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野村スペシャル 〜30日 日本ハムvs楽天
- 2006.06.30 Friday
- 野球日記
- 23:14
- comments(1)
- trackbacks(2)
- by ベースボールマニア
巨人戦が下らなかったせいかもしれないが、
この試合は本当に面白かった。
日ハム1点リードで迎えた5回裏。
先頭の金子がヒット。
続く森本は送りバントをミスしたものの、すぐさまヒット。
田中賢が送り、小笠原が歩かされ一死満塁。
ここまでは、何となくラジオを聴いていて「ああ楽天負けかな〜」などと思いながら寝そべっていた。
だが、ここからラジオの前の僕をエキサイトさせる出来事が続く。
続くセギノールの2点タイムリーとならん当たりを、
セカンド・高須洋介がダイビングしてキャッチ、すぐさま4−6−3と渡りゲッツー。
この大ピンチを切り抜ければ、次は打線だ。
5回までダルビッシュにノーヒットに抑えられていたのだが、
守備だけ男・西村が意外にもヒットを放つと、
続く鉄平のところでノムさんはエンドランを敢行。これが綺麗すぎるほど鮮やかに決まると、得点を挙げたのはやはりこの男だった。
さっき大ファインプレーをした高須である。
三遊間を破るタイムリーで鮮やかな速攻を締め、劣勢だった展開をワンチャンスで追いついた。
これで流れは楽天に。
結局6回の攻撃は併殺で逆転とはならなかったが、次の7回も見せ場を作る。
フェルナンデスのヒットを足がかりに一死一・二塁のチャンスを作ると、
すかさずノムさんは代打にベテラン・関川浩一を送り出す。
その関川は期待に応え、鋭い打球を三塁線に飛ばす。
しかしここに立ちはだかったのが、日ハムの木元邦之だ。
自身右へのこの当たりをフックスライディングしながらキャッチ。
そして三塁ベースを踏みアウト。
続く藤井が鋭い打球を二遊間に飛ばせば、今度は田中賢だ。
先ほどの高須と同じようにダイビングキャッチし、グラブトスで間一髪二塁封殺。凄過ぎる。
僕はすっかり起き上がり、このスーパープレーの連続に興奮するとともに「ドームに行けばよかった」という後悔の念を抱いていた。
そして9回裏。
楽天が継投に入るも、日ハムは2四死球で一死一・二塁のチャンス。
ここでノムさんがやってくれた。
4番のフェルナンデスに代わり、ピッチャー・河本。
5番の山崎武に代わり、小倉が入りファースト。
ファーストのリックがサードに入ります。
野村スペシャルがついに来たよ!
しかも指名代打制なのにやってくれたよ!
これに度肝を抜かれたのか、それとも奇策には奇策をと対抗したのか、
日ハムはダブルスチールを敢行するも失敗。
そして河本が田中幸雄に四球を与えると、再びノムさんの出番だ。
「ピッチャーの河本に代わり、塩川が入りサード。
ファーストの小倉がピッチャー。
サードのリックがファーストに入ります。」
目まぐるしく選手を動かすと、ようやく小倉が金子をファールフライに打ち取りピンチを切り抜ける。
すると案の定、楽天に流れが来た。
投手は変態的なカーブを操るストッパー・マイケル中村。
途中出場の関川が粘って四球を選ぶと、このたった一度のチャンスに藤井が打った。
三塁線を破るヒットを放ち、一塁ランナーが一気に三塁を回る。
レフトの森本が必死で中継にボールを送り、バックホーム!
・
・
・
・
・
タッチアウト!!
またもや日ハムの堅守が立ちはだかり、楽天はマイケルのわずかな隙を突くも得点ならず。
しかしこれぞ野球。これぞプロフェッショナルである。
そんな試合を締めたのが、SHINJOでも小笠原でも稲葉でもなかったという所がさらにイイ。
田中賢が昨年最終戦のサヨナラアーチを再現させ、プロの勝負に終止符を打った。
ああ、なんていい試合だったんだ。
視聴していて、悪い気持ちがこれっぽっちも溜まらなかったのは今季初めてかもしれない。
注) <野村スペシャル>
2000年5月にノムさんがやった継投で、遠山という左サイドスロー、葛西という右アンダースローのリリーフを、相手打者の左右により一方がマウンドに上がり、一方がファーストで待機、というように使い分けた。
先発投手が長いイニングもたないから、勝ち試合の接戦ではどうしても繋ぎに繋ぐ必要があった当時の阪神。伊藤も西川も投げ、最後はこの2人だけになった…という試合で多用され結果を残した。
この試合は本当に面白かった。
日ハム1点リードで迎えた5回裏。
先頭の金子がヒット。
続く森本は送りバントをミスしたものの、すぐさまヒット。
田中賢が送り、小笠原が歩かされ一死満塁。
ここまでは、何となくラジオを聴いていて「ああ楽天負けかな〜」などと思いながら寝そべっていた。
だが、ここからラジオの前の僕をエキサイトさせる出来事が続く。
続くセギノールの2点タイムリーとならん当たりを、
セカンド・高須洋介がダイビングしてキャッチ、すぐさま4−6−3と渡りゲッツー。
この大ピンチを切り抜ければ、次は打線だ。
5回までダルビッシュにノーヒットに抑えられていたのだが、
守備だけ男・西村が意外にもヒットを放つと、
続く鉄平のところでノムさんはエンドランを敢行。これが綺麗すぎるほど鮮やかに決まると、得点を挙げたのはやはりこの男だった。
さっき大ファインプレーをした高須である。
三遊間を破るタイムリーで鮮やかな速攻を締め、劣勢だった展開をワンチャンスで追いついた。
これで流れは楽天に。
結局6回の攻撃は併殺で逆転とはならなかったが、次の7回も見せ場を作る。
フェルナンデスのヒットを足がかりに一死一・二塁のチャンスを作ると、
すかさずノムさんは代打にベテラン・関川浩一を送り出す。
その関川は期待に応え、鋭い打球を三塁線に飛ばす。
しかしここに立ちはだかったのが、日ハムの木元邦之だ。
自身右へのこの当たりをフックスライディングしながらキャッチ。
そして三塁ベースを踏みアウト。
続く藤井が鋭い打球を二遊間に飛ばせば、今度は田中賢だ。
先ほどの高須と同じようにダイビングキャッチし、グラブトスで間一髪二塁封殺。凄過ぎる。
僕はすっかり起き上がり、このスーパープレーの連続に興奮するとともに「ドームに行けばよかった」という後悔の念を抱いていた。
そして9回裏。
楽天が継投に入るも、日ハムは2四死球で一死一・二塁のチャンス。
ここでノムさんがやってくれた。
4番のフェルナンデスに代わり、ピッチャー・河本。
5番の山崎武に代わり、小倉が入りファースト。
ファーストのリックがサードに入ります。
野村スペシャルがついに来たよ!
しかも指名代打制なのにやってくれたよ!
これに度肝を抜かれたのか、それとも奇策には奇策をと対抗したのか、
日ハムはダブルスチールを敢行するも失敗。
そして河本が田中幸雄に四球を与えると、再びノムさんの出番だ。
「ピッチャーの河本に代わり、塩川が入りサード。
ファーストの小倉がピッチャー。
サードのリックがファーストに入ります。」
目まぐるしく選手を動かすと、ようやく小倉が金子をファールフライに打ち取りピンチを切り抜ける。
すると案の定、楽天に流れが来た。
投手は変態的なカーブを操るストッパー・マイケル中村。
途中出場の関川が粘って四球を選ぶと、このたった一度のチャンスに藤井が打った。
三塁線を破るヒットを放ち、一塁ランナーが一気に三塁を回る。
レフトの森本が必死で中継にボールを送り、バックホーム!
