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  • 2007.04.08 Sunday
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一定期間更新がないため広告を表示しています


それにしても山田監督は悲惨だったな…

>ドラファンさん

タニマチとの結びつきというやつですね。
2002〜2003年の、山崎武司・井上の度重なる山田監督批判を今でも思い出します。文句タレる前に結果残せと。しかも外様の山田に対して「○○使え」という投書が酷かったとも聞いていますし…

僕も地元・縁故採用は好きでないたちですが、今の中日に対してはあまり心配はしていません。落合監督がOBの総会で「優勝するまでは何もしゃべらない」という覚悟を述べたことからも、「地元・生え抜き」というこだわりを置いといてとにかく結果を出す、という感じになっていると思うので。

自由気ままに語る・6

先日神動画を見てどうしてもスーパーマリオ64がやりたくなったので、
実家に放置してあったニンテンドー64を引きずり出して、
家族が寝静まった夜中にプレーしまくった。




つうか15分クリアーなんて常人じゃ出来ない。

そんな事もあって120枚スターを目指してのプレーだったが、
久々という事もあって、モタモタとしか進まず。
2時間経過しても、120の半分も集まらないスター。
動画のような幅跳び連発→速攻クリアーなんて、
勇気がなくてとてもじゃないが出来なかった。
結論:凡人は凡人なりにゲームを楽しめばいい(マジ逝け)





やっぱ実家はいいよね。
「劣化した」と言いつつもちゃっかり紅白見ている母親とそんな母にスペランカー多村伝説なんぞ語るオレはアレだけど、
心が安らぐというか。



なんて気分になりながらも普段通りにネットサーフする僕であるが、
それでもこんな時期にこんなニュースが入ってくるのを見て、
心の中でこの国に対して絶望するのであった。(はいはい)






という訳で来年も相変わらず普段着で、
このヘナチョコブログを運営して参ります。(どうでもいい)

年末なのに普段着の自分が嫌になったり(どうでもいい)

>トマトさん

お久しぶりです。そして番組制作(?)お疲れ様です。
この時期野球選手もブラウン管の露出が増えるものですが、個人的にはあまり好きには…という印象です。
まあ年末年始にも拘らず、あの選手の…は…、という事を考えている僕は人間として終わっているのですが(駄目じゃん)

改めて自分でドラフト分析を見直してみたのですが、あからさまに始めと終わりの記事でテキスト量が違っているのに反省しきりであります。広島の赤字選手の多さに愕然として、最初は選手個人を見る余裕が無かったというのが理由ですかね。(どうでもいい)
ともかく、興味を持って頂き光栄であります。
本当は週べのように点数付けたり、成功度の順位でも作るべきなのでしょうが、
それは僕個人好きではない趣なので省略させて頂きます(逝け)

助っ人についてですか。面白そうですね。
是非取り上げてみたい事象ですが、年明けになりそうです(苦笑)

僕もダーウィンが戦力になるとは予想外でしたね。
年齢からして彼よりもブラウンを残留させるべきではと思っていましたから。
全くの見当違いでした。


>+松さん

僕も小笠原獲得よりは二岡サードの方が、とは思っていました。ただそれはショート・小坂の魅力が捨て難いからという懐古主義に寄るものでしたが…
思えば高卒野手のトップ指名は95年の原以来なのですね。坂本内野手がどのポジションを目指すのかはまだ不明ですが、スケールは失わずに育ってほしいものです。

>与えられたポジション

確かに彼らには、村田真や川相などファームから這い上がって来た選手に感じる泥臭さがあまり感じられませんね。松井という柱の陰に隠れて伸び伸びとやっていた時期は良かったですが、その柱が居なくなったさあどうする、という状況で力を発揮できなかった…今年も李ばかりが目立っていましたし。
村田真の「オレ達大したこと無い選手にしてはよく頑張ったな」という台詞を思い出してしまいました。(川相の著書で知った)

谷だけでなくホリンズも獲りましたから、恐らく谷にセンターを守らせるのでしょう。そうなったら個人的にはもう崩壊すると思うのですが。巷の評価ほど守備良くないですし、打が戻らない限り使うメリットが無い…

石毛監督語録・6 〜2003年の苦闘と落日

キャンプ満足度は600%

キャンプでは600点だったけど、オープン戦では10点ぐらいかな

2003年シーズンインを控え、
春季キャンプ、オープン戦を過ごす石毛オリックス。

オフには、これまでのケチックスぶりとは思えないぐらいの大補強を敢行した。



アメリカ大リーグ帰りの吉井狸人。
同じく大リーグから帰国しドラフトにかかったマック鈴木。
中日で不遇をかこっていた大砲・山崎武司。
20歳代で伸びしろが期待された外国人・ブラウン、オーティズ。


