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  • 2007.04.08 Sunday
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終わりよければ… 〜29日 ソフトバンクvs楽天

136試合中、投げた試合は30。
1年のうち、約9分の2の試合で先発を任された一場靖弘。



岩隈の故障で開幕投手を任されたが、敗戦。
その後も不安定な投球が続いた。

当然、不甲斐ない投球の後にはノムさんのボヤキが待っている。
同じ大学出身のカツノリとバッテリーを組んだ。
「一場がいいといってるから(カツノリを)出場させてるんだ」と父親に責任を擦り付けられたりもした。
「今のうちのエースはグリンや」とエース失格の烙印も押された。




そんな数多の思いを胸に、シーズンの集大成ともなったこの日の登板は、
ソフトバンク打線を3安打と完璧に近い形で抑え込み、
見事な完封勝利である。


柴原に3塁打を打たれた時は誰もが失点を覚悟しただろうが、
落ち着き払って松中を内野ゴロで、外国人コンビ連続三振。

ノムさん風に語れば、
この1年を犠牲にして少しは成長したな、といった感じだろうが、
入団時の完成度の低さからいえば、この1年は大きな進歩である。


大学時代はMAX154キロのストレートがクローズアップされ、
完全試合も達成するなど、やれ即戦力だ、新球団のエースだと騒がれていたが、
実際のところ、細かな技術面ではまだ未熟というのが本質であった。
ストレートと変化球で腕の振りが変わる、速いストレートが低めに来ない、など…



一場だけでなく楽天首脳陣自体がまだ2年目ということを考えても、
そんな欠点を改善できるような指導が出来るとは思えなかった。
よってノムさん打たれても打たれても一軍で投げさせる道を選び、
それが結果的に功を奏したようだ。



30試合で7勝14敗。防御率は4.37。
決して褒められた数字ではないが、西武・涌井や巨人・内海の躍進ぶりからして、
来期は勝ちと負けが逆になっている可能性は低くないだろう。
これで一定しない他ポジションに救世主が現れれば、来年の楽天は非常に面白い存在になるに違いない。
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変人ここに極まれり 〜ドラフト交渉

先日高校生ドラフト内で指名された人物で、
最も不幸だといわれているのが、八重山商工・大嶺祐太である。


何せ、地元ソフトバンク入りが確実、といわれていた矢先の、
ロッテ横槍。
事前情報を全く漏らしていない球団であり、大嶺もその周囲の人も驚いたはずだ。

目の前の試合に必死な、ドラフト候補生の球児達は、
自分が入ろうとしているプロ野球界の事には疎い傾向がある。
よって、彼らの野球人生を支える野球部監督などといった人物が野球界を理解し、
あらゆるアクシデントにも対応できるようにするのが筋であろうが、
それが全く出来ていない、と思われたのが、
この大嶺の恩師である伊志嶺監督である。



ロッテの突然の指名に驚き、
抽選時の祈りも虚しく、当たりを引き当てたバレンタイン監督に対し、
「アメリカ人とは、言葉も気持ちも通じないよ」などと、
先日の日ハム・金村投手を髣髴とさせるコメントを放ったかと思えば、
大嶺に入団拒否させるべく、社会人への道を率先して開こうと工作しているという。



それなんて鎖国時代?とまず突っ込みたくなったこのコメントであるが、
こんな発言されたバレンタインは、
仮に入団拒否されたらもう法廷に訴えるしかないだろう。今やってもいいがそれだと間違いなく拒否られるので




12球団のうち1つでも、誰を1巡目に指名するか不透明な球団があったら、
仮にその球団に交渉権取られたらどうするのか、と考えるのが監督の役割だろう。
大嶺が落胆して心が揺れるというのに、
この監督は「ロッテは練習態度とか見ていない」自分の不勉強を恥じることなく、ただ怒り、挙句の果ての人種差別発言だ。


