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ベテラン・若手の融合の成果は 〜横浜

主な戦力表



97年にチームを2位に押し上げた大矢監督が復帰。野手で目立つのがコンバート策で、ポジションが一定しなかった内川・吉村は果たしてライト・ファーストにそれぞれ定着できるのだろうか?相変わらず控えが薄いのでファームからの底上げも必須事項。
逆に投手陣は期待できる素材がゴロゴロ居る。そこに工藤という選手の手本となり得る大ベテランが加入し、殻を破って主力にのし上がる選手が多数現れ一気に強化される可能性も否定できない。野手同様思い切った配置転換も競争を煽る一策となりそうで、今季の投手陣は面白い。

<守備力チェック>

捕=相川はインサイドワークの面でもう一ひねり欲しい
一=吉村が守る事となりそうだが熟練されていないため不安
二=守備を考えれば仁志。藤田も上手いのだが仁志から妙を学びもう一皮
三=村田の居場所。入団当初不安視された守備もかなり様になってきた
遊=石井はいい加減衰えが心配。代替要員も居ないし
左=今季こそ古木は不安を無くし定着して欲しい
中=金城か小池か。金城の肩は健在だが守備範囲の面で衰えていないか
右=内川のコンバートで熾烈な争いとなるか、それともすんなり定着か

<野手陣>

98年の優勝メンバーに次々と去られていったものの、期待の若手は着実に成長している。だがその若手を束ねる段階で下手を踏んだというのが牛島前監督の印象。監督が短期間でコロコロと変わればそれだけチーム方針も変わりやすいというのがプロ野球団の性で、山下前々監督の自由奔放な攻撃野球→牛島の典型的なコツコツ野球と正反対だったこの4年間。おかげで順調に伸びていた内川・古木が割を喰う結果となり見事に成長はストップ。故障者の多さもあり昨年は出番こそ増えたが、内川が.286の4本塁打、古木が.252の10本塁打と物足りなく、新星・吉村にあっさりと抜かされる形となってしまった。
思えば山下の前でも放任野球の権藤→管理野球の森という正反対のタイプの監督を招聘して失敗している。いい加減一人の監督にチームを長期に渡って託すという思考も持ってもらいたいものだが、普段でも散々語っているのでこの辺にしておく。
多村をトレードに出した事が逆に陣容を安定させる結果となりそうだ。いくら中心選手といってもあれだけ下らない事象で故障されてはチーム構想が描きづらいものだし、現有戦力の底上げで穴を埋める腹積もりというのが対象チーム・ソフトバンクと違って好感持てる。
その候補は当然上記で挙げた内川・古木で、両者とも外野でレギュラーを目指すとあって多村の穴埋めには最適。ただ両者守備に難があるのでセンターには守備型を持ってくるのが絶対条件だが。そういう意味では田中一の解雇は時期尚早だった気がする。牛島政権の際センターの優先度は多村>金城小池と思われがちだが、金城は意外にもセンターを小池に譲る場面が多く守備力が低下していないだろうか疑わしい。そうなると安心してセンターを任せられるのは小池ぐらいなものである。
一軍出場無しの05年からまさに「大ブレイク」という形容がピッタリな活躍をした吉村であるが、中心打者として期待するのは早すぎる。
内川 04年 .287 97安打17本塁打→05年 .274 64安打 5本塁打
古木 02年 .320 32安打 9本塁打→03年 .208 73安打22本塁打
村田 03年 .224 74安打25本塁打→04年 .242 79安打15本塁打
小池 05年 .243 98安打20本塁打→06年 .267 94安打 7本塁打