そのおかげで再びポジティブな気分を取り戻せた石毛さん。
キャンプ終了時点では「600%」という自己採点を付けた。
ちなみに前年「100%」と語ったがそれでも最下位に終わったがため、
数字を6倍にすれば優勝になる、
という小学生レベルの思考が働いての発言というこぼれ話があった。



だがその成果が全く出なかったのがオープン戦。
14試合行ったがわずか3勝しか出来ず。
そして下記の「10点ぐらい」という発言が生まれたのだが、
あまりのショックに思考回路もグチャグチャになっていたのか、
「%」「点」を混同している所が面白い。


ちなみにオープン戦、前2002年も最下位で終えていた。
この時は1年目ということもあり、
「銭にならない最下位は別にいいんだよ」なんて言っていたが、
チームの低迷でやはり結果しか見えなくなっているのだろう。



気合が感じられない人間が多すぎる。淡々とやりすぎだ

宮内オーナー「優勝争いできなければ解任もやむなし」という発言もあり、
その内面には相当のストレスとプレッシャーを抱え込んでいたであろう石毛さん。


それがついに爆発したのが、開幕前の全体守備練習での一幕。
ピッチャー陣のノックの際、選手達がエラーを連発。
それでも笑いが絶えない姿を見てキレた石毛さん。
その矛先は注意しようとしないコーチ陣に向けられた。



しかしこうしてハッパをかけても、
肝心の選手達は「怒られたことは気にしません」と知らぬふり。
オリックスの低迷は戦力云々ではなく、
選手達のモチベーションと意識の低下という深刻な問題だったのかもしれない。
特にこんなのを見ているとそれが実感できる。



居残り練習

語録ではないが、石毛オリックスの恒例行事。


2002年からであったが、選手達の根性を叩き直そうと敢行したのが居残り練習である。
極度な打撃不振・バント失敗という背景から、当然それらの克服がテーマとなり、
しかも石毛さん自ら打撃投手をする事もしばしば。



しかし行うのが「負けた日限定」(しかも気分によって行わない時も)という事が、
選手が懲罰としてしか受け止められなかった原因であった。
選手の実力が足りないのなら、勝ち負けに拘らずに毎日でもやればいいのではないか。




そうして迎えた2003年開幕戦。
移籍してきた吉井を開幕投手に据えるも近鉄に不様な敗戦。


すると石毛さん、
なんと開幕即日居残り練習という異例の行動。

ちなみに近鉄との3連戦は3連敗。
その試合後もノーヒットの選手に懲罰打撃練習を敢行させる。
もう何もコメントできない…



ハッスルしすぎて走っちゃったのか…

この年は伊原の真似して三塁コーチャーも勤めるなど、
低迷を打破せんと我武者羅に挑んでいた石毛さん。



しかしその適正はこちらでも語ったとおりゼロに近いものであり、
選手達にもそれが伝わっている節が見受けられる、
そう思わされたのが4月13日の試合。


9回2アウトでビハインドだが差は1点。
ランナー二塁の場面で三輪ヒットを放つ。
しかし二塁ランナーは俊足とはいえないシェルドンなので、
石毛は三塁で止めようとした。

しかし次の瞬間、シェルドンは三塁ベースを蹴って本塁突入。
適性の無い石毛をまるで信頼していない事が露呈したのだが、
結局この暴走は功を奏さずバックホームでアウト。
このプレーで試合終了となっただけに何ともいえない空気となった。



その空気も石毛自身も感じていたようで、
上記のようなコメントでその気持ちを整理しようとしていたのだろう。
いずれにせよ、石毛政権崩壊のカウントダウンが始まることに…



何もやることが無いんだよ。しばらく野球は見ません。

そしてそのカウントダウンがゼロになった。
17試合消化時点で5勝11敗1引分。
チーム打率・チーム防御率が良化しつつあっただけに、
この低迷は監督の責任と思い、フロントは断を下したのだろう。



石毛が指揮を執る最後のカードとなった西武との三連戦。
緒戦は落としたもののその後連勝し、
これでようやく初のカード勝ち越しを決めた。
そしてその日(4月23日)に解任会見。
皮肉というか何というか…


石毛自身も相当のショックで、
大好きな野球も見たくないという気分になっていったのだろう。





しかし再び外から野球を見て、
野球界の危機に「四国アイランドリーグ創設」という形で立ち上がったのには本当に素晴らしい。
今ドラフトではついに悲願の指名選手排出に漕ぎつけるなど、
その重要度は高まりつつある。
今後の石毛氏並びに四国アイランドリーグの隆盛を心より祈っている。

自由気ままに語る・5

ついに奴隷制度ともいえる法案が可決する見通しになってしまった。
来年から働く身とあってはこれだけで欝になるのに十分な要素である。
もちろん、残業代ゼロ案の事である。


「働いたら負け」というニートの思想が、
現実化しつつあるのではと思わされる近頃の政府には、
働く者全てに関わってくる問題とあって、
T豚Sと違って笑って済ませられるものではない。