大嶺自身はどちらの道をとるのかは不明だが、
いずれプロの道を行くのであれば、
たとえ拒否する腹積もりであっても、ロッテ首脳の話だけは聞いておいた方がいいのは確かだ。
プロとはどんな所か、自分はプロでどの程度の実力なのか、云々…

現段階の監督のコメントを聞く限り、
それすらさせずに社会人へと進ませんとしている勢いだ。
これは大嶺にとって大きなマイナスであり、
本当に監督なのかと疑いたくもなってしまう。



社会人で実績を作ることは確かにプロで活躍するための有益なものとなるが、
逆に社会人で評価を上げられず、足踏みをしてしまった人材も少なくない。
小野仁・内海哲也・谷口悦司・小嶋達也(今ドラフトで阪神入団の見込み)…
そういった事諸々を考えての大嶺社会人入り工作なのだろうか。
ただ単に「何としてもソフトバンクに入れたい」という意地しか働いていないようにも見える。
大嶺よそんな監督にめげる事無く自分の道を進んでくれ

2006年 プレーオフ展望

最終戦でついに順位が決定。
1位=日本ハム 2位=西武 3位=ソフトバンク
という並びになった。


現在のプレーオフ制度については侃々諤々の論議を生む種となっているが、
この種の意見は、まだ今季のペナントの決着が付いていない現段階では控える事にするとして、
プレーオフの分析をすることにしよう。




1位通過でアドバンテージを手にした日本ハム。
シーズン1位は25年ぶりとのことで、
早くも札幌はお祭り騒ぎである。
緊張感の欠如、という問題が生まれてきそうだが、
その中心的存在なSHINJOは、普段はハメを外しているように見えるが、
実戦でしっかりするという頼りになるタイプである。
この切り替えの早いSHINJOの性格に他選手が乗っかれば問題は無い。
唯一彼に流されなさそうなのが小笠原で、
過去2年のソフトバンク・松中惨状を見るや、彼もドツボに嵌まり込む恐れはありそうだが、
ソフトバンク打線と違い他選手が補えるだけの実力があるので、不安は少ないだろう。

先発は4人体制でいくのか、それとも3人でいって、
4戦目までもつれたら1人2試合登板になるのかまだ不透明。
ダルビッシュ・八木はエース級の実力だが、実績が無いことを考えれば、
2戦に先発させるのは酷か。よって武田勝・立石を交えることになりそうだ。
ただ、八木は西武戦になると精彩を欠く。
西武=中軸が右打者、ソフトバンク=主力が左打者 な点も影響しているのだろう。相手が西武になったらリリーフ待機も考えられる。
リリーフはあえて語るまでも無く、不安は無い。


最後の最後で競り負けることとなった西武。
故障者が続発した野手陣、ペナントほどの得点力は期待出来ないだろう。片岡・赤田・細川は果たしてプレーオフに間に合うのだろうか。
04年のポストシーズンで大活躍したカブレラも、
あの時より相手投手力はかなり上がっているので徹底マークされるとキツイ。
当然キーマンは脇を固める中島・和田となる。

第1ステージから戦うので、先発投手をどうやりくりするかが重要だ。
グラマン・ギッセルの両外国人に安定感が欠けてきたので、
松坂に3戦投げさせたい所ではあるが、さすがに中3日連続は無理だ。
西口  =日ハム戦強し・ソフトバンクにはまあまあ
涌井  =日ハム戦強い・ソフトバンク戦安定感無し
グラマン=両者ともそこそこ・ソフトバンクの方が若干相性良い
ギッセル=日ハムにボコボコ・ソフトバンクにはそもそも登板無し

といった先発候補の相性なので、考えられるローテは↓。

第1S1戦目 =西口(両者に安定感あるので両方に投げさせたい)
第1S2戦目 =グラマン(左腕に弱いソフトバンク)
第1S3戦目 =松坂(負けられない、温存できれば第2Sには1・4戦目)

第2S1戦目 =涌井(決して安定度あるといえないが若さに期待)
第2S2戦目 =西口
第2S3戦目 =松坂(どちらかが王手かけている状況なので必勝体制)
第2S4戦目 =涌井orギッセル