いずれもブレイクしかけた有望株の面々だが、いずれも翌年は苦労している事がお分かり頂けるだろう。これもブレイク年は相手側もそれほどチェックしていないからであり、マークに遭う翌年はそれに対応するのに一苦労という現象である。打率を上げた村田・小池にしても、シーズン序盤戦は打率2割前後に喘ぐ不振でレギュラーの座を逃していた。だから首脳陣は昨年以上の成績を望むのは酷というものであり、多少の不振になっても彼をベンチに下げて佐伯鈴木を使うと安易に考えず、粘り強く起用していき村田のような中心打者に仕立て上げて欲しい。
その村田であるが、昨年は6月からついに念願の4番打者に定着した。堅実な野球を求めてきた前監督・牛島だが村田はスタメンサードで起用。その言動も「考えてさえ打てれば4番なんだ」「9番の次の打順?次は無いんだ(不振で9番降格を命じた際に)」など数年後の大成を期待しての叱咤激励が目立った。そしてようやく中心打者として風格が漂うようになった昨年、目標としていた100打点を大幅に上回り、本塁打・打点では日本人選手内でリーグトップだった。生え抜き日本人選手の4番打者はこの村田以外では松中(ソフトバンク)・新井(広島)だけ(里崎(ロッテ)は暫定的措置だったので除外)で、20歳代となれば村田一人である。だからこそ村田にかかる期待は横浜球団だけでなくNPB全体の思いなのである。夢は大きく、第2回WBCの4番打者である。
攻撃陣ではこれら若手が中心になれば良い陣容となる。問題は守備陣だ。前述の通りレフトに古木、ライトに内川が入る事となればセンターには超一流の資質を持つ選手で無ければ両サイドをカバー出来ないだろうし、大矢監督案の「3番鈴木」が実現してレフトに入っても鈴木の守備はお世辞にも上手いといえないので不安は消えない。小池の強肩は魅力的だが3拍子揃ったルーキー下窪に任せても面白いだろうがさて。
二遊間も年齢的に不安が大きい。長らく不動のショートを守ってきた石井は守備範囲に若干衰えが見られ、時折気の抜けたジャッグルも目に付いた昨年。今季は2番に入り若手を裏から支える立場としても期待されるがどうか。その石井と二遊間コンビに入ると予想されるのが巨人から移籍してきた仁志というのもマイナス点。石井・仁志どちらも守備名人と呼ばれているだけ表面的には問題ないのだが、30歳代後半の選手が揃うリスクというものを考えるとどちらかに藤田を入れて成長に期待したい所である。これらの課題をクリアしないと、巷の評判とは裏腹に貧弱さが目立つ正捕手・相川の存在もありセンターラインは弱体化の一途を辿ってしまう事だろう。せめて多村の放出が痛くない、位のレベルを保って欲しい。
移籍の仁志に期待されるのは当然1番。年齢的にも.260ぐらい打てれば後はベテランの経験でチャンスメーカーの役割を果たせそうだが、残念ながら仁志はこの歳に及んでもブンブン振り回す勢いで勝負するタイプというのは変わらない。02年に22盗塁しながら成功率100%という脚力も既に無いので、仁志が1番というには3割ぐらい打たなければ務まらない。むしろパンチ力がありながら右打ちも上手く、脚力も備わっており何より若い内川が適任だと思うのだが。
後は控え選手の薄さはどうにかならないものか。種田・佐伯・鈴木のベテラン勢は代打で貴重な戦力となりそうだが、上昇のために必要なのが不安な守備を固める要員と不足する機動力を埋める代走要員。牛島は05年の規定到達者8人を見ても解るようにレギュラー陣の強さを重視してきたが、ベンチ入り16人を自由自在に使いこなせれば04年の中日のように打線が貧弱でも十分優勝は可能である。まして多村という中心選手が居なくなったのだからこの部門の強化は絶対条件。数年来投手重視の補強だった事もあり候補が挙げ辛いが、代走要員としては野中に期待したい。