年末という事もあって、
野球以外の事例にも色々口を出したくなる僕は自分でもどうかしていると感じるが、
近年の「モノ」は、どの方面を見ても、
デフレスパイラルに陥っているかのような錯覚があるのは気のせいか。


ビジュアル重視ですぐに続編タイトルを出したがるゲーム会社。

「マスゴミ受け」する選手だけが受け入れられるスポーツ界。

既成のシナリオばかりとなったTVドラマ。

ニヤニヤして愛想振り撒くだけの女性タレント。

ネタはそっちのけでキャラで売ろうとするお笑い芸人。

「萌え」という単一の嗜好しかできなくなったおたく。

バレないからと平気でゲーム音楽や野球応援歌などからパクって曲を作る歌手。





と、僕の狭い守備範囲の脳で精一杯の事象を挙げてみたが(氏ね)、
中日・落合博満監督「日本一を狙えるのは今年が最後のチャンス」というコメントを思い出しながら、
年越しすることとなりそうである。(何でも落合かよ)
あ上記の事はもちろん全てに当てはまる訳ではないですので気分害されたとしたら紀藤真琴に申し訳ない(帰りますよ)











つうかこれは本当に人間がプレーしているものなのでしょうか(逝け)

2006ドラフト分析・4 〜希望枠での野手獲得という度胸

<西武ライオンズ>
指名選手:木村文和(投)朱大衛(投)岸孝之(投)山本淳(投)原拓也(内)岩崎哲也(投)大崎雄太朗(外)

大エース・松坂大が渡米し、一にも二にもエース候補の獲得が課題となった今回。それ以前にも投手王国崩壊と騒がれていたからか、この2年で野手と投手のバランスが崩れているのが気掛かりな点である。他チームで言うならば広島と同じ状況。野手の世代交代が上手く行っているから投手偏重でいっても大丈夫、そんな気持ちが両チームに生まれているのだろうが、その一瞬の気の緩みが将来のチーム崩壊に繋がるのである。特にFA制度で選手流出も考えられる近年なら尚更である。

巨人・楽天との争奪戦に競り勝ち希望枠を取り付ける事に成功したのがである。鞭のようなヒジから放たれる快速球が最大の長所で、今年の日米大学野球ではアメリカの打者を完璧に近い形で封じ込めた。当然、首脳陣の期待はローテーションの穴埋めである。少々の穴があってもそれを補って余りあるスケールを持っており、すぐに起用して欲しいと願っている。
山本淳に負けず劣らずの素質を持っており、ストレートの最速は150キロを超える。しかしクレバーさに欠け実績も無いので素材重視の指名。24歳という年齢を考えるとそれでは困るのだが…。昨ドラフトも投手偏重の割に即戦力の指名が不足しており是が非でもすぐに使える投手が欲しいのだが、そこで名が挙がるのが岩崎である。山本淳と同年齢だがサイドスローから放たれるスライダーのレベルはかなりのものがあり、ショートリリーフとしてすぐに抜擢できるタイプ。頼れるリリーフ投手が不足している西武にピタリはまるだろう。

一方高卒の投手2人はかなりの時間を要するはずである。木村は踏み出しの歩幅が狭く上体主導のピッチングを強いられるのが欠点。それでもボールを長く持てるのは身体能力が素晴らしい証拠で育て甲斐のある右腕だが、一にも二にも指導者次第。木村の上をいく未完の大器の選手であり首脳陣は大変そうである。パワーピッチャーにありがちな左肩上がりのコントロールが安定しづらいフォーム。変化球も高卒にしては多い4〜5種類が持ち球だが決め手に欠けるようである。

昨年は捕手2人を獲りそのうち1人は正捕手がほぼ確約されている炭谷。そして今回の2人の野手は大学生の内野と外野1人ずつ。片岡・中村・栗山の24歳ラインのすぐ下の世代から固めていこう、という魂胆が見える。
は三拍子揃った遊撃手。守備は堅実さより強肩・広範が目立ち、打撃も今季からパワー型へモデルチェンジし存在感ある選手に。外野の大崎も積極打法と俊足・強肩に持ち味があるスケール大きな選手であり、西武特有の若手野手が育つ土壌が何となく理解できる両者の指名だった。



<中日ドラゴンズ>
指名選手:堂上直倫(内)福田永将(捕)田中大輔(捕)浅尾拓也(投)菊地正法(投)岩崎達郎(内)清水昭信(投)西川明(内)