リリーフ陣は、星野安定感を取り戻した事が大きく、これで石井貴・三井とスクラムを組んで小野寺にバトンを渡す体制が整ったといっていい。


アドバンテージは救済措置なんていわれたが、結局の所3位に終わり得られなかったソフトバンク。
とにかく松中が機能しなければ打線は働かない。04年はまだ打高投低の風潮+井口・城島の存在故点が取れていたが、投手陣のクオリティアップ+城島が故障で抜けた昨年は殆ど機能せず。今季は正念場。下位打線の非力さはついに改善されなかったし、相当苦戦を余儀なくされそうだ。

西武同様、緻密な計算が必要とされるローテーション。和田は西武戦、新垣は日ハム戦にハッキリと弱さが見えるので避けた方が得策か。杉内が完全復調すればかなり楽になる。予想ローテーションは以下の通り。

第1S1戦目 =新垣(終盤の不調が不安要素)
第1S2戦目 =斉藤(頼むぞエース)
第1S3戦目 =杉内(シーズン中の調子ならば打線の奮起が必要)

第2S1戦目 =和田(日ハム戦を2戦任せたい)
第2S2戦目 =新垣or神内(出来れば使いたくない新垣、相性抜群の神内の方が良いかも)
第2S3戦目 =斉藤(エースでV決定or逆王手を)
第2S4戦目 =和田(全投手待機の総力戦か)


馬原が控えるリリーフ陣、彼の前にも藤岡吉武・三瀬といるが、いずれもショートリリーフなので、安定度抜群の馬原が2イニング投げることも考慮に入れたい。

さようなら負広 〜27日 オリックスvs楽天

中村負広監督辞意表明キタコレw








フロントはコーチ陣も一掃する予定だとか。

その中の新井宏昌コーチの、コメントがもう凄まじい…




「ボクのコーチ生活の中で最悪の年でした。外国人はみんなダメだし、清原や中村紀もある程度ケガを予想してましたがここまでとは。」

「プレーオフの望みを絶たれた時点で若い選手に経験させるのが普通なのに会社がやらせてくれない。オーナーに言われてるんでしょう、最後まで全力で勝てと。とにかく会社は目崎の1勝にこだわれという。勝て勝てという。これでは、来年のことも見えてこないし、会社が何がしたいかわかりません。渉外担当が渡米して調査に行っても、現場に何の報告もないし、話も聞いてこない。チームをどうしたいかわからない。これは球団批判ですか?」





やっぱり本社からの圧力があったんだなあ、あの清原・ノリ偏重の影には。
その点は、負広以下首脳陣には本当に同情する。


小手先だけの補強というのがミエミエ、というのは今になって語ることではないが、
オリックス球団は、トレーナーとかスカウトとか、
「裏の戦力」には本当に金掛けなさそうな球団だからな。

とりあえず清原残留させておけば人気が続く、
客は入ると思ってるんだろうな宮内は。
だからって、チーム強化・観客増に必要な投資を怠っていたら、
清原引退後に客足がドッと減るのは目に見えているだろうよ。

これって本当に天才選手・イチローと歴史を共にした球団ですか?
イチローフィーバーにしたって、景気が良かったのは97年までで、
98年以降優勝争い出来なくなるとすっかり客足遠のいたんだぞ?
こんな怠慢さが改善されない限りは、
仰木さん以外誰が監督やったって同じ。少しは学習能力を身に付けて欲しい。





そんな球団体質に負けるな岸田
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最多指名球団は意外にも 〜高校生ドラフト

協約違反で斉藤指名などといった波乱は起こらず、
無事に高校生ドラフトが終了した。




指名選手は、サンスポのソースより

外野から見た詳しい寸評は、
大学・社会人ドラフトとアンサンブルになっていない現段階では避けさせていただく。



あ、でも巨人堂上指名は意外だった。
田中とどちらで行くか非常に迷っていて、堂上でいくと報道されても、
どうせ最後は投手優位が働いて田中指名になるのでは、とうがった見方をしていたが、
これは素直に評価できる。結局外したけどな