・
・
・
・
・
タッチアウト!!
またもや日ハムの堅守が立ちはだかり、楽天はマイケルのわずかな隙を突くも得点ならず。
しかしこれぞ野球。これぞプロフェッショナルである。
そんな試合を締めたのが、SHINJOでも小笠原でも稲葉でもなかったという所がさらにイイ。
田中賢が昨年最終戦のサヨナラアーチを再現させ、プロの勝負に終止符を打った。
ああ、なんていい試合だったんだ。
視聴していて、悪い気持ちがこれっぽっちも溜まらなかったのは今季初めてかもしれない。
注) <野村スペシャル>
2000年5月にノムさんがやった継投で、遠山という左サイドスロー、葛西という右アンダースローのリリーフを、相手打者の左右により一方がマウンドに上がり、一方がファーストで待機、というように使い分けた。
先発投手が長いイニングもたないから、勝ち試合の接戦ではどうしても繋ぎに繋ぐ必要があった当時の阪神。伊藤も西川も投げ、最後はこの2人だけになった…という試合で多用され結果を残した。
川崎さんがよかった… 〜30日 巨人vs阪神
- 2006.06.30 Friday
- 野球日記
- 22:30
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- by ベースボールマニア
テレビ東京に江夏豊氏がやってきた。
しかし肝心の解説はというと、超ベテラン投手(工藤・下柳)同士の先発だったこともあってか、有益な一言は聞けなかった。
それどころかオカラ監督の采配を絶賛してたしな。
阪神身内の星野仙一ですら疑問を掲げているオカラ采配だというのに…
つうか一番の問題はオカラを育てる気のない星野だけどな
その絶賛の内容が、「次の人材を育てながら勝っている」とのこと。
今日まで濱中ベンチに置いてスペンサー・桧山ばっか使ってた監督なのにな。
それに「次の人材」なはずの安藤も杉山も久保田も苦しそうなんですけど?
ということで、若くて独自の理論を持っているっぽい川崎憲次郎さんに解説してもらいたかった今日の試合。
大ベテランの工藤まで中5日で先発させるなど、今の巨人はテレビを観ていても苦しさがひしひしと伝わってくる。
10連敗は31年ぶりとのこと。
その31年前は…ああ、長嶋監督デビューの年か。
長嶋は確か川上哲治氏の推薦した首脳陣を一切蹴ったんだよな。
そして今年の原も昨年までのコーチを一掃してるし…
やっぱ首脳陣がコロコロ変わってたら常勝チームなんか夢のまた夢だよな。
しかし肝心の解説はというと、超ベテラン投手(工藤・下柳)同士の先発だったこともあってか、有益な一言は聞けなかった。
それどころかオカラ監督の采配を絶賛してたしな。
阪神身内の星野仙一ですら疑問を掲げているオカラ采配だというのに…
その絶賛の内容が、「次の人材を育てながら勝っている」とのこと。
今日まで濱中ベンチに置いてスペンサー・桧山ばっか使ってた監督なのにな。
それに「次の人材」なはずの安藤も杉山も久保田も苦しそうなんですけど?
ということで、若くて独自の理論を持っているっぽい川崎憲次郎さんに解説してもらいたかった今日の試合。
大ベテランの工藤まで中5日で先発させるなど、今の巨人はテレビを観ていても苦しさがひしひしと伝わってくる。
10連敗は31年ぶりとのこと。
その31年前は…ああ、長嶋監督デビューの年か。
長嶋は確か川上哲治氏の推薦した首脳陣を一切蹴ったんだよな。
そして今年の原も昨年までのコーチを一掃してるし…
やっぱ首脳陣がコロコロ変わってたら常勝チームなんか夢のまた夢だよな。
林 昌樹(広島) 〜ルーツはテニス
- 2006.06.30 Friday
- 注目選手
- 14:40
- comments(2)
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- by ベースボールマニア
いつもは「ど素人が何を抜かしてるんだ!」との怒りを買うような厳しい内容ばかり書いている僕ですが、
たまには前向きなことも書きたいですね。
ということで、僕の普段とは一線をなした見方で、
選手を取り上げてみたいと思います。
記念すべき(?)一回目は、広島の林昌樹を。
サイドスローから繰り出すストレートの威力が素晴らしく、
これに横の変化を交えて打者を牛耳る。
ブラウン監督の「中継ぎローテ」構想を支えている一人であります。
そんな林は、97年にドラフト3位で広島に入団。
3年間を二軍で過ごします。
当時は今のフォームからは想像もつかないオーバースローで投げていました。
しかし、投手コーチの清川栄治氏が彼の制球難を克服するべくサイドスローへのモデルチェンジを促します。これが、今の林昌樹への第一歩となりました。
しかし、あの頃の広島は未熟な投手がゴロゴロと転がっていました。ストレートが速くない+制球力がよくない…
清川氏は、林だけでなくそんな投手達にも次々と腕を下げる(スリークオーター・サイドスローにする)ことを命じました。
佐竹健太・田中由基・矢野修平・河内貴哉・苫米地鉄人・広池浩司・仁部智…
他、オリックスに行った菊地原毅もその名残があります。
つまりは、首脳陣は林を重点強化するつもりはなく、
ただ単に大勢の中から使える投手を掘り出したかった、ということになります。(逝け)
これに気づいたのか、
サイドスローになった林は燃えに燃えます。
そして、その強靭な足腰を生かした投球をすべく、ある投法を思いつくのです。
そのヒントになったのは…
テニスのレシーブ!!
あの、よりによってテニスですか?
そういえば昔の選手名鑑に、彼の趣味がテニスと書かれていました。
しかしそれにしてもまさかストレス解消であるはずの趣味から見つけ出すとは…
それで、名づけた投法が「フォアハンド投法」。
リリースする瞬間がテニスのレシーブの格好に似ているからだそうです。
他のスポーツからの理論はこれまでにもあります。
例えばバッティングでの「ゴルフスイング」だとか。
しかしそれを独自の目線で取り入れるとは、にわか信じられません。
その後の林は、
2003年にプロ初勝利、それもたった1球で挙げると、
その翌年にはチーム最多登板を果たすなど、リリーフとしての道を歩んでいきます。
他投手とは一味違う、いや次元が違う、
林の投球フォーム理論。
それゆえ、タイプの違う彼はブルペンで貴重な戦力となっているのでしょう。
たまには前向きなことも書きたいですね。
ということで、僕の普段とは一線をなした見方で、
選手を取り上げてみたいと思います。
記念すべき(?)一回目は、広島の林昌樹を。
サイドスローから繰り出すストレートの威力が素晴らしく、
これに横の変化を交えて打者を牛耳る。
ブラウン監督の「中継ぎローテ」構想を支えている一人であります。
そんな林は、97年にドラフト3位で広島に入団。
3年間を二軍で過ごします。
当時は今のフォームからは想像もつかないオーバースローで投げていました。
しかし、投手コーチの清川栄治氏が彼の制球難を克服するべくサイドスローへのモデルチェンジを促します。これが、今の林昌樹への第一歩となりました。
しかし、あの頃の広島は未熟な投手がゴロゴロと転がっていました。ストレートが速くない+制球力がよくない…
清川氏は、林だけでなくそんな投手達にも次々と腕を下げる(スリークオーター・サイドスローにする)ことを命じました。
佐竹健太・田中由基・矢野修平・河内貴哉・苫米地鉄人・広池浩司・仁部智…
他、オリックスに行った菊地原毅もその名残があります。
つまりは、首脳陣は林を重点強化するつもりはなく、
ただ単に大勢の中から使える投手を掘り出したかった、ということになります。(逝け)
これに気づいたのか、
サイドスローになった林は燃えに燃えます。
そして、その強靭な足腰を生かした投球をすべく、ある投法を思いつくのです。
そのヒントになったのは…
テニスのレシーブ!!