希望枠行使を表明したのは11にも昇る(実際に行使したのは10)が、各球団が獲得に向かっていったのはいずれも投手。何となく物足りないなと感じていたら、ただ1球団中日だけが果敢に野手の獲得に踏み切った。正捕手・谷繁の後継者候補が不足しているから東都大リーグで一・二を争う素材の田中の指名は当然すぎるほど当然なのだが、この勇気は他球団には真似出来ない。
例えば今ドラフトでは、捕手の強化を第一に掲げていたオリックスは田中と同じ東都大リーグの指名を予定していたが、ウェーバー順でが楽天に指名されると踏んでも代替要員を指名することが出来なかった。最初から希望枠をに向けていれば確実に補強出来たのに、定番の即戦力投手補強という「勇気の無さ」故それが出来なかった。まず方針を固めるのは良い事だが、その方針を守り通すというのはもっと重要な筈である。

さて中日の指名選手を見ていこう。落合監督就任後即戦力重視のドラフトに変わって行った、というのは以前にも書いたが、投手:野手のバランスは意外にもしっかり取れている3年間。今回も投手3人に対して野手は5人である。
その中で最も熱を上げていたのが堂上直に対してであっただろう。高卒野手では今回一番の評価であり、巨人・阪神との競合を勝ち抜いての獲得であった。その実力については一切文句無い。守備面でも強肩に加え、本人が「守備は楽しい」と語っている。これだけスケールがあれば井端の後釜として育成しても面白いだろう。
希望枠・田中も激戦区・戦国東都で培われた捕手としての才能を発揮出来れば問題ない。戦友のが頭脳派ならば田中はスケール型。今の中日には「谷繁の控えなら務まるが…」という選手ばかりなので、現時点でも後継者のNo1だと思う。

一方の投手はいずれも大・社ドラフトでの指名。若手という枠組みには期待がかかる中里が居るが、チェンの育成枠へのシフトもあり23歳以下が不足している陣容。そこに当てはめたのが浅尾・菊地という2人。
浅尾はここに来て急激に成長したスピードピッチャー。変化球もカットボール・パームという特殊球を操る技術があり投球テンポも良い。菊地は対照的な軟投派で左腕。今季は左投手の制球力不足に泣かされた中日、ヒット指名となる事は確実である。

昨年は外野手を補強し今年は捕手と内野手を、というテーマがハッキリした今ドラフト。岩崎は職人タイプで、西川は打撃力に優れている。



<北海道日本ハムファイターズ>
指名選手:吉川光夫(投)植村祐介(投)ダース・ローマシュ・匡(投)宮本賢(投)糸数敬作(投)長野久義(外:入団拒否)山本一徳(投)金子洋平(外)今浪隆博(内)


手薄となった外野の補強策として強行指名した長野が入団拒否。確かに痛いが仕方が無い。
外国人も全選手入れ替えが濃厚なだけに投手・野手とも全体の底上げが望まれるチーム状況。それには様々なタイプの選手をドラフトで揃える事が第一条件なのだが、長野強行指名以外は欲の無い指名という印象が強かった。

希望枠では早稲田大・宮本を獲得、これは良い。だが彼と同じ左腕・早稲田大という共通点を持つ山本も指名しているのには合点がいかない。前年に八木・武田勝という2人の左腕投手を指名、2人とも競争意識の下戦力になる事が出来たからその方法を再び採ろうとしているのだろう。しかし出身まで同じという必要が何処にあるのか。日ハムはよくこうしたパイプを作りたがる。例えば昨年は希望枠で創価大・八木を指名できたから、下位指名でも同じ所から高口を獲っとくか、という具合である。他、国士館大の選手・コーチも多い。パイプの弊害はここで語るまでも無い。
トーマス・岡島が抜けて左腕強化が望まれていたのは判るが、タイプ的にはトーマスに追随するぐらいのパワーピッチャーが欲しかった。宮本山本もストレート主体だがキレ命なタイプでスピードが足りない。
もう一人の即戦力投手・糸数は秋季リーグの優勝(東都大リーグ)の原動力となり今が旬。カーブを軸にした多彩な変化球と140キロ後半のストレートはスケール大きな先発投手に成り上がる可能性を秘めている。

田中の外れ1巡目で指名したのは吉川。ストレートも結構早いが、やはり球のキレと遅球とのコンビネーションで攻める日ハム好みの左腕。若手の右投手に本格派が少ない事情から、下位ではパワーピッチャー2人を指名。とりあえず投手には抜かりが無い。

長野入団拒否があり、唯一の外野手指名となった金子洋は完全なるスラッガータイプ。来季以降クリーンアップで一苦労しそうなだけにヒットする可能性はあるが、社会人出身のスラッガーは成功率が低いのがこれまでの球界事情。近年は木製バットに変更した事もありプロの水に慣れず無残な失敗、という危険は弱まっているが果たして。

2006年ドラフト分析・3 〜バッテリーを求めて

<東京ヤクルトスワローズ>
指名選手:増渕竜義(投)上田剛史(外)山田弘喜(投)高市俊(投)西崎聡(投)衣川篤史(捕)


