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  • 2007.04.08 Sunday
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NPB's dreams 〜第2夢

いよいよパリーグ開幕に向けカウントダウン、という所まで来ました。


精力的な補強を重ね「最強」と評されるようになったソフトバンク。
その名に恥じない戦いぶりをシーズンも見せてくれるのかが第一の見所でしょう。
そのソフトバンクと昨年優勝を争った西武、彼らを退けて王者になった日ハム
戦力低下が揶揄されてますが、フロント主導のチーム編成で天下を取っただけに、
隆盛を維持し今季も優勝争いの輪に加わって欲しい。
05年の優勝から一転下位に沈んだロッテの巻き返し。
球団設立3年目でそろそろ結果が求められる楽天も大いに楽しみであり、
この所勢いの無いオリックスも新首脳陣で挑むだけに期待感が抱ける。
不肖ながら僕もこのペナントを予想させて頂いた訳ですが、
いざシーズンが始まってみれば何が起こるか解らない。
「野球は筋書きの無いドラマ」の通り想像も付かない展開となっていくのです。
05年のロッテ然り昨年の日ハムしかり、
開幕前低評価だったチーム一気に階段を駆け上がる、なんて事もザラであり、
そんな事が起こるからペナントは面白い。




さて先週はプロ野球OBはもっと野球界全体のことを考えろと、
北京五輪監督・星野仙一氏の例を取って述べてみました。
最も彼の問題は自分の功績(と勘違いしている事)を自慢したがるタイプであり、
散々現役選手に対して「私が育てた」なんて台詞を吐いていますが、
選手が成長していく最大の要素は、
選手自身のたゆまぬ努力に他ならないのです。

中日を代表するセカンド・荒木にしても、
「指に接着剤が付いているようだ」とまで語った悪送球癖を、
猛ノックを受ける事で修正できた本人の努力、
何より猛練習に耐えうることが出来たポテンシャルのおかげ。

阪神のリリーバー・ウィリアムスもそうです。
母国オーストラリアで付けた自信をメジャー挑戦で打ち砕かれ、
苦労を重ねた事で精神的にも強くなり、
必殺・鋭角スライダーを引っ提げて日本プロ野球に順応する事ができた。


だから事実かどうか判らない事象に対しても、
「私が育てた」なんて一喝しながら阪神SDとしてノホホンと過ごしておらず(具体的にどんな仕事をやっているのかは不明ですが僕にはそう見えます)、
フロントという立場で次代の日本代表監督となれるような人材を育てて欲しいのだけど、
そのためのロジックもあまり確立されていないですから難しいでしょうか。
(正直中日と阪神がデッドヒートを繰り広げていた昨年もこんなコメントを発せられると白けた気分になるというものです)


最もこれはOB云々というよりも
フロント、つまり背広組の意識に問題がある事だと思っていますよ。
ロジックを確立しようにもそもそも本業が野球でないのだから、
大抵のフロント組は基本的には仕事に対して無責任。
そしてその責任はほとんどが現場に向かっていってしまう。
当然監督も首の挿げ替えにより中々育ってこない。


選手獲得にしてもそうでしょう。
育てる手間が惜しいから一人の選手に1億という契約金を払ってでも、
即戦力となる選手をモノにしようとする。
選手育成はアマチュア界に依存して、
出来上がった者だけを獲ろうという姿勢は褒められたものではありません。
僕としては、成功するかどうか解らない選手に大金をはたくよりは、
トレーナーや練習設備の充実に当てた方が選手育成もはかどりますし、
ずっと安価でずっと効率的だと思うのですがどうでしょう。



なんて事を考えていたら、
先日寝耳に水なニュースが飛び込んできました。

西武球団がアマチュア選手に「栄養費」とやらを不当に渡していたそうじゃないですか。
これは西武球団は当然叩かれてしかるべき事件ですし、
対象となった早大野球部の清水選手の親「西武と契約したら契約金から返す約束だった」なんて責任逃れなコメントも頂けず、
先日のドラフトで入団拒否したもう一人の対象・木村選手もイメージ悪化は避けられない。


しかし僕が思うに、これも自前で選手を育てようとせず、
安易に有力選手を獲得しようとした果ての末路ですよこれは。

裏を含めた選手争奪戦、つまりマネーゲームですか。
こんなのは昔から散々言われてきた事であり、
その原因の一つとして、
「何としても○○が欲しい」という気持ちから次第に、
「他球団にだけは行って欲しくない」という気持ちに変わっていった挙句、
「唾付け」と呼ばれる金銭授与行為が行われる、といった事でしょうか。
それを緩和するべく実施されたドラフト制度も、
一応は機能していましたが江川事件などでその理念は薄まっていき、
そして93年の逆指名制度でボロボロになった。
赤字経営で苦しむ球団が多発しているというのに尚も、
多額の費用がかかる逆指名に向かうという矛盾を生み出してしまった。

04年後半に起こった、
現楽天・一場に対する栄養費授与にしてもそう。
楽天球団に入った事は僕自身も良かったと思っていますが、
3球団も疑惑があったにも拘らず、
結局はその3球団と同じく自由枠を経ての入団という事になったのですから。
「今回の事は丸く治めよう」という球界の空気を感じてしまいましたよ。
(一応僕としては自由枠の権利無し+契約金ゼロで入団が望ましかったと思っていますがそれは一場にとって厳しすぎるでしょう)


この球団の即戦力志向はどこかで悔い改めなければならないと思うんですよ。
前回も言いましたが、今の野球は全体のレベルが上がっている。
だからバリバリの即戦力候補でも、
いざプロでの勝負になったら一歩間違えれば全く活躍できない事もあるのです。
そうして球団にしてみれば契約金も水の泡となり、
また新たな即戦力選手の獲得に躍起となる。
そして即戦力となれない選手はすぐに切り捨てられ、
選手の「使い捨て」思考が強まっていく…となったら、
日本球界にとってかなりのマイナスです。


特に近年は有力選手がFA権を手にする時代であり、
1人でも多く穴埋めとして即戦力を確保したいと考える球団があるでしょう。

しかし現在アマチュア界の人材配給減の一つである社会人野球の衰退という要素もある。
クラブチームの成長独立リーグの形成など、
それを塞き止める動きが出ているのですがまだ足りない。
ですから「成長途上にあるが野球を続けられない」という人材が現れたら、
時には即戦力指向の気持ちを捨て、
積極的にそんな選手の受け皿役を担って貰いたい。




話はガラリと変わりますが、
昨年の高校生ドラフトで最初に入札を受けた選手。
田中をはじめ増渕、前田、大嶺、堂上の5人ですが、 ※1
今回のオープン戦でいずれも出番を貰っているのは嬉しい限りですよ。
この世代は決して田中・斎藤だけじゃないんです。

また単に「それだけ彼らの素材が優れている」というだけでもない。
「高卒選手は体作りが先」という意識を持たれがちなのがプロの世界ですが、
こうして先入観を打ち破ろうとしている首脳陣も素晴らしい事です。


開幕直前にして嫌なニュースが先行してしまった今季ですが、
こうしたわずかな変化から、
新たなドラマが作り上げられていく野球界。
開幕を楽しみに待つことにしましょう。





※1 大嶺は練習試合での登板だったが、OP戦の中止で急遽開催された試合ということで実質登板を果たしたと言って良いでしょう

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