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対照的なトップドラフト指名生 〜OP戦13日 ヤクルトvsオリックス
- 2007.03.13 Tuesday
- 野球日記
- 21:13
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- by ベースボールマニア
オリックス2年目となるデイビーが先発。
広島を戦力外になってからというもの、ちなみに二度も
それまでのパワーピッチングから一転、
ストレートを微妙に動かして打たせて取るピッチングへと変貌。
それが安定感抜群の昨年の成績の原動力となっていたのだが、
本日のピッチングは本来のそれとは程遠く、
初回から5回まで毎回ランナーを背負う。
しかも四死球に至っては毎回の6、
OP戦なのに何を弱気な、という突っ込みは若手に対して通用するものであり、
実績あるピッチャーはある程度ゆとりを持って投げられる環境な時期。
だからどうしても調子を崩してるのでは、という疑惑が頭から離れない。
そういや広島2年目の04年も、
前年の安定感(途中入団で5勝、防御率2.39)とは裏腹に、
力んで自分のピッチングが全く出来なかった。
この2年目のジンクスという不安を背に戦わなければならない今季。
しかも前年は年俸からみてもセラフィニの方が期待が高かったが、
今季は第一線となって投げなければいけないから大変である。
くれぐれもあの年に見られた「24連続ストレート」などという頭に血が上ったようなピッチングだけはしないように…
一方のヤクルトは、
投手陣の戦力充填を図らんと2人のルーキーが登板した。
150キロのストレートで将来のエース候補となる、
高校生ドラフト1巡目の増渕、
140キロに満たないストレートを常に動かし続ける、
希望枠入団の高市である。
ピッチャーを上位で2人指名する際、
ピッチングスタイルが異なる2人を獲るのが近年のヤクルトのトレンド。
高卒1年目ながらその有り余る素質で、
このOP戦はやくも競争の場に置かれる事となった増渕。
ヤクルト投手陣はスケールある選手が少なく、
スリークォーター(ほぼサイド)からの豪腕投手という希少価値で、
数多くチャンスを得ている。
この日も2イニングを投げ被安打1の無失点。
一軍は手に届く所まで来ており、
今季も苦しいヤクルト投手陣にスケールを齎す存在となれるか注目したい。
一方の高市は、
チームメイトの石川や藤井らと同じく実戦力満点で、
いかにもヤクルトらしいという投手。
東都大リーグで「高市マジック」と呼ばれたほどの、
前例の無いピッチングスタイルで実績を挙げたが、
果たしてプロで通用するかどうかは解らない。
この高市、利き腕は違うが、
僕は石川と同じ匂いを感じている。
ストレートに速さが無く、
急激に沈むスクリューボールが持ち味の石川。
しかし大学時代は度々スクリューを出し惜しんで相手を翻弄する場面が多かった。
そして4年秋に停滞している所なんかも共通している。
だが02年見事新人王に輝いた石川。
この法則からすると高市も新人王級の働きは十分可能であるが、
それにはキャッチャーとの連携が不可欠な要素。
石川の場合は大捕手・古田が健在だったが、
世代交代の真っ只中なヤクルト捕手陣。
これをチャンスと捉え、
いかに次世代の捕手・米野に自分の投球術を理解して貰えるか。
相手より味方との戦いが待っているかもしれない。
広島を戦力外になってからというもの、
それまでのパワーピッチングから一転、
ストレートを微妙に動かして打たせて取るピッチングへと変貌。
それが安定感抜群の昨年の成績の原動力となっていたのだが、
本日のピッチングは本来のそれとは程遠く、
初回から5回まで毎回ランナーを背負う。
しかも四死球に至っては毎回の6、
OP戦なのに何を弱気な、という突っ込みは若手に対して通用するものであり、
実績あるピッチャーはある程度ゆとりを持って投げられる環境な時期。
だからどうしても調子を崩してるのでは、という疑惑が頭から離れない。
そういや広島2年目の04年も、
前年の安定感(途中入団で5勝、防御率2.39)とは裏腹に、
力んで自分のピッチングが全く出来なかった。
この2年目のジンクスという不安を背に戦わなければならない今季。
しかも前年は年俸からみてもセラフィニの方が期待が高かったが、
今季は第一線となって投げなければいけないから大変である。
くれぐれもあの年に見られた「24連続ストレート」などという頭に血が上ったようなピッチングだけはしないように…
一方のヤクルトは、
投手陣の戦力充填を図らんと2人のルーキーが登板した。
150キロのストレートで将来のエース候補となる、
高校生ドラフト1巡目の増渕、
140キロに満たないストレートを常に動かし続ける、
希望枠入団の高市である。
ピッチャーを上位で2人指名する際、
ピッチングスタイルが異なる2人を獲るのが近年のヤクルトのトレンド。
高卒1年目ながらその有り余る素質で、
このOP戦はやくも競争の場に置かれる事となった増渕。
ヤクルト投手陣はスケールある選手が少なく、
スリークォーター(ほぼサイド)からの豪腕投手という希少価値で、
数多くチャンスを得ている。
この日も2イニングを投げ被安打1の無失点。
一軍は手に届く所まで来ており、
今季も苦しいヤクルト投手陣にスケールを齎す存在となれるか注目したい。
一方の高市は、
チームメイトの石川や藤井らと同じく実戦力満点で、
いかにもヤクルトらしいという投手。
東都大リーグで「高市マジック」と呼ばれたほどの、
前例の無いピッチングスタイルで実績を挙げたが、
果たしてプロで通用するかどうかは解らない。
この高市、利き腕は違うが、
僕は石川と同じ匂いを感じている。
ストレートに速さが無く、
急激に沈むスクリューボールが持ち味の石川。
しかし大学時代は度々スクリューを出し惜しんで相手を翻弄する場面が多かった。
そして4年秋に停滞している所なんかも共通している。
だが02年見事新人王に輝いた石川。
この法則からすると高市も新人王級の働きは十分可能であるが、
それにはキャッチャーとの連携が不可欠な要素。
石川の場合は大捕手・古田が健在だったが、
世代交代の真っ只中なヤクルト捕手陣。
これをチャンスと捉え、
いかに次世代の捕手・米野に自分の投球術を理解して貰えるか。
相手より味方との戦いが待っているかもしれない。
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