増渕を獲得することに成功し一安心と言いたい所だが、今季もバッテリー重視の指名に終始していて物足りない。岩村のメジャー移籍、ラロッカの退団で新旧交代が進むと思ったら再び外国人野手3人制を、しかも宮出をサードコンバートさせてまで採るというのだから…

問題山積みの野手陣だが、外野の上田は走攻守揃った好素材。スラッガータイプが不足しているチーム事情だが、大砲は外国人頼みという方針がハッキリしているここ数年。よってスラッガーでもある程度の野球偏差値が求められるのがヤクルトの日本人選手の宿命である。畠山ユウイチが苦労していたり、ルーキー武内が今年開幕一軍も抹消されると二度と這い上がれなかったという出来事はその象徴。上田は打撃も確かに大事だが、走守もバランスよく伸ばしていかないといつまで経っても起用してもらえない。近い年代が居ないので来年以降のドラフトでライバルが増えるだろうが、是非勝ち抜いて日本人選手のスケールを上げてもらいたい。
衣川は26歳で1年目を迎えるが、フロントの狙いは1歳下の米野との競り合いだろう。古田の衰えもあり04年から毎年1人ずつ捕手を獲っているが、川本は大学時代のプレーが戻らず苦闘しており水野は高卒故まだ時間がかかる。捕手というポジションは跳び抜けた選手を獲得しない限り本当に未来予想図が描きづらいが、そんな選手がいつも居るとは限らないので、自身名捕手だった古田兼任監督には辛抱強く彼らの成長を見届けて貰いたい。

00年以降毎年即戦力投手を上位で獲るのがヤクルトのトレンド。ようやく野手指名が投手指名を上回ったのが昨年である。
今回の希望枠は高市。球威よりも相手のタイミングを外す事に執着を燃やす技巧派であり、過去にも前例は中々居ないタイプだ。だが多少タイミングを外されても力で持っていける打者がプロに多いので、その時に対処法を考えないと1年目は滅多打ちを喰らう危険が高い。それに今秋のシーズンで、ついに東都大リーグの各打者にタイミングを合わされつつあったのか不振に終わったのも気掛かりだ。JR北海道から二年連続の指名となった西崎(昨年は日ハム・星野)。サイドスローという中継ぎにはもってこいのタイプだが、星野と同じような左足が後ろに入りすぎるフォームなのが不安点。星野は一軍登板無しに終わっていることだし…

増渕も前例が中々見当たらない特殊なフォームをしている。スリークォーターの腕の振りで、体重が乗っているのか乗って無いんだか解らない体の運びでボールを放る。当然この癖のあるフォームにどう対処するのかが首脳陣の鍵であるが、1年目はとりあえず放任してファームで経験を積ませ、問題が見つかったら本格的に修正するのは2年目以降か。
山田弘は「指名されなかったら野球辞めてもよい」等と語っていた変り種。強烈な回転を誇る140キロ台のストレートもそうだが、最大の長所はしっかりとしたフォームで球持ちが長く、このストレートを低めに集められる下地が出来ている事。2,3年後が非常に楽しみな素材である。フォームの良悪について五月蝿く言っている感があるが、手本にしたいぐらいフォームが綺麗な左腕投手、丸山貴・村中が1年目からはや1軍デビューを果たしているように良い投手は抜擢時期が早い。特に目を奪うようなストレートのない投手はその事を肝に銘じるべきであろう。



<福岡ソフトバンクホークス>
指名選手:福田秀平(内)伊奈龍哉(内)李秉諺(内)大隣憲司(投)高谷裕亮(捕)森福允彦(投)長谷川勇也(外)川頭秀人(投)


単独指名確実だと思い込んでいただけに大嶺の交渉権をロッテに奪われたのは相当のダメージだったと推測する。慌ててロッテから福田を「強奪」したのは良いが、大嶺ショックで周りが見えなくなっていたのか高校生ドラフトはよりによって内野3人という歪な結果に終わってしまった。
確かに今季の内野は川崎・ズレータ以外帯に短くタスキに長い集団と化していたから強化ポイントだったが、まだ答えが出ていない20歳代前半に江川仲澤・松田・本多・金子が居るのだから過剰な数は必要無かったはずである。それでいて小久保がFAで移籍してきたのだから、今季多数起用された若手の出番は来年無いと思うと…
まあその反面、外野手に多数戦力外選手が出たので外野コンバートという道は開きやすくなったが。

高校生の3人は、僕も伊奈以外ノーマークだったから意外な感が今でも残る。その伊奈は一塁手のスラッガーであり、2年前に獲った定岡が大外れもいい所だったから獲得したのだろう。やはり縁故採用は良い結果を生まない。定岡が悪癖のオンパレードだったのに対し、伊奈の打撃にはテークバックを取りすぎる事以外目立った癖はない。
福田・李はともにショートが本職らしい。川崎がデンと構えているポジションだけに難しそうだ。強打を生かしてのコンバートはむしろ彼らに必要かもしれない。