「今年の高校生は不作」という前評判のとおり、
どの球団も2〜3人の氏名に留まる中、
1球団だけ4人指名した。


それは、阪急時代からいつも高校生などに興味すら持たないかの様なドラフトを続けてきたあの球団。
そう、オリックスバファローズである。
今考えても、この事実は信じられん…




昨日の中継の一幕についても書こうか。


宮田隆氏が編成責任者となってからというもの、
ドラフト指名選手を外部に一切漏らさないというスタンスをとっているロッテ。

前年は競合を回避したのだが、
今回は、ソフトバンクの単独指名が濃厚な大嶺を指名。
バレンタインの大げさ過ぎるパフォーマンスの元、ロッテが交渉権獲得し波紋を呼んだ。


目玉選手の田中には、横浜・楽天・オリックス・日本ハムが入札した。

ソフトバンクが監督自らくじを引かなかったのは、どう考えたって仕方ないが、
この田中の抽選の際、監督がくじを引いたのは、日ハムただ1つ。
横浜もソフトバンク同様仕方ないといえるので、楽天とオリ。


ノムさん負広、どちらも過去2回いずれも外しているから、
及び腰になったというのが真相だろうが、
楽天はノムさんが退いて見事当たりくじを引いたのに対し、
オリックスは負広が退いたにも拘らず、外れ。
やっぱ負広の負の力って凄いな、そう思った一日だった(逝け)
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ブラウン発言について その2

マスゴミの間では、
「日本とアメリカの野球間の違い」と片付けられた、
ブラウン監督スパイ疑惑発言でありますが、
仮にそうであったとしたら、どうもひっかかる点を挙げたいと思います。
いや落合自身もそんな意見述べてたけどさ







「アメリカの野球は力対力の勝負」

この台詞は、野球ファンなら良く聞く言葉である。
日本人離れした体格の選手が、
ピッチャーなら威力のあるストレート、バッターなら全身の力を利用したフルスイング。
それらがぶつかり合い、優劣を決める。


確かに、日本から見たアメリカ野球はこういった勝負が映し出されることが多く、
それゆえ、アメリカ野球は魅力的に映る。

しかし、一見「力対力」の勝負をしているように見えるアメリカ野球の裏には、
膨大なデータが貯蔵されているという。
たとえば犠打の失敗数という日陰のデータや、RC・XRといった普通な生活をしていればまずお目にかかれない指標などで、
こうしたマイナーなデータを、各球団のスコアラーが徹底分析して、
対戦相手との戦いに備えている、といった背景が浮かんでくる。



昨年、ロッテがペナントを制した訳だが、
その原動力となったのが、バレンタイン監督の徹底したデータ野球である。
統計アナリストポール・プポ氏が分析した資料を最大限に利用し、
日替わりオーダーを機能させ、アジアチャンピオンへと突っ走った。

つまり、一見力勝負が主流なアメリカでは、
日本以上に情報戦が盛ん、ということかもしれない。
「配球を読み」「狙い球をかわし」た上での、力対力の勝負である。



そんな背景を考えれば、ただ単に、
「アメリカ人のブラウンが、日本野球の情報戦に反発しただけのこと」
では済まされない気がする。
日本もアメリカも、根本は同じなのだ。


よってルール違反が本当にあったか、
あるいは日本の野球協約がアメリカと微妙に違うか、という問題ではないか。

「日本はまず先制点を取りに行く野球、アメリカは序盤は大量点を目指し、終盤は1点にこだわる野球」
とコメントしていたように、日本とアメリカの野球の違いをある程度理解し、
自己分析していたブラウンが、日本野球の風情に逆らっていきなりぶちまけたとはどうしても思えない。
恐らく、「常任では理解できない」という野球協約が、完全に理解できていなかったことによる微妙な思考のズレが生まれたのではないか、と分析する。
ルール違反があったという可能性は限りなく低いと思われ