あの、よりによってテニスですか?
そういえば昔の選手名鑑に、彼の趣味がテニスと書かれていました。
しかしそれにしてもまさかストレス解消であるはずの趣味から見つけ出すとは…
それで、名づけた投法が「フォアハンド投法」。
リリースする瞬間がテニスのレシーブの格好に似ているからだそうです。
他のスポーツからの理論はこれまでにもあります。
例えばバッティングでの「ゴルフスイング」だとか。
しかしそれを独自の目線で取り入れるとは、にわか信じられません。
その後の林は、
2003年にプロ初勝利、それもたった1球で挙げると、
その翌年にはチーム最多登板を果たすなど、リリーフとしての道を歩んでいきます。
他投手とは一味違う、いや次元が違う、
林の投球フォーム理論。
それゆえ、タイプの違う彼はブルペンで貴重な戦力となっているのでしょう。
本家「ドスコイ」はこっちだ 〜29日 横浜vs巨人
- 2006.06.30 Friday
- 野球日記
- 14:27
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- trackbacks(0)
- by ベースボールマニア
もういいよ。横浜フロント+TBSは死ね。夏川純も死ね。
こういう自称を見る限り、とてもじゃないがかつて三原脩氏が指揮を執って弱小球団が日本一に登りつめたチームとは思えん。
と、世間の青年男性を敵に回したところで本題。(逝け)
「ドスコイ」と言えば、千葉ロッテのルーキー・柳田がその体格からして得たニックネームなのですが、
本家はオレだ、と言わんばかりに山口俊がやってくれた。
元関取の父親譲りの、高卒ルーキー離れしたその身体の大きさ・強さ。
最後の夏の大会でヒジを痛めて敗退、話題性では柳田や巨人・辻内に置いていかれたが、
幸いにも故障を引きずらなかった。
こうなれば、すでに体が出来ている強みが出る。
151キロのストレートに、大きいカーブを交えるのが基本スタイル。
この日はフォークを決め球として使い、そのスケールの大きさで巨人を封じた。
ただ6回にはスタミナ切れを起こし、急速が極端に下がった大物ルーキー。
首脳陣は本当のスタートラインは3年目と割り切るぐらい、大事に大事に育ててもらいたい。
村田に本塁打が出ない、と解説者は騒いでいるが、
佐伯のヘタレと違って4番は初経験なのだから仕方ない。
それにこの3連戦はいずれも打点を稼いでいるではないか。
4番の役割はとにかく打点を挙げること。
現在の本塁打王は巨人・李だが、幾らなんでも25本塁打で54打点は少なすぎる。
もちろん巨人の1・2番が全然機能していないのだからこうなるのだが…
その点では、村田は4番の座をしっかりと全うしている。
那須野・山口が両エースで、
クリーンアップは吉村・村田・古木。
2年後にこれが実現したら、と思うと胸が躍るね。
こういう自称を見る限り、とてもじゃないがかつて三原脩氏が指揮を執って弱小球団が日本一に登りつめたチームとは思えん。
と、世間の青年男性を敵に回したところで本題。(逝け)
「ドスコイ」と言えば、千葉ロッテのルーキー・柳田がその体格からして得たニックネームなのですが、
本家はオレだ、と言わんばかりに山口俊がやってくれた。
元関取の父親譲りの、高卒ルーキー離れしたその身体の大きさ・強さ。
最後の夏の大会でヒジを痛めて敗退、話題性では柳田や巨人・辻内に置いていかれたが、
幸いにも故障を引きずらなかった。
こうなれば、すでに体が出来ている強みが出る。
151キロのストレートに、大きいカーブを交えるのが基本スタイル。
この日はフォークを決め球として使い、そのスケールの大きさで巨人を封じた。
ただ6回にはスタミナ切れを起こし、急速が極端に下がった大物ルーキー。
首脳陣は本当のスタートラインは3年目と割り切るぐらい、大事に大事に育ててもらいたい。
村田に本塁打が出ない、と解説者は騒いでいるが、
佐伯のヘタレと違って4番は初経験なのだから仕方ない。
それにこの3連戦はいずれも打点を稼いでいるではないか。
4番の役割はとにかく打点を挙げること。
現在の本塁打王は巨人・李だが、幾らなんでも25本塁打で54打点は少なすぎる。
もちろん巨人の1・2番が全然機能していないのだからこうなるのだが…
その点では、村田は4番の座をしっかりと全うしている。
那須野・山口が両エースで、
クリーンアップは吉村・村田・古木。
2年後にこれが実現したら、と思うと胸が躍るね。
「まぐれ」?いやいや 〜29日 ヤクルトvs中日
- 2006.06.30 Friday
- 野球日記
- 14:00
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- by ベースボールマニア
まずはサんスポの見出しを見てみる。
ワールドカップと同じ周期!?中日・英智、4年ぶり一発出たァ
いや無理してサッカー一色の世界に乗っかんなくていいから。
どうせなら皆が潜在的にしか意識してないうるう年とか書けよ
それに英智は01・02年と連年で放ってるしね。
ハイハイ捏造報道オツカレサマ。
そんな訳で、昨日の英智のホームランには、
報道棄てーションの速報見て思わず笑い転げてしまったのですが、
つうか報棄てW杯試合無いのにあんな サッカー>野球 という事をアピールしたいのならいっその事二度と野球扱わなくていいよこの捏造番組が
やっぱ野球は筋書きのないドラマだね。
元々俊足・強肩のほか長打力も一定のレベルにあった。
身体能力がすばらしい反面、肝心な場面でのエラーや空振りも多かった選手だ。
落合が就任してからというもの、
それまで大振り傾向だったバッティングを改めた英智。
その結果はすぐに出て、04年は大活躍をしたがホームランは0。
昨年は故障もあり、全てのいい流れが失われたのだが、
今季は見事に復活。
スタメンで使われ続けると打率も落ちてきたが、
途中出場だとやはりこの男の集中力は凄い。
「守備のスペシャリスト」というネーミングを持ち、
どんなに華麗なファインプレーをしても、涼しい顔で「練習の成果です」などとしか語らない英智。この日もヒーローインタビューでは淡々とした口調だった。
一方で「無愛想」としか見られないこの落ち着きぶり。
しかしその顔には、プロフェッショナルならではの冷静さと集中力が湧き出ている。だからあのホームランは生まれた。そう感じ取ることができた。
だからどんな時でも木田頼みのヤクルトはちゃんと野球やることな(逝け)
ワールドカップと同じ周期!?中日・英智、4年ぶり一発出たァ
いや無理してサッカー一色の世界に乗っかんなくていいから。
それに英智は01・02年と連年で放ってるしね。
ハイハイ捏造報道オツカレサマ。
そんな訳で、昨日の英智のホームランには、
報道棄てーションの速報見て思わず笑い転げてしまったのですが、
やっぱ野球は筋書きのないドラマだね。
元々俊足・強肩のほか長打力も一定のレベルにあった。
身体能力がすばらしい反面、肝心な場面でのエラーや空振りも多かった選手だ。
落合が就任してからというもの、
それまで大振り傾向だったバッティングを改めた英智。