一方の大・社ドラフト。狙い通り希望枠で大学球界ナンバー1左腕・大隣を獲得した。今季はやや不調でバランスを失っていたが、本来の力が戻っていれば文句無くローテーション入りである。
大卒ながら社会人退社→一浪という経歴を経ている高谷、来季で26歳である。当然弱体化した捕手強化のための人材で地肩の強さに特徴。リードは巧だがこれといった身体的特徴が無い山崎との争いは見物である。
投手の2人は、森福が即戦力を期待されての左腕投手。技巧派であるが社会人での球速アップが評価され高卒2年目ながら指名に漕ぎ着けた(シダックス廃部のための特例措置)。森福が実力を開花させてのプロ入りなら、川頭は地元・九州からの大化け狙いの指名で根っからのパワーピッチャー。

誰も居なかった21歳・23歳の台にそれぞれ森福・大隣をはめ込み、年齢構成的にも穴が見当たらなくなった投手陣。それだけに19歳・大嶺の取り逃しは痛かった。



<阪神タイガース>
指名選手:野原将志(内)橋本良平(捕)横山龍之介(投)小嶋達也(投)上園啓史(投)清水誉(捕)大城祐二(外)


巨人同様に年齢構成が歪なチーム。比較的安定している投手陣からも井川が抜けてしまい、リーダー格の投手が誰になるかが来シーズンの課題。彼と同世代の投手は沢山揃っているが、先発で安定した実績あるのは下柳39歳、福原31歳、安藤30歳と30代ばかりなのが不安で、もし投手の育成に手間取り、野手のベテランの衰えと噛み合ってしまったら恐ろしいことに…

大学・社会人投手は未完のパワーピッチャーを獲りたがるのが阪神の特徴。昨ドラフトも3人の即戦力組(岩田・金村・渡辺)を獲りながら1人も即戦力といかなかった事が象徴的である。
今回の希望枠は小嶋。球団側は3年前から目を付けており「確約」ともいえる指名で、やはりパワーピッチャーながら不運な故障もあり経験不足な左腕である。しかしフォーム的には昨年の3人と比べて欠点が無く、意外と早いデビューがあるかもしれない。上園も140キロ代後半のストレートが武器の右腕。それなのに大学時代は空振りを取るのに一苦労していた様子で、ストレートも変化球もキレを上げる事が第一条件である。

39歳になる矢野が未だに正捕手という事で、捕手の強化がメインテーマとなった今ドラフト。高卒、大・社ともに一人ずつ今季アマチュア界のトップクラスを獲った。しかし2人が加わったことでこれで捕手の総数が9人となった。普通なら7〜8人要れば十分なはずで、どうも計画性が無いと思わせられる数字である。過去にも浅井・岡崎と逆指名でも2人獲っておりスケール的にも文句無いと思うのだが、そこら辺はやはり巨人と同じで数が居ないと安心できないのだろう。それとも誰かをコンバートさせる腹積もりなのだろうか。
日米親善野球で4番を務めた橋本。強肩強打でスケール大きく成長する期待大である。一軍半レベルの捕手は岡崎が打のスケールアップを図るのに一苦労しており、浅井・狩野は球筋が安定しないスローイングが不安要素。付け入る隙は十分ありそうだ。清水はディフェンス面が飛び抜けた岡崎タイプで、遠投100メートルながら二塁送球1.8秒台と洗練されたスローイングが最大の長所。

若手の選手層が薄い内野。大型内野手・堂上を狙いにいったが抽選で敗れ、指名したのが野原。身体能力は申し分無し。打撃面は、下級生の頃はドアスイングの悪癖が目立っていたが現在は大分良化。だが上のレベルで戦うには不安を完全に無くさないと難しいかもしれない。

阿部との年齢差で勝負か

>+松さん

初めまして、伊集院捕手についてのご意見有難う御座います。

巨人には阿部という大型正捕手がいるので近年精力的に捕手を指名しているフロントを見てつい嘆きたくなるのですが、数多いる2番手捕手候補も飛び抜けたものが無いので捕手としても有りかもしれませんね。原は解雇、梅田は外野転向で数的にも薄くなりますし…

三塁コンバート案は、33歳の小笠原の後釜候補が居ないと感じたので挙げました。特に
強打タイプがいないので、小笠原が衰えるまでじっくり下でパンチ力を養う…そういった事を思い描いていたのですが、4・5年後には阿部も30歳代に突入していますし、巨人首脳陣がどちらを採るか観察したいと思います。

