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  • 2007.04.08 Sunday
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内川 聖一(B) 〜スケールダウンに歯止めを掛けろ

予告どおり第5回は、
内野から本格的に外野を守ることとなる内川聖一であります。



今季のドラフトで目玉選手といえば、
凄まじい勢いでホームランを量産している中田翔(大阪桐蔭高)でありましょう。


だがその中田にペースという点で負けず劣らずという高校生活を送った選手。
それが現横浜ベイスターズ・内川でありました。



パワーだけでなく走力も一品、
ショート守備も華麗な動きが目立ち強肩という天性の才能を持ちながら、
高校時代は実働1年ちょっとという短い生活。

というのも下級生時に骨腫瘍という奇病にかかった故、
満足に練習もできない日々が続いたからであります。
そこから立ち直り、1年ちょっとの間に積み重ねたホームラン数は、
占めて41本なり。



当初は広島スカウトが熱心に内川を誘っていましたが、
やはり故障上がりということもあり「猛練習の広島」入りを避け、
横浜が00年ドラフトで1位指名。


才能だけならすぐに一軍でも通用する実力の持ち主であり、
故障がちな体を1年かけて鍛え上げるや否や、
2年目の02年にしてプロ初ホームランを記録するなど42試合に出場。
ヒットは22本で打率.333とまさに快調なプロ人生のスタートでした。






これだけ聞いたら、
すでに今季プロ7年目となる内川、
その類まれな才能で押しも押されぬ中心打者として成長していてもおかしくありません。


しかし現実は、
これまで一度も規定打席到達も無く、
守るポジションも一定していないという中途半端な選手。
確かに年を重ねる毎に成長はしているのでしょうが、
この場合は「成り下がった」というのが適切かもしれません。



確かに高校時代は大型ショートとして一名を馳せましたが、
横浜に入団すると、ショートには名手・石井琢朗がどっしりと構えていました。
石井は言わずと知れた打撃も守備も安定感あるショートストップ。
近年こそ浮き沈みのある成績ですが、チームには欠かせない存在であります。

この石井と、内川との年齢差は12もあります。
正常な世代交代をするにはうってつけな環境なのですが、
横浜というチームは短期で監督交代を繰り返し、
それによって目指すチーム作りも度々変わるという不安定なチーム。



故障がちな体質はプロ入り後もなかなか直らなかった内川ですが、
04年は打撃重視の山下大輔監督の下、
攻撃的な2番打者として化けかかりました。
17本塁打の打率.287という成績で、
故障離脱もありましたがセカンドのポジションを手中にしたと誰もが思いました。


しかしこの年で山下監督は任期満了で解任。
代わって監督に就いた牛島和彦は山下と完全ではないにしろ逆の選手起用。
守備力と実績を重視し、先発が粘り強く守ったリードを生かすべく、
送りバントなど手堅い攻撃を重視。

この方針転換の煽りを受けた格好となったのが内川で、
前年定着したと思ったセカンドにはベテランの種田仁が座りました。
強肩によるショートレンジからのスローイングの乱れが中々直らないため、
内川はもはや他ポジションに活路を見出すしかありませんでした。

前半はどういう訳かレフトでの出場が目立ちました。
当然ほとんど経験の無いポジションです。
そのため守備はおろか打撃でも前年のような勢いは出ず、
中盤以降はバントの巧い小池正晃が2番・レフトとして定着。

その後内川の仕事場といえば、
今度はサード。
波が激しい村田修一に代わり、たまにスタメンに出るといった程度。
もはや「次世代の大型ショート」としての期待は無きに等しい仕打ちで、
次第に内川の選手としての才能もスケールダウンしていった感がありました。





一度落ちたスケールを取り戻すのは非常に困難です。


翌06年、つまり昨年。
種田・佐伯貴弘らベテランの不振・衰えで再びセカンドを守る機会を得た内川。

しかし既に04年の頃の勢いは無し。
ポジションもファースト・外野とその日その日で動き回り、
主戦力とは程遠い存在でした。
前半こそ3割キープもシーズンが進むにつれて落ち込み、
出番こそ過去最高の124試合でしたが、
本塁打はわずか4と、すっかり小粒となってしまいました。





現代の野球選手というのは、
「与えられた役割でしか生きられない」のが実情であります。

そのため横浜のように頻繁に監督が代わり、
それにより方針がコロコロと変更なんて事になったら、
割を喰う選手は必ずといって良いほど現れてしまいます。



巨人が未だ長嶋茂雄監督だった頃、
1番から8番までを打てる打者で固めるという、
超攻撃型オーダーが採られていました。

これもパフォーマンス性を求める長嶋だからこその政策で、
「与えられた役割でしか生きられない」事に反発しての事だったと思います。

しかし今思えば、
その反動がこの度の巨人低迷を招いてしまったとも取れます。
定説に逆らったばかりに、
後任監督は流れを取り戻すのに一苦労している、という図式でしょうか。





話を元に戻すと、
小粒化は免れ得なかった内川ですが、
再びの監督交代で大矢明彦監督の下、
外野手一本で勝負する方針で今季に挑むようです。

すっかり大型遊撃手の形無し、といった所でしょうが、
特徴である俊足・強肩を生かすべくのコンバート、
再びスケールを取り戻そうと必死な内川。
横浜を背負って立つ存在となれるか、注目です。









次回は一流選手への階段を昇らんとしている楽天・高須を予定

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