その結果はすぐに出て、04年は大活躍をしたがホームランは0。
昨年は故障もあり、全てのいい流れが失われたのだが、
今季は見事に復活。
スタメンで使われ続けると打率も落ちてきたが、
途中出場だとやはりこの男の集中力は凄い。
「守備のスペシャリスト」というネーミングを持ち、
どんなに華麗なファインプレーをしても、涼しい顔で「練習の成果です」などとしか語らない英智。この日もヒーローインタビューでは淡々とした口調だった。
一方で「無愛想」としか見られないこの落ち着きぶり。
しかしその顔には、プロフェッショナルならではの冷静さと集中力が湧き出ている。だからあのホームランは生まれた。そう感じ取ることができた。
分離ドラフト改革案 〜「同時獲り」不可能な締め付けを
- 2006.06.29 Thursday
- コラム系
- 06:25
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- by ベースボールマニア
04年ドラフトの高校生の指名人数はわずか25人。
即戦力の58人と比べても歯軋りがするほどの少なさだ。(訳解らん)
今後の一層の偏りが懸念されたが、
05年度の分離ドラフトによりその心配は薄れた。
高校生の指名は37人と盛り返しを見せたからである。
僕は分離ドラフトをあくまで「先送りの改革」と見るなど批判的だが、
高校生の指名増という点では役割を果たしている。
ならば、この制度を煮詰めて完全なる制度に仕立て上げるのも一考だ。
現行の分離ドラフトの最大の問題点は、
「高校生と即戦力のトップ指名を同時に敢行できる」という事だと思う。
昨年でいうと巨人がやった辻内・福田という左右の速球派の両獲りや、
オリックスの岡田・平野という将来のスラッガー・エースという両獲りが印象的。
しかし悲しいのは、巨人・オリックスいずれも、
高校生を育て上げて一流選手にするという発想がフロントに全くと言っていいほど無いということ。
そんなチームが高校生のトップクラスを獲得できる制度はやはり間違っている。
ここで、この制度を取り入れる以前の「自由競争枠ドラフト」を振り返って見る。
自由枠の行使は2選手までで、高校生は対象外。
自由枠を1つ行使すると、1巡目・3巡目の指名が出来ない。ただし2巡目指名は3つのケースで唯一可能となる。
自由枠を2つ行使すると、3巡目までの指名に一切加われない。4巡目からとなる。
自由枠を行使しないと、1巡目指名が可能であるが、何故か2巡目の指名が出来ない。
4巡目は逆ウェーバー、5巡目からはウェーバー。
これにより自由枠を2つ行使すると確実に高校生の獲得で後れを取ることになる。
裏金の事を考えないのならば、自由枠行使球団を制限する良い制度だと思う。
だが1つ行使した球団は3巡目じゃなくて2巡目に参加できるとか、4巡目の逆ウェーバーなど、規制がやや緩い所が不満。
そんな事もあってか、この時期は高校生の囲い込みともとれる指名が目立った(02年巨人4巡目・長田、03年巨人2巡目・西村など)ので、
やはり制度云々よりも裏金を振り撒くエージェントの取り締まりが改革の第1歩ということになるのだが、
それは今回は置いといて話を進める。
不可解なのが、2つのドラフトの日程が離れ過ぎている事。
これは高野連が、高校生にまでエージェントの触手が伸びるのを防ごうと、甲子園大会終了からドラフトまでの期間を狭めたいという志向が働いたためだと思うので、
やはりエージェントを取り締まるべき、と、この話は置いていけそうに無い。(駄目じゃん)
取り締まるべきだが、果たして現在のコミッショナーが辞任のタイミングを伺っている現在では可能なのか。
仮に無くすことが出来たら、2つのドラフトの期間は2週間ぐらいで良いと思う。
そうした事を決め、ようやくスタートライン。
まず、希望枠を行使するか否かを高校生ドラフトの2週間ぐらい前に意思表示。
希望枠行使球団はもちろん制約を受ける。
高校生の1巡目はまず当然として、もう1枠ぐらい削ったほうが良いと感じる。
候補としては高校生の2巡目か、あるいは即戦力の1巡目。
「即戦力求める球団は高校生の領域に入って来んな!」と思えば前者、「即戦力の一極集中は防がなければあかん」と思えば後者だろう。ここら辺はどっちでもいいと思う。
さて、希望枠を行使しない球団は高校生の1巡目に踏み切れるが、
これを敢行した球団にも制約を付けるかどうか悩む。
高校生の指名増を狙うなら、即戦力の1巡目に制約をかけるのが面白いかも。そして希望枠行使=高校生2巡目規制と。
そうすれば、最初から各球団は「高校生か即戦力かどっちにするか」というコンセプトを練れるし、取締りがしっかりすれば囲い込みも無くなり人材の一極集中も無くなる。
とまあ、素人の戯曲レベルで案を書いてみたが、
もちろん僕ごときの人間が「これで決まりだ!」と叩きつけられるほど自分の案に自信などある訳ない。
ただ、現行の制度が「暫定的な措置」と述べられているように改革の必要性は高いので、書き綴ってみた次第である。
他にいい案があればそれに越した事はありません(逝け)
即戦力の58人と比べても歯軋りがするほどの少なさだ。(訳解らん)
今後の一層の偏りが懸念されたが、
05年度の分離ドラフトによりその心配は薄れた。
高校生の指名は37人と盛り返しを見せたからである。
僕は分離ドラフトをあくまで「先送りの改革」と見るなど批判的だが、
高校生の指名増という点では役割を果たしている。
ならば、この制度を煮詰めて完全なる制度に仕立て上げるのも一考だ。
現行の分離ドラフトの最大の問題点は、
「高校生と即戦力のトップ指名を同時に敢行できる」という事だと思う。
昨年でいうと巨人がやった辻内・福田という左右の速球派の両獲りや、
オリックスの岡田・平野という将来のスラッガー・エースという両獲りが印象的。
しかし悲しいのは、巨人・オリックスいずれも、
高校生を育て上げて一流選手にするという発想がフロントに全くと言っていいほど無いということ。
そんなチームが高校生のトップクラスを獲得できる制度はやはり間違っている。
ここで、この制度を取り入れる以前の「自由競争枠ドラフト」を振り返って見る。
自由枠の行使は2選手までで、高校生は対象外。
自由枠を1つ行使すると、1巡目・3巡目の指名が出来ない。ただし2巡目指名は3つのケースで唯一可能となる。
自由枠を2つ行使すると、3巡目までの指名に一切加われない。4巡目からとなる。
自由枠を行使しないと、1巡目指名が可能であるが、何故か2巡目の指名が出来ない。
4巡目は逆ウェーバー、5巡目からはウェーバー。
これにより自由枠を2つ行使すると確実に高校生の獲得で後れを取ることになる。
裏金の事を考えないのならば、自由枠行使球団を制限する良い制度だと思う。
だが1つ行使した球団は3巡目じゃなくて2巡目に参加できるとか、4巡目の逆ウェーバーなど、規制がやや緩い所が不満。
そんな事もあってか、この時期は高校生の囲い込みともとれる指名が目立った(02年巨人4巡目・長田、03年巨人2巡目・西村など)ので、
やはり制度云々よりも裏金を振り撒くエージェントの取り締まりが改革の第1歩ということになるのだが、