鮫島捕手の指名は…5年連続で捕手を6人も指名していることを考えると、ありそうで怖いですね。

自由気ままに語る・4

西武ライオンズフロント携帯電話事件。
近年の苦しい興行面故、金額の事についてはとりわけ語る気は無い。

だがこれをやってしまったら社会的に恥ずかしい、という事を簡単にやってしまう。
阪神フロントあくび事件には信憑性が薄いと思って触れなかったが、
フロントの人間性も年々低下しているのか、と思うと情けなくなる。




携帯電話の普及でコミュニケーションが便利になったものの、
反面人の気持ちを理解できる能力が落ちている。
赤田の心には自分が目の前に居て交渉しているというのに、
蔑ろにされたという思いが一生残っていってしまうだろう。



スポニチの記事では、
「交渉担当者は携帯をマナーモードに切り替えることを忘れずに…」
と冗談交じりで占められていたが、
交渉の場でなくてもマナーに気遣う場面はいくらでもある。

何時受信するか分からないのだから、
いくら呼びかけがあっても守る事が出来ない場合が多い。
そして通話したら「目の前のものに注意がいかなくなる」。
その位の事を理解していたかどうかフロントに問い詰めたいし、
少なくとも赤田はそれを理解出来ていた。



交渉の場では「人の心を傷つける」で済むが、
体を傷つけてしまう可能性も否定できない運転中という立場にまで持ち込まれてしまったら、それは秩序の崩壊を意味する。
僕自身も歩行者という立場から良く携帯片手にハンドルを握る運転手を見かけるから、
もう崩れかけてやいないか。


赤田が「金額の問題じゃない」というのは、
フロント内のこうした秩序の崩壊を嘆いていたからではないだろうか。

2006年ドラフト分析・2 〜指名選手増やしてみました

ロッテは即戦力指名を、
巨人は野手指名を、
オリックスは高校生指名を大幅に増やし、
意識が大分変わりつつある様子である。





<オリックスバファローズ>
指名選手:延江大輔(投)梅村学人(投)仁藤拓馬(投)土井健太(捕)小松聖(投)大引啓次(内)


唯一の高校生4名指名。阪急時代から高校生を軽視していた球団だったので、最初この数字を見た時は信じられなかった。早速彼らの顔ぶれから見てみる。

4人のうち投手は3人指名。前年のドラフトは4人の投手いずれも即戦力組だったから納得できる数字である。
特に左腕が不足気味なので、田中の外れでの延江指名は妥当だろう。「瀬戸内のランディ・ジョンソン」という異名が付いた延江であるが、こういった素材重視の投手育成を大の苦手にしているのがオリックスである。同じ左腕で言うと川口とか島脇とか小川とか山本とか…
梅村仁藤も素材は素晴らしいが、このオリックスの体質が最大の不安要素。高卒選手で目立つ存在が居ないのでチャンスはあるが…
最大の焦点が捕手補強だった今オフ。獲得を目指していたが楽天に指名されたのだが、それに代わる選手を指名できなかったのがいかにもオリックスらしい。ロッテからをトレードで獲得して急場しのぎはしたつもりなのだろうが…。土井であるが、まずは23歳に3人揃っている(筧・横山・長田勝)下の競争に勝たないと何も始まらない。3人ともバッティング重視の趣があるのでアピールするのはディフェンスである。

希望枠で獲得した小松。国際大会経験も豊富な即戦力右腕で完成度もそれなりだが、目玉選手が備えている「突き抜けたもの」が無いのが不安材料。中継ぎか。
他球団が獲得をもろくむ中強引に指名した3巡目・大引。次代の大型ショートとして期待大だが、それなら中途半端な存在の阿部真や高齢化する塩崎・水口を放出するなどして育成する環境を整えたいものだ。使える選手を増やすのが競争主義を煽るということは言うまでも無いが、チームをスケールアップさせてくれる存在には多少の犠牲を払ってでもポジションを空けて迎える、という配慮も競争と同じぐらい必要なのだ。近い将来の森山との新・二遊間コンビを楽しみにしたいものだ。



<読売ジャイアンツ>
指名選手:坂本勇人(内)田中大二郎(内)伊集院峰弘(捕)金刃憲人(投)上野貴久(投)円谷英俊(内)深沢和帆(投)寺内崇幸(内)深町良介(投)


打線の低迷がチーム転落に直結してしまった今シーズン。それ故田中狙いから急に方向転換して堂上を指名したのだが、正直慌てて高校生を獲得してもどうにもなるものではないし、彼らを辛抱して育てる腹積もりも小笠原・谷の獲得で消し飛んでしまった印象さえある。

指名選手は3人とも野手だった高卒ドラフト。外れ1巡目は坂本だったが堂上と大差無くこれは収穫。5年後にはショートの座に就ける好素材なのだが、如何せん今後もFA補強で固められるのではと思うと…
伊集院はキャッチャーとサードの併用で高校時代を過ごしたが、控え組にも中々の名前が並んでいる巨人でキャッチャーとして過ごすのは大変なのでサードが望ましい。
そうしたポジションの選択すらままならない左投の田中は完全なるスラッガータイプ。仮に上手く成長できたとして、外国人との争いに勝てるかどうか。