<投手陣>

05年に規定到達+10勝投手を3人も出し、牛島ならではの投手陣改革が実を結びつつあったのが嘘のような昨年の体たらく。三浦・門倉・土肥の3本柱は、土肥が故障で離脱し、三浦は本調子とはいえないながらも責任感を胸に奮闘を続けたが運の悪さも手伝って8勝止まり。門倉は逆に運に恵まれ過ぎ脆弱さが目立ちながらも10勝を挙げたが責任感は無きに等しく、オフに揉めた挙句FA移籍。10勝ながら防御率・イニング数は三浦の足元にも及ばず、それなのに権利ばかりを求める無責任な選手の代替要員として、成績こそ衰えが目立つが責任感高い存在の工藤が加入してきた。
26年目となる今季故成績の面では多大な期待をするのは酷であるが、この獲得劇は横浜にとっては確実にプラスになる。これまでは最年長が川村(今季35歳)であり、期待の若手が揃っているとはいっても同族意識が強くそれが殻を破れない要因となっていた。だが工藤という大ベテランが加入したことで若手はその背中を見て練習法など参考にすべき点は沢山あるはずで、それにより技術を吸収・成長・飛躍していく選手が多数現れれば一気の躍進も有り得る面白いチーム編成となった。
例を挙げれば02年〜03年の近鉄で、01年優勝したもののチーム防御率は5点間近。特に規定到達者が前川ただ一人という先発陣の脆弱ぶりにメスを入れるべく、オリックスからFA宣言した加藤(現解説者)を獲得。加藤は入団会見で「これまでの経験を若手に伝えていきたい」と語り、自身は02年故障で0勝。だが岩隈をはじめ高木・宮本・山本ら若手が加藤の想いを受け継ぎ、崩壊していた近鉄投手陣が見事体勢を整えるのである。その後経営の悪化で頭数を整えられず04年に球団合併に至り本当の成果という点では日の目を見なかったが、大ベテランの加入というのは単なる補強とは一線をなした効果が期待できるのである。
確かに三浦以外信頼度の低い投手陣の顔ぶれが並ぶが、前年2〜5勝に留まった先発投手達の躍進に「工藤効果」が一役買って一気に進む可能性は高い。特に共に100イニング前後投げながら大幅負け越しという結果だった那須野・吉見は工藤と同じ左投手。那須野はセットポジションでの粘り、吉見は球を散らさず投球スタイルを絞り上げる事が課題だが大躍進に期待したい。
これにセットアッパーだった加藤・川村が先発争いに加わり、全員が横一線から激しくローテーション入りを目指して争われる。川村は00年まではバリバリの先発の一員であったがそれ以降今一つで04年からリリーフに回っていた投手。99年に17勝を挙げたのが最良のシーズンであったが、この年辺りまでは良いカーブ・チェンジアップで緩急を付け、球速以上に伸びがありホップするストレートをさらに生かす工夫が見られていた。だが翌年からヒジが下がり球威も低下、変化球もフォーク主体になるという逃げのピッチングが目立ち成績不振に。リリーフ転向でストレート・フォークのコンビネーションが生き復活を遂げたという経歴であるが、大矢はルーキーでいきなり1年間フルにローテ入りした97年の活躍が忘れられないのだろう。果たしてあの時の素晴らしい緩急を蘇らせる事が出来るだろうか。もう年数はかなり経ってしまっている。
手薄になったセットアッパーの1番手は当然木塚だが、新たな人材として推したいのがルーキー高崎である。馬力のあるフォームから繰り出されるストレートは150キロ越えで決め球の高速スライダー・フォークもキレがあり実戦的。社会人時代は先発も務めていたが、ストレートは速いもののフォーム的に問題があり(テークバックの取り方らしい)右打者のインコースを狙えないという弱点があるから短いイニングの方が向いている。当然木塚・高崎だけでは足りないのでパワーピッチャーの助っ人ホセロ・チアソン、中継ぎへと配置転換される事が濃厚な土肥、日ハムを戦力外となり出戻りの形となった横山らを加えて新たなスタッフを築き上げるのだろう。
左腕不足故高宮辺りもリリーフに回されそうだが、ストレートに速さが足りないうえシュート系のボールも無いから先発向きである。キレ命のストレートに球持ちの短いフォームを改善して伸びが加われば一気の一軍定着も可能だ。フォークが生命線である牛田もリリーフとしてはスピードが足りない。投球パターンの単調さとフォークの連投による握力の問題故リリーフが適任と早合点されそうだが、昨年好調時はフォークでカウントを取るピッチングも出来ておりまた8イニング投げた事もあるのでスタミナも十分。三浦タイプのも与四死球が多い割にはスピード不足で、先発リリーフどっちつかずの選手は実にスピード不足なタイプが多い。多村との交換要員である寺原もその内の一人となってしまう恐れがあり、150キロ台中盤を記録した高校時代とは裏腹に昨年はこじんまりとした印象であった。ストレートは149キロぐらいで変化球もカットボール中心の打たせるピッチングにシフトしたのではという印象で、三振も奪えず苦しいピッチングが目立っておりこのままだととにかく数が豊富な横浜投手陣の中で個性が埋没しかねない。課題は空振りの取れる変化球。「速さにはこだわらない」と本人は話しており、改善できるかに注目が集まる。

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