それは今回は置いといて話を進める。
不可解なのが、2つのドラフトの日程が離れ過ぎている事。
これは高野連が、高校生にまでエージェントの触手が伸びるのを防ごうと、甲子園大会終了からドラフトまでの期間を狭めたいという志向が働いたためだと思うので、
やはりエージェントを取り締まるべき、と、この話は置いていけそうに無い。(駄目じゃん)
取り締まるべきだが、果たして現在のコミッショナーが辞任のタイミングを伺っている現在では可能なのか。
仮に無くすことが出来たら、2つのドラフトの期間は2週間ぐらいで良いと思う。
そうした事を決め、ようやくスタートライン。
まず、希望枠を行使するか否かを高校生ドラフトの2週間ぐらい前に意思表示。
希望枠行使球団はもちろん制約を受ける。
高校生の1巡目はまず当然として、もう1枠ぐらい削ったほうが良いと感じる。
候補としては高校生の2巡目か、あるいは即戦力の1巡目。
「即戦力求める球団は高校生の領域に入って来んな!」と思えば前者、「即戦力の一極集中は防がなければあかん」と思えば後者だろう。ここら辺はどっちでもいいと思う。
さて、希望枠を行使しない球団は高校生の1巡目に踏み切れるが、
これを敢行した球団にも制約を付けるかどうか悩む。
高校生の指名増を狙うなら、即戦力の1巡目に制約をかけるのが面白いかも。そして希望枠行使=高校生2巡目規制と。
そうすれば、最初から各球団は「高校生か即戦力かどっちにするか」というコンセプトを練れるし、取締りがしっかりすれば囲い込みも無くなり人材の一極集中も無くなる。
とまあ、素人の戯曲レベルで案を書いてみたが、
もちろん僕ごときの人間が「これで決まりだ!」と叩きつけられるほど自分の案に自信などある訳ない。
ただ、現行の制度が「暫定的な措置」と述べられているように改革の必要性は高いので、書き綴ってみた次第である。
名古屋の体質変換を 〜2001年・中日
- 2006.06.29 Thursday
- ペナント回顧
- 03:01
- comments(2)
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- by ベースボールマニア
中日というチームは安定した強さを持っている、というイメージがあると思うが、これまで意外にも連覇が無い。
そのうえ日本一になったのも1度だけ。しかも50年以上も前のことだ。
その原因は色々あるものの、僕としては地元色の強さを挙げたい。
特に監督の人選で、この地元色の傾向が強かった。
中日監督といえば星野仙一(現阪神シニアディレクター・2期で通算11年)であるが、
それ以前に監督をやった人物の中で、他球団での実績が主だった通称「外様」な監督は与那嶺要氏(6年)と近藤貞雄氏(3年)の2人だけ。
多数派を占める生え抜き監督に能力があれば問題無い。
しかし在籍年数を見てみると、最も長期間監督の座についていたのが星野・与那嶺両氏で、6年。
その他の監督は5年以下、多くが3年ぐらいでコロコロ変わるから、チームに確固とした骨格ができづらいのが実情。当然、監督の能力に疑問符が付く。
実際、優勝できないシーズンの間に5位6位に沈んだことも多く、とてもじゃないが強豪球団とは言い難い。
そんな中日の体質を壊すきっかけとなり得るターニングポイントとなったのは、
個人的に2001年だと思う。
結果だけを先に語れば、横浜や広島にも抜かされて5位に沈み、結果として星野・中日の時代は終わりを告げた。
その後、山田・落合という2人の外様監督を招いているので、
中日フロントの意識改革があったと思わせるには相応しい年だと思うが、
それでもまだフロントと現場は上手く機能していないのが現状。
それはさて置き、早速2001年を振り返ろう。
98年に広いドームに対応した野球をするチームにモデルチェンジし、
99年に優勝。今でいう「スモールベースボール」のことだろう。
00年は2位に着けたものの巨人の独走を許して迎えたのがこの年。
毎年トレードやらFAやらで周囲を賑わすのが得意な星野。
しかし、彼のやっている補強はフロントの思想を抑え付けて自らが権限を持っての策であるから、
やはり「その場しのぎ」というイメージが強い。
この年も開幕前にFA移籍で川崎憲次郎を獲得した。
巨人キラーという事で大いに期待された川崎。この後全く戦力にならずに4年間の中日生活を終えるとはこの時の星野もフロントも想像していなかっただろう…
この時の主な選手のラインナップを見てみよう。
<投手>
山本昌 野口茂樹 バンチ 川上憲伸 武田一浩 前田幸長 落合英二 岩瀬仁紀 正津英志 ギャラード
<野手>
中村武志 山崎武司 立浪和義 井端弘和 福留孝介 大豊泰昭 関川浩一 井上一樹 ティモンズ 李鐘範 渡辺博幸 種田仁
投手も野手もビッグネームが並ぶ。ただし問題なのが若さの欠如である。
この中で20歳台の選手が投手:4人、野手:2人と圧倒的に少ない。
しかも25歳以下という観点で見ると福留だけになってしまう。
ついでに言うと、外国人・移籍選手も8人と多い。
ここに若手選手をどうはめ込むかというのが今後の課題で、このように内面をじっくり見ていくと、こんなつぎはぎだらけのチームで優勝争いができる訳無いという結論に落ち着く。
開幕戦は広島とだった。
佐々岡真司・黒田博樹という広島の二枚看板に競り勝ったのは良かったが、次の第3戦で早くも暗雲。
先発の武田が打ち込まれ敗北。99年にFA権行使で入団した選手が早くも衰えを隠せない領域に達したことで、先発の再編という課題を突きつけられた。
しかしこの3連戦は勝ち越しという形になり、その後も順調にカード勝ち越しを重ねていくが、もう一つの問題が顕著に現れたのが巨人戦。
初戦は延長12回でも決着付かず1−1の引き分けという形になったのだが、相手先発・工藤公康の調子が今ひとつにも拘らず、点が入らない。
福留のタッチアップの離塁ミスでアウトになったのが痛かったが、それを割り引いても打てていない。
4番の新外国人・ティモンズが扇風機ぶりを発揮しているかと思えば、
1番・関川は99年の打率3割が嘘のように全く精彩を欠く。
立浪・山崎らポイントゲッターも好機に凡打を繰り返すし、これでは打線も機能しないはず。
ファーストの大豊にレフトを守らせるなど、4月終盤にして早くも星野の采配が狂い始めた。
おまけにティモンズのあまりの不甲斐なさに、
昨年オフに一度解雇されたゴメスを呼び戻すという意味不明の補強策を敢行。
さらには種田を出して横浜から波留敏夫を獲得。
若手を抜擢して新風を入れなければいけないのに、やっていることは真逆。
星野の「巨人に勝って優勝したい」気持ちがオーバーヒートしている時期であった。
野口が開幕から8連勝してチームを支え、5月までには何とか上位に留まっていた。
しかし6月、その野口が勝てなくなると歯車が狂い始め低迷。
山本昌は安定感こそあったが爆発力に欠け、貧打で勝ちが付かない事がしばしばあり、
前年の最多勝投手・バンチはストレートが高めに浮いた所を痛打されるなど弱点を見切られていた印象。
川上も前年の不振(2勝)からは脱したが、山本昌同様勝ちに恵まれず。