左腕投手がテーマとなった大・社ドラフト。金刃は同リーグの大隣と覇を競い合った仲で当然即戦力先発タイプだが、そういった適正を省みられず不足している中継ぎ左腕にはめ込まれる可能性は高い。特に競争主義をうたって置きながら早くも原辰徳監督は「門倉は先発ローテに入れる」なんて確約しているから尚更である。
上野・深沢もリリーフとしてはストレートにボリューム感が無いので先発向きだと思うが、金刃ほどの実績も無いのでまずはリリーフだろう。
円谷坂本との競り合いを期待しての指名か。二岡の後釜も予断を許さない状況となりそうだ。5歳違いは派を争うにはいい年齢で、円谷としては来季からベンチ入りを果たし、脇谷とセカンドの座を争うことで来るべき好機に備えたい。同じショートの寺内も同様で、フィールディングに関しては円谷の上を行くとの事である。
守備固め要員となれるか。

野手指名の数が投手指名を上回ったのは02年以来4年ぶり。それでも若手野手が決定的に不足しているから、今後も野手狙いの路線は続いていくだろう。臆病なフロントを安心させるためにも今季入団の新人は早期の一軍定着を果たしたい(特に大・社の2人)。



<千葉ロッテマリーンズ>
指名選手:大嶺祐太(投)佐藤賢治(外)黒滝将人(投)神戸拓光(外)荻野忠寛(投)江口亮輔(投)中郷大樹(投)角中勝也(外)松本幸大(投)


ソフトバンク・横浜を翻弄した今回のドラフト。事前情報をほとんど漏らさないスカウト陣の徹底ぶりを遺憾なく発揮し、入団拒否が懸念された大嶺も無事にモノにできた。
中継ぎ投手と外野手の層の薄さが泣き所だった今年のチーム編成。外国人頼みの外野陣は守備面で崩壊したうえの巨人移籍でスケールも物足りなかったし、薮田・藤田以外の投手で試合を作ることが出来なかったのも痛かった。来季はこれに加えYFKの高齢化、諸積・井上・垣内・喜多の退団でますます薄くなる事が予想されたので、投6・外野3という9人の内訳は当然といえば当然。ただ捕手・内野手も人数そのものが不足している(つうかのトレードでますます手薄になった)ので、もう少しバランスを取った指名をしても良かった。

まず外野手は、いずれも荒削りな選手を取ったなあ、というのが第一印象。神戸は完全なるスラッガーだが、今季台頭した大松と比べるとバッティングに柔らかさが足りないのが不安材料。足を高く上げすぎな面があるので変化球には苦労すると思われる。
四国リーグ出身の角中は走塁・守備も達者でスケールダウンするサブロー・大塚の後を継がせたいが、経験不足からかバッティングはかなり荒っぽい。だが20歳にして四国リーグからプロ入りを果たしたという伸び率の高さは無視できない。
高卒の佐藤もスラッガータイプだが、バッティングの柔らかさでは前者2人よりも上だろう。横浜高校監督の「ストライクが来ればほとんどヒットできる」という言葉に期待したい。

近年のロッテお家芸の「年齢バランスをしっかりとる」という投手の戦略。浅間しかいな23歳(来季)の層に2人埋め込んだ上、高校生の指名も欠かせず今季も年齢構成を見ながらのドラフトは健在だった。一軍レベルの話では、成瀬(22歳)と久保(26歳)の間にもう2人ぐらい戦力が欲しいところだが。

大嶺・黒滝という豪腕派を揃えた高校生投手。一軍の層の薄さはあっても、ここ数年のドラフト戦略により24〜26歳の層には厚みが出ておりすぐの一軍は難しいだろう。

一方の即戦力組は、リリーフタイプを揃えたいという一心だったのか完成度を備えた指名である。荻野は年齢的にも即戦力と成り得る存在でありフォームにも躍動感がある。7種類の変化球、牽制・フィールディングの巧みさでいかにもリリーフという投手。ただフォームの躍動感の反面、テークバックの際体ごと反動をつける・踏み出すときの歩幅がかなり広いという癖もあるので連投させると疲れが溜まり易くあるかもしれない。
左投手の江口は落差あるカーブが注目されての指名。ストレートは140キロ台中盤なのでリリーフよりは先発を目指した方が伸びるだろう。
同じ左腕の松本はサイドスローという変則。26歳での入団なので即、使いたくなるタイプであるが制球力が課題。
中郷はフォームの完成度・投球のパワーどちらも兼ね備えており、抜擢されたらすぐに結果を残せると思う。リリーフエースの薮田は縦の変化が勝負球なので、スライダーが決め球の彼と両輪を組めれば継投の幅が広がる。