何せ対象は、野球協約を丸暗記して完全理解しているという落合博満監督だからな。
恐らく落合じゃなかったら例えばオカラだったら、こうも対立構造は生まれなかったのではないか。





と、とうに旬が過ぎた話題だが、
外野の僕が勝手に推測できるレベルはこれが限界であります。

次回は、落合とブラウンの遺恨についての根っこの問題でも取り上げる予定(どうでもいい)

自身の基盤整備の方が先 〜24日 巨人vs阪神

前日の試合で鈴木のことについて書いたのだが、
この日の鈴木は結構な働きを見せた。
特に第3打席はひたすら粘り、セカンドゴロに倒れたが9球も投げさせたのは、
2打席目のヒットよりも評価できる打席だった。
第1打席で「2回もバント失敗しやがって」(その後進塁打)という批判の声があるかもしれないが、
それはベンチワークの問題である。
まだ初回で、一塁ならまだしも進塁打を打ちやすい二塁という状況なので、
バントのサイン出す方が可笑しいと思う。




しかし鈴木がいくら成長を見せても、
この日は、彼のいつもの淡白ぶりが他選手に移ったかのような試合内容だった。

初回は、彼の進塁打で作った一死三塁というチャンスで、
3番・高橋があっさり内野フライ。

さらには4〜6回、いずれも無死で2本ヒットを集めながら、
奪った点はたった1。
阪神・藤本の大守備もあったが、アップアップな福原を攻めきれずに、
悠々と白星を謙譲してしまった。



この日の巨人ベンチ、打者に対して、
「以前の対戦では早めに追い込まれて苦しくなっていたので、今日は初球から振っていこう」
などという方針を打ち出していた。
しかしそれが裏目に出たのか、チャンスは作ってもそこからあっさり凡打に終わるケースが目立った。
2回裏の、7球で攻守交替という事象からもそんな感じがする。


現在の巨人は建て直しの時期なのだから、
相手(福原)に合わせた方針を打ち出すのではなく、
選手自身を存分に機能させるような作戦を練る必要があるだろう。

この試合で、首脳陣が進塁打を打てなかった清水を戦犯扱いしたのを思い出す。
「キャンプ中からケース打撃については徹底指導してきたから、あそこで進塁打すら打てないのはおかしい」などと讀賣新聞では報じられていたが、
練習から、失敗に対してガンガン怒鳴るなどがんじがらめにしていなかっただろうか。
何せ久保に蹴り入れた原監督以下首脳陣だし…



開幕前、巨人と同じく「ケースバッティング」に取り組んだチームが広島であるが、
ブラウン監督は、フリーバッティングの時点でそういった要素を、
選手自身で場面を想定しながら行わせていたという。
何せ普段から選手自身が前向きに取り組むのだから、身につく早さも違う。
自らの主導で行った挙句、ミスったら叱責されそうな巨人首脳陣とは大違いである。


選手の能力を発揮させる手腕を持たないから、
鈴木高橋清水も成績が上向かず、チームのアキレス腱となっているのである。
「それが巨人の伝統」と一喝されそうだが、それが間違っているのなら改めるべきである。
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スッキリ効果 〜24日 ソフトバンクvsオリックス

オリックスが最後の意地を見せ、
悲願の1位通過を狙うソフトバンクに連勝した。



この2戦のスタメンを見るや否や、
今までの、あの重苦しい雰囲気はどこへやら、という印象で、
それが見事結果となって現れた。
やっぱ清原ノリの負の力って凄いなと改めて痛感した