比較的安定していた先発投手はここまで。
何せ他球団で最多勝の経験を持つ武田・川崎・小池秀郎の3人で挙げた勝利はわずか3つ(しかも全部武田)なのだから苦戦は当たり前だ。
打線も一向に関川・山崎・立浪・井上の調子が上がらない。
躍起になって獲得した波留は、凄いのは怪我の頻度の多さだけだった。
4月絶好調だった福留も不振からスタメン落ちが多くなり、頼りはゴメスだけ。
こんなチグハグ打線からか、よく初回にチャンスを作り0点に終わるシーンが目立った。
特にゴメスが歩かされると、その後を打つのはチャンスに弱い立浪・山崎・井上である。
これでは点が入らないのも頷ける。
チームは7〜8月には少し盛り返すが、それでも3位。
8月後半から一気に勝てなくなった。
低迷するチーム状態の中、投打とも新たな人材を抜擢する場面が多くなった。
投手では、99年ドラフト1位の朝倉健太がローテ入りして先陣を切ると、終盤には00年1位の中里篤史も続く。
中継ぎでは小笠原孝のフォーム改造が実り、来期に希望を持たせた。
全く駄目駄目の野手では、改革はさらに激しくなった。
1番には荒木雅博が定着。打てない、走れないロートル打線に新風を送れば、
終盤には蔵本英智がプロ初ホームランを含む14安打を放ち可能性が見えた。
内野守備に悩まされた福留は後半から外野に回される。
二期ぶりに規定打席到達も打率は.251と上がらずだった。
その他、森野政彦、ショーゴー(森章剛・現日ハム)といった若手が抜擢されたが、2人とも定着には至らず。
シーズン終了後、星野は中日を去った。
翌年からは「外様」の山田久志が監督を務めたが、
地元色を重視するフロントとたびたび対立し、2年で解任。
そして落合博満が就任し、04年は優勝を果たすのだが、
これで中日フロントは安心しきったのか、落合のフロントへの要請は全部受け入れるという体質になってしまった。
中日という球団が変わるには、まだまだ時間がかかりそうである。
そのうえ日本一になったのも1度だけ。しかも50年以上も前のことだ。
その原因は色々あるものの、僕としては地元色の強さを挙げたい。
特に監督の人選で、この地元色の傾向が強かった。
中日監督といえば星野仙一(現阪神シニアディレクター・2期で通算11年)であるが、
それ以前に監督をやった人物の中で、他球団での実績が主だった通称「外様」な監督は与那嶺要氏(6年)と近藤貞雄氏(3年)の2人だけ。
多数派を占める生え抜き監督に能力があれば問題無い。
しかし在籍年数を見てみると、最も長期間監督の座についていたのが星野・与那嶺両氏で、6年。
その他の監督は5年以下、多くが3年ぐらいでコロコロ変わるから、チームに確固とした骨格ができづらいのが実情。当然、監督の能力に疑問符が付く。
実際、優勝できないシーズンの間に5位6位に沈んだことも多く、とてもじゃないが強豪球団とは言い難い。
そんな中日の体質を壊すきっかけとなり得るターニングポイントとなったのは、
個人的に2001年だと思う。
結果だけを先に語れば、横浜や広島にも抜かされて5位に沈み、結果として星野・中日の時代は終わりを告げた。
その後、山田・落合という2人の外様監督を招いているので、
中日フロントの意識改革があったと思わせるには相応しい年だと思うが、
それでもまだフロントと現場は上手く機能していないのが現状。
それはさて置き、早速2001年を振り返ろう。
98年に広いドームに対応した野球をするチームにモデルチェンジし、
99年に優勝。今でいう「スモールベースボール」のことだろう。
00年は2位に着けたものの巨人の独走を許して迎えたのがこの年。
毎年トレードやらFAやらで周囲を賑わすのが得意な星野。
しかし、彼のやっている補強はフロントの思想を抑え付けて自らが権限を持っての策であるから、
やはり「その場しのぎ」というイメージが強い。
この年も開幕前にFA移籍で川崎憲次郎を獲得した。
巨人キラーという事で大いに期待された川崎。この後全く戦力にならずに4年間の中日生活を終えるとはこの時の星野もフロントも想像していなかっただろう…
この時の主な選手のラインナップを見てみよう。
<投手>
山本昌 野口茂樹 バンチ 川上憲伸 武田一浩 前田幸長 落合英二 岩瀬仁紀 正津英志 ギャラード
<野手>
中村武志 山崎武司 立浪和義 井端弘和 福留孝介 大豊泰昭 関川浩一 井上一樹 ティモンズ 李鐘範 渡辺博幸 種田仁
投手も野手もビッグネームが並ぶ。ただし問題なのが若さの欠如である。
この中で20歳台の選手が投手:4人、野手:2人と圧倒的に少ない。
しかも25歳以下という観点で見ると福留だけになってしまう。
ついでに言うと、外国人・移籍選手も8人と多い。
ここに若手選手をどうはめ込むかというのが今後の課題で、このように内面をじっくり見ていくと、こんなつぎはぎだらけのチームで優勝争いができる訳無いという結論に落ち着く。
開幕戦は広島とだった。
佐々岡真司・黒田博樹という広島の二枚看板に競り勝ったのは良かったが、次の第3戦で早くも暗雲。
先発の武田が打ち込まれ敗北。99年にFA権行使で入団した選手が早くも衰えを隠せない領域に達したことで、先発の再編という課題を突きつけられた。
しかしこの3連戦は勝ち越しという形になり、その後も順調にカード勝ち越しを重ねていくが、もう一つの問題が顕著に現れたのが巨人戦。
初戦は延長12回でも決着付かず1−1の引き分けという形になったのだが、相手先発・工藤公康の調子が今ひとつにも拘らず、点が入らない。
福留のタッチアップの離塁ミスでアウトになったのが痛かったが、それを割り引いても打てていない。
4番の新外国人・ティモンズが扇風機ぶりを発揮しているかと思えば、
1番・関川は99年の打率3割が嘘のように全く精彩を欠く。
立浪・山崎らポイントゲッターも好機に凡打を繰り返すし、これでは打線も機能しないはず。
ファーストの大豊にレフトを守らせるなど、4月終盤にして早くも星野の采配が狂い始めた。
おまけにティモンズのあまりの不甲斐なさに、
昨年オフに一度解雇されたゴメスを呼び戻すという意味不明の補強策を敢行。
さらには種田を出して横浜から波留敏夫を獲得。
若手を抜擢して新風を入れなければいけないのに、やっていることは真逆。
星野の「巨人に勝って優勝したい」気持ちがオーバーヒートしている時期であった。
野口が開幕から8連勝してチームを支え、5月までには何とか上位に留まっていた。
しかし6月、その野口が勝てなくなると歯車が狂い始め低迷。
山本昌は安定感こそあったが爆発力に欠け、貧打で勝ちが付かない事がしばしばあり、
前年の最多勝投手・バンチはストレートが高めに浮いた所を痛打されるなど弱点を見切られていた印象。
川上も前年の不振(2勝)からは脱したが、山本昌同様勝ちに恵まれず。
比較的安定していた先発投手はここまで。
何せ他球団で最多勝の経験を持つ武田・川崎・小池秀郎の3人で挙げた勝利はわずか3つ(しかも全部武田)なのだから苦戦は当たり前だ。
打線も一向に関川・山崎・立浪・井上の調子が上がらない。
躍起になって獲得した波留は、凄いのは怪我の頻度の多さだけだった。
