何事も流行に乗り遅れる僕らしく2戦目にハマスタへ。



横浜を語る際切っても切り離せないのがT豚Sだが、
それ絡みでまず語ると、
ビジョンを番組宣伝に使う時点でもうゲンナリですよ。
始球式もモロに番宣だったし、
球速表示の度に番宣広告も表示されるし、
至る所にT豚Sクオリティが発揮されているのがもう…

試合前のビジョンでは、
歴代エースの紹介はかなり良かったものの、
村田など選手がいじめ撲滅の広告に借り出されていたのには?だし、
選挙の広告も入るなど、
観る人を完全な「野球モード」にさせてくれないのが残念な所。

こんな事なら球場名をTBSスタジアムとかにする方がまだ潔いともいえる。
命名権を売っている西武にしても、
ジュニアチームの戦いぶりや、
そのチームの監督として後身を育てている高木大成氏の紹介など、
好感持てまくりの企画ばかりだったのと比べてあまりにも幼すぎる。

球場外の施設「クルーンのストレートを対眼」というものも素材は良いが、
せめて観客にボタン押させるなど準備整えてから光発動するなりするシステムでないと、
「ただ光っている置物」と化してしまう恐れが高い。




さて試合の方であるが、
巨人先発は門倉という事で因縁試合モード。
これで横浜先発が工藤なんて事になったら…と思ったものの、
マウンドに上がったのは巨人キラーというより巨人からしか勝てない土肥。


土肥であるが、
ランナーを背負った際のクイックにかなり特徴があるのが面白い。
巧妙に牽制球を挟みながら、
走られる心配を拭い去った後は1.9秒台という、
信じられないぐらい遅いフォームで投げる。

反対に速い時は1.2秒台を記録するなど、
メリハリを通り越して使用限定と言うべきか。
ちなみに4回、李に走られた際はしっかりと刺した。



この土肥を最後まで捉えられなかった巨人。

目立ったのが二岡の代役・岩舘のプレーで、
4回裏、村田の何でもない内野フライを、
風で目測を誤ったのか見事に落球、内野安打にしてしまう。
2戦目ではやスタメン抜擢に応えようと力みすぎていたのだろうか。

それがいい方向に出たのがバッティングで、
5回表の2打席目はレフト線へ二塁打。
走塁も8.1秒で二塁到達となかなか速い。

第3打席も三遊間にヒット制の当たりを飛ばすが、
村田のファインプレーに阻まれ競争となり、
ヘッドスライディングで一塁到達(4.05秒)もアウト。
少々のミスでもおじけずのひたむきなプレーには好感触である。


代打・古木の当たりは、
普通なら完全な上がり過ぎのライトフライだったのだが、
狭いハマスタ+追い風という要素で伸びていき、
ポール直撃となり決勝点。
滞空時間は実に6.7秒なり。

唯一の穴が露呈 〜30日 ロッテvsソフトバンク

山村147キロ出すまでに復調していたのが、
何よりも嬉しかったこの試合。
逆指名で1位入団も6年間ほとんど何もしていなかったからなあ…
もう一人の逆指名右腕・山田もこの所故障続きで、
山村と同じレールを走りつつあるのが何ともいえないが(逝け)




その山村・山田と同期生が、
この試合最大の敗因となってしまった。

その男はキャッチャー・山崎で、
高谷の加入などで熾烈な争いとなった正捕手の座であったが、
今季もとりあえずその座をキープしている。


それはいいものの、
懸念は強力投手陣の足を引っ張らないかという事。
僕も昨年は温かい目で見て来たものの、
流石に一軍定着2年目となると多少の厳しい意見は必要だと思い、
こうして書き連ねている訳である。

この日以前に彼とバッテリーを組んできた、
和田・新垣・杉内は実力や山崎より年上という事もあるのだが、
大学・社会人という厳しいアマチュアの場で、
既に我流のピッチング哲学を身に付けている選手ばかりである。
よって無難にリードする事が出来たが、
この試合の先発投手は高卒なうえ1つ下と、
3人とは全く対照的の神内であり、真価が問われる事に。


だが2回裏、
ベニーを2−0から4連続ボールで歩かせると、
抑えるどころか自ら負の連鎖を招いてしまう。

一死一・二塁でバッターは竹原。
アッパースイングで穴が多いこのバッターを、
宝石通りカウント2−0にするが、
先ほどのべニーと同じくここからジワジワとボールカウントを増やす。
そして6球目、ワンバウンドのチェンジアップ(?)を前に弾くと、
ボールを拾おうか躊躇している間に走者に進塁を許してしまう。
さらに不味かったのが慌てて二塁に放った球がセカンドの頭を大きく越えていった事で、
ノーヒットで先制点を許すという正妻としてあるまじき行為をしてしまった。

これでカウント2−3で際どいコースを要求できない状況になり、
甘く入ったボールをフェンス際まで運ばれて2点目。

続く青野には初球をものの見事に運ばれ、
あっという間の4失点でゲームは壊れてしまった。
この後神内はノーヒットだっただけに、
この回の不味さが最後まで目立った試合となってしまった。


城島の穴を埋める事は現時点ではできないが、
少しでも近づくには自分が投手を支えているという自覚と、
自身のリードを構築していく事が重要である。
特に山崎は目を見張るような肩の強さも無ければ、
強打者としての資質も持っていないから尚更である。
ソフトバンクの強力投手陣をリードするのは楽であるが、
それにあぐらをかいているようでは一生城島二世にはなれない。




初めて訪れた千葉マリン、
まさにボールパークというのが相応しく、
資料館の充実など新規ファンを増やす努力の凄さも伺えた。


印象に残ったプレーは、
TSUYOSHI(西岡)の足だね。
第2打席のサードゴロの際、
右打席だったにも拘らず4秒をきる走塁を魅せ、
ソフトバンク守備陣に冷や汗をかかせたあの快足はまさにプロフェッショナル。
これからも彼の華麗なるプレーぶりを追ってみたい。