4番こそ相変わらず外国人のガルシアだが、
後2人の外国人はもはや戦力外候補となっており、腰を据えてプレーできる環境が整い、
ようやく当たりが戻り始めた。

そのガルシアの脇を固める3・5番が両方とも20歳代なのもスッキリしてていい感じ。
5番は相川固定で、3番は昨日は大西、今日は後藤だった。



パワーデュオ(既に死語か)のおかげで中々出番がなかった若手選手も、
この日は嶋村が9番スタメンで出場した。
しかしノーヒットで、打率は現在0割台。
首脳陣がうわべだけ煽っているにも拘わらず、結果出してるのが森山だけというのも寂しい話だよなあ…



一方ピッチャーでは、
汚物の呪いから解き放たれた中山連勝。
イニング数も前回より増しスケールアップ。

反面、セーブをあげたのが山本というのが来季以降の不安の種。
もう加藤は駄目なのだろうか…
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言ってはならない暴言 〜24日 ロッテvs日本ハム

日ハムエースの血筋と言えば、
岩本勉→金村暁ときて、現在再び世代交代期に入ろうとしている訳で、
両者に共通する部分といえば、高校卒ということと、
ストレートに威力が足りないという事位であったのだが、
この日、もう一つ共通部位が出来てしまった。




現在解説者を勤める岩本であるが、
ヒルマン監督の采配に否定的な解説を張ることで有名である。

この行為に周囲は、現役時代ヒルマンが自分を使ってくれなかったかという思いからなのでは、
という憶測が飛んでおり、実際僕もそう思う。

球威がないエースなら、針の穴を通すようなコントロールがあってしかるべきだと思うが、
岩本の場合はそれどころか、毎年イニング数の半分ぐらい四球を出すし、
変化球でかわそうとしても、むしろその変化球を狙い打たれる傾向が目立った。
それでも大島康徳前監督は辛抱して使い続けたが、
合理的な面のあるアメリカ人のヒルマンにとっては使いづらいタイプである。
よって故障が直っても、出番が少ないのはある意味当然のことであり、
むしろ04年なんかは我慢して起用したほうである。




そんな元エースの血をひく金村が、
この日は降板後、とんでもない事を言ってしまった。
詳しいことは、yahooのトップにも取り上げられるほどなので割愛します。(逝け)



それにしても、チームが(いい意味で)大変なことになっているというのに、
この期に及んで個人成績の事を頭から切り離せないというのは、エース以前にスポーツマンとして失格ではないのか。
そんなに白星が欲しいのなら、その前に平均6イニングという短さを何とかするのが先だろう。
いつもいつもリリーフ陣に負担かけて、自身の防御率は4点台。
ダルビッシュ・八木と若手が台頭する中、それでもエースと呼ばれるのはぬるま湯でしかない。
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打撃も走塁も味気ない 〜23日 巨人vs阪神

この所ずっと固定されている、
1番脇谷・2番鈴木のコンビであるが、
日ハムや広島のそれと違ってどうも味気無いように見えるのはなぜだろうか。



初回、先頭打者に立った脇谷2塁打。
続く鈴木も四球で出塁。
これが生きて4番・李が先制タイムリーを放つのだが、その後が拙い。
小久保のショートライナーで、ライナーバックという基本を忘れた鈴木は帰塁出来ずにアウト。
これで流れはすっかり阪神へと傾いてしまった。


鈴木は確かに盗塁のスペシャリストであるが、
経験不足からそうなるのか、一瞬の判断という面では頼りない。
交流戦で、の意表をついたバントヒットに、
3塁ランナーの鈴木までもが意表をつかれ、ホームインできなかったという場面を思い出す。



打撃面でも、打率もさることながら、
出塁への執念というものが感じられない。
5回裏の第3打席では、下柳のやや甘めのスライダーを、
まるでホームランバッターが取るようなスイングした挙句、平凡なポップフライに倒れた。
打線の繋ぎ役になりきれない面がこの日も顔を出し、
その後は代打を出されて引っ込んだ。

4点ビハインドを負っていたものの、
まだ中盤で敗色濃厚といった場面ではないから、
個人主義に走るのには早すぎる。
甘い球にはしっかり上から叩き、臭い球はカットする。
これが今後鈴木が生き残る道ではないだろうか。
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