4月絶好調だった福留も不振からスタメン落ちが多くなり、頼りはゴメスだけ。
こんなチグハグ打線からか、よく初回にチャンスを作り0点に終わるシーンが目立った。
特にゴメスが歩かされると、その後を打つのはチャンスに弱い立浪・山崎・井上である。
これでは点が入らないのも頷ける。
チームは7〜8月には少し盛り返すが、それでも3位。
8月後半から一気に勝てなくなった。
低迷するチーム状態の中、投打とも新たな人材を抜擢する場面が多くなった。
投手では、99年ドラフト1位の朝倉健太がローテ入りして先陣を切ると、終盤には00年1位の中里篤史も続く。
中継ぎでは小笠原孝のフォーム改造が実り、来期に希望を持たせた。
全く駄目駄目の野手では、改革はさらに激しくなった。
1番には荒木雅博が定着。打てない、走れないロートル打線に新風を送れば、
終盤には蔵本英智がプロ初ホームランを含む14安打を放ち可能性が見えた。
内野守備に悩まされた福留は後半から外野に回される。
二期ぶりに規定打席到達も打率は.251と上がらずだった。
その他、森野政彦、ショーゴー(森章剛・現日ハム)といった若手が抜擢されたが、2人とも定着には至らず。
シーズン終了後、星野は中日を去った。
翌年からは「外様」の山田久志が監督を務めたが、
地元色を重視するフロントとたびたび対立し、2年で解任。
そして落合博満が就任し、04年は優勝を果たすのだが、
これで中日フロントは安心しきったのか、落合のフロントへの要請は全部受け入れるという体質になってしまった。
中日という球団が変わるには、まだまだ時間がかかりそうである。
もうTBSにも何も期待しない
- 2006.06.29 Thursday
- マスゴミに一言
- 00:55
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- by ベースボールマニア
28日の野球中継(TBS系・横浜vs巨人)を見て、
本当に地上波中継は終わってると思いました。
音消してラジオ点けながら観たのは大正解でした(逝け)
サンスポのこの記事を見て、いかにも熱入ってなさそうなTBSの姿勢が垣間見えたと思ったら、
熱は入っていました。180度間違った方向に。
ファンサービス担当の球団関係者なのにファンクラブ会員へのサービスを考えられない石橋貴明、自身の今後行う試合の宣伝のために来た須藤元気、この2人はハッキリ言っていらなかった。
ホームラン懸賞に金使う余裕あるならもう2試合放映権獲れやバカ。
前日のアマタレントに続いてこの日も須藤が始球式。
演出派手にするなど、関係ない所にどれだけ金使ってるんだこのマスゴミは。
1試合にあんだけ派手に中身詰め込んどいて、
「CM明けたらワンアウト」な場面がどれだけあったことやら。
本末転倒ぶりもここまでやってくれるとは逆に尊敬する。
もういいです。
放映権全試合NHKに売り渡してくれ。それが野球ファンのためだ。
そしてNHKは平日でもガンガン地上波で映して下さい。
ニュース7は無くならないのだからいいじゃないですか。(逝け)
本当に地上波中継は終わってると思いました。
サンスポのこの記事を見て、いかにも熱入ってなさそうなTBSの姿勢が垣間見えたと思ったら、
熱は入っていました。180度間違った方向に。
ファンサービス担当の球団関係者なのにファンクラブ会員へのサービスを考えられない石橋貴明、自身の今後行う試合の宣伝のために来た須藤元気、この2人はハッキリ言っていらなかった。
ホームラン懸賞に金使う余裕あるならもう2試合放映権獲れやバカ。
前日のアマタレントに続いてこの日も須藤が始球式。
演出派手にするなど、関係ない所にどれだけ金使ってるんだこのマスゴミは。
1試合にあんだけ派手に中身詰め込んどいて、
「CM明けたらワンアウト」な場面がどれだけあったことやら。
本末転倒ぶりもここまでやってくれるとは逆に尊敬する。
もういいです。
放映権全試合NHKに売り渡してくれ。それが野球ファンのためだ。
そしてNHKは平日でもガンガン地上波で映して下さい。
ニュース7は無くならないのだからいいじゃないですか。(逝け)
誰かサポートしてやれ… 〜28日 ソフトバンクvsオリックス
- 2006.06.29 Thursday
- 野球日記
- 00:31
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- by ベースボールマニア
松中のサヨナラタイムリーで決着が付いたが、
僕に言わせれば、7年で42億(推定)もの大金が入る事が規定路線になっている選手があの場面で打つのは当然のことだと思う。
という事で、褒めたいのはやっぱり我らが山崎。
捕手というのは「好投は投手のおかげ、降板は自分のせい」と思いがちで、この日は寺原の勝利投手を意識しての自滅を背負い込んでしまいそうなゲーム展開だったが、9回に自分のバットでチャンスメイクをするのはさすがプロである。
よく頑張った。この日の感動大賞は文句無く君だ。前日もだよ
さて一方のオリックス。
6番に下がった途端2安打を放つ責任感の無い中村ノリにまずゲンナリ。
清原とともにチームを引っ張るのが役割なはずではないのか。
おかげで肩痛に苦しむ北川が4番を打っている。
その苦悩を隠し、ミラクルスマイル(by近鉄ファン)でチームを支えるその姿には目頭を熱くせずにいられないのだが、
すべての歯車が狂っているとしか思えないこのチーム状態、どうにかならんものか。
一方の投手陣を見ても、
新人王間違い無しと見られていた平野佳寿がバテている。
何も考えずに完投ばかりさせている(清原がサヨナラ満塁ホームランを打った試合とかな)からこうなるんだと思いつつ、リリーフ陣に目を向けても、
菊地原以外総崩れという印象がさらに深まるテーブルしか残っていなかった。
確かに菊地原はこれから一生外角スライダーだけで飯を食っていける存在だが、
それをサポートする人材が底をついているから、ある意味投手版北川と言えなくも無い。
加藤は155キロのストレートが完全に鳴りを潜めているし、
歌藤も二軍生活ばかりで全然キレを感じない。
つうか誰だよオリックスが首位争いするって予想した奴は。
近年は仰木さん以外の年全部最下位になってるから今年もこのままだと楽天に抜かされっぞ。
僕に言わせれば、7年で42億(推定)もの大金が入る事が規定路線になっている選手があの場面で打つのは当然のことだと思う。
という事で、褒めたいのはやっぱり我らが山崎。
捕手というのは「好投は投手のおかげ、降板は自分のせい」と思いがちで、この日は寺原の勝利投手を意識しての自滅を背負い込んでしまいそうなゲーム展開だったが、9回に自分のバットでチャンスメイクをするのはさすがプロである。
よく頑張った。この日の感動大賞は文句無く君だ。
さて一方のオリックス。
6番に下がった途端2安打を放つ責任感の無い中村ノリにまずゲンナリ。
清原とともにチームを引っ張るのが役割なはずではないのか。
おかげで肩痛に苦しむ北川が4番を打っている。
その苦悩を隠し、ミラクルスマイル(by近鉄ファン)でチームを支えるその姿には目頭を熱くせずにいられないのだが、
すべての歯車が狂っているとしか思えないこのチーム状態、どうにかならんものか。
一方の投手陣を見ても、
新人王間違い無しと見られていた平野佳寿がバテている。
何も考えずに完投ばかりさせている(清原がサヨナラ満塁ホームランを打った試合とかな)からこうなるんだと思いつつ、リリーフ陣に目を向けても、
菊地原以外総崩れという印象がさらに深まるテーブルしか残っていなかった。
確かに菊地原はこれから一生外角スライダーだけで飯を食っていける存在だが、
それをサポートする人材が底をついているから、ある意味投手版北川と言えなくも無い。
加藤は155キロのストレートが完全に鳴りを潜めているし、
歌藤も二軍生活ばかりで全然キレを感じない。
つうか誰だよオリックスが首位争いするって予想した奴は。
近年は仰木さん以外の年全部最下位になってるから今年もこのままだと楽天に抜かされっぞ。
割り切るのもエースになるには大事 〜28日 広島vs阪神
- 2006.06.29 Thursday
- 野球日記
- 00:02
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- by ベースボールマニア
色々なデータを見ながら、12球団を高みから俯瞰するのが僕の趣味なのですが、
その中で今最も結果を出してもらいたいのがブラウン監督率いる広島カープ。
キャンプ中から、従来の生え抜き監督とは一線をなした魅力ある政策を打ち出し続け、このチームは変わるかと大いに期待しているのだが、さすがに1年では無理がある。
僕も我慢して見守ろうと思っているのだが、それでもこの2連戦は精神的に堪えた。
ここで結果を出さないと再び野村謙二郎という生え抜き監督就任が規定路線になってしまうので、踏ん張りどころである。
ファンは来たるべき将来に向けて我慢すべき、そう思わせるデータを先日発見してしまったのだが、
広島以外の球団関係者にこのへっぽこブログを見られて対策を採られる可能性があるので明かしません(いやそんな事ある訳ねぇだろ)
さて、勝った阪神については恐らくマスゴミがオーバー気味に取り上げてくれると思うので僕はあえて取り上げません。(逝け)
ということで広島の収穫という観点に目を向けると、
エース候補・大竹が7イニングまで投げたという事だろうか。
1勝8敗という成績だけが皆の目に映り、
「あれだけの実力を持ちながら何故勝てないのか」という議論になるが、
それは巨人・阪神関係者など結果だけに目を向けるチーム視点での話でしかない。
大切なのは、エースとしての階段を駆け上がるプロセスである。
昨年の大竹は、初の10勝を記録したものの内容はボロボロだった。
これも頭角を現した3年目に、山本浩二前監督に先発中継ぎ抑えといいように使い回され、先発としての投球術・心構えを構築できなかった事に他ならない。
だから昨年は毎試合リリーフエースのように力投した結果、ストレートは150キロ前後を記録するがボール球が増え、四死球が膨れ上がっていった。
そして今年、ブラウンに先発三本柱として期待をかけられたが、
これだけ課題が山積みな昨年を見ていて今年一気に変われる訳が無い。
まずは一つ一つ課題をクリアしていく事が大事である。
今期は既に69イニング投げて四死球はわずか14。
必死に課題の一つを克服しようとしているではないか。
後の課題は、決め球をサポートする変化球の精度アップ・打たせて取る投球術のマスターになるが、
これまでのプロセスを見ている限り、広島ファンは期待していいと思う。
くれぐれも、早急に結果を期待するのは酷。長い目で見る事。
問題は、大竹自身が白星のつかない現状にどう思っているか。
言葉に出さなくてもこの年頃の投手は、打てない打線に腹を立てたり、失点の原因となったポカ(この日で言えば金本への1球)を責めがちである。
たとえ勝てなくても、内心で「今日は試合を作れたぞ!」とか「相手に流れを渡さずに粘れたぞ!」と、プラス面を探し出して割り切れるかどうか。
精神面の充実も、エースになるためには重要である。
でも今日の戦犯は東出と梵だとか言ってるファンには長い目なんて無理だろうな
チャンスメイクが役割の選手にポイントゲッターにもなれって言うの無理ありすぎだって
その中で今最も結果を出してもらいたいのがブラウン監督率いる広島カープ。
キャンプ中から、従来の生え抜き監督とは一線をなした魅力ある政策を打ち出し続け、このチームは変わるかと大いに期待しているのだが、さすがに1年では無理がある。
僕も我慢して見守ろうと思っているのだが、それでもこの2連戦は精神的に堪えた。
ここで結果を出さないと再び野村謙二郎という生え抜き監督就任が規定路線になってしまうので、踏ん張りどころである。
ファンは来たるべき将来に向けて我慢すべき、そう思わせるデータを先日発見してしまったのだが、
広島以外の球団関係者にこの
さて、勝った阪神については恐らくマスゴミがオーバー気味に取り上げてくれると思うので僕はあえて取り上げません。(逝け)
ということで広島の収穫という観点に目を向けると、
エース候補・大竹が7イニングまで投げたという事だろうか。
1勝8敗という成績だけが皆の目に映り、
「あれだけの実力を持ちながら何故勝てないのか」という議論になるが、
それは巨人・阪神関係者など結果だけに目を向けるチーム視点での話でしかない。
大切なのは、エースとしての階段を駆け上がるプロセスである。
昨年の大竹は、初の10勝を記録したものの内容はボロボロだった。
これも頭角を現した3年目に、山本浩二前監督に先発中継ぎ抑えといいように使い回され、先発としての投球術・心構えを構築できなかった事に他ならない。
だから昨年は毎試合リリーフエースのように力投した結果、ストレートは150キロ前後を記録するがボール球が増え、四死球が膨れ上がっていった。
そして今年、ブラウンに先発三本柱として期待をかけられたが、
これだけ課題が山積みな昨年を見ていて今年一気に変われる訳が無い。
まずは一つ一つ課題をクリアしていく事が大事である。
今期は既に69イニング投げて四死球はわずか14。
必死に課題の一つを克服しようとしているではないか。
後の課題は、決め球をサポートする変化球の精度アップ・打たせて取る投球術のマスターになるが、
これまでのプロセスを見ている限り、広島ファンは期待していいと思う。
くれぐれも、早急に結果を期待するのは酷。長い目で見る事。
問題は、大竹自身が白星のつかない現状にどう思っているか。
言葉に出さなくてもこの年頃の投手は、打てない打線に腹を立てたり、失点の原因となったポカ(この日で言えば金本への1球)を責めがちである。
たとえ勝てなくても、内心で「今日は試合を作れたぞ!」とか「相手に流れを渡さずに粘れたぞ!」と、プラス面を探し出して割り切れるかどうか。
精神面の充実も、エースになるためには重要である。
チャンスメイクが役割の選手にポイントゲッターにもなれって言うの無理ありすぎだって
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