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  • 2007.04.08 Sunday
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今オフの編成をシミュレーションする 〜北海道日本ハムファイターズ

今シーズン、もっとも大きな変身を遂げたのがこのチーム。その強力打線ぶりに「ビッグバン打線」と名付けられてからずっと打撃力が売りのチームだったが、今季は投手陣ありきのチームに生まれ変わった。
攻撃では、リーグ新記録の1151三振という不名誉な歴史を作ってしまった昨年の反省を踏まえ、機動力や小技を重視した野球を展開するチームへと変換。これは出来そうで中々出来ないことである。近年の失敗例として、権藤博→森祇晶の監督交代があった横浜を思い浮かべる。バントを多用するようになったものの選手の意識までは変える事が出来ず、チームは奈落の底へと堕ちていった。それを日ハムは、監督が代わらない中で成功させた。見事なものである。
投手・野手とも有望な若手が目白押しで、今季はそれらの一部が主力へ定着を果たし、未来は明るい。これも高田繁ゼネラルマネージャーがしっかりと腰を据えてチーム作りに邁進している成果なのだろう。今までの日ハム野手陣は強力打線とはいってもそのウェイトの大半を助っ人が占め、彼らが不振なシーズンは下位に低迷するというシーズンばかりであった。その傾向が改善されつつある現在の流れは切りたくないし、切ってはいけない。


・現在のチーム状況

チームの顔・SHINJOが引退宣言、さあどうする、というのが来季以降興行面での悩みとなりそうだが、森本稀哲のパフォーマンス性で埋まるかどうか。無理ならば、過去にSHINJOがやったゴレンジャーのように編隊ユニットを組んでみるか?候補としては紺田敏正・鵜久森淳志辺りか?
まあその辺はどうでもいいので本題。SHINJO以外の主力野手を見てみよう。稲葉篤紀34歳は今季の充実ぶりから3年後もライトのポジションを守っているだろうし、小笠原道大33歳もファースト一本でいければまだまだ老け込まない。セギノール31歳は両者より若いものの長打を狙えば打率が落ちヒットに執着すると調子を取り戻す、の繰り返しなので信頼性は置けない。金子誠31歳は今季こそ精彩を取り戻しつつあるが過去3年はいずれも脇役レベルの成績なので来年勝負。「お前どうした」というのが木元邦之28歳で、ヒルマン監督の方針転換の下、当てるバッティングへの意識変換が駄目になった原因だろうか。森本・田中賢介の25歳・1、2番コンビがチームに活気を与えているものの、上記5人のうち3人が不安定な点から、34歳になるSHINJOの引退宣言を「新旧交代への号砲」と前向きに捉えるべきだろう。
未固定ポジションはキャッチャーとサードで、前者は高橋信二・鶴岡慎也、後者は木元の後をマシーアス・稲田直人・飯山裕志が争っているが、決定力不足は否めず。特にサードの不安定ぶりは今後を見据えると不安材料であり、仮に木元の調子が戻らないとなると重要な補強ポイントとなりそうである。尚あまり知られていないが、飯山の守備は天下一品。とくに三遊間からファーストへ送球する能力は広島・梵英心と比べても大差ない。当然今後も重要なベンチ要員となるが、打力がつけば是非レギュラーで起用したい選手だ。
一方の投手。ベテランという懸念は立石尚行の36歳が目立つ程度で、後は31歳以下のメンバーで構成出来ており抜群の編成である。エースの金村暁の不調は、高卒2年目のダルビッシュ有、大卒新人・八木智哉の十分すぎる活躍で今後も安泰。
不安材料があるとしたら、登板過多に陥っている武田久・MICHEALを中心としたリリーフ陣である。特に武田久はボールのキレで勝負するタイプ。球速は140キロ台前半ぐらいだが、阪神・藤川球児のようなスパイラル回転がかかったストレートはミートが困難である必殺のボール。疲労が溜まってきた交流戦後半に不調に陥り、その後復調して現在に至るのだが、果たして来季以降はどうなっているのか読めない。脇を固める建山義紀・岡島秀樹が31歳なのと、先発陣と違って新たな若手がいないのも心配の種。


・戦力外選手

A=マシーアス セギノール SHINJO 井場友和 リー 岩下修壱
B=森章剛 横山道哉 中村渉

SHINJOは本来なら赤字にする所だが、彼の性格上撤回も有り得るので決め付けるのは早いと思う。だが「SHINJO選手の引退撤回を望む掲示板」何ぞ作るJR北海道は何なんだか彼本人の意思を尊重することこそ本当のファンなのではないのか
予想を越えて少ない人選だが、これも僕が考える事もないほどチーム作りが順調に行われている表れなのだろう。
ドラフト1位の井場を入れ、あえて矢野諭は外したのはファームでの成績からである。こと投手に関しては高齢化の3文字を考えなくても良いほど充実しているので、ファームで好調な矢野・伊藤剛は急いで斬る必要はないだろう。
井場に関してだが昨年の交流戦で中日ファンからも投手交代の際「井場出してくれ〜!」と叫ばれるほどの人気者である。まあ期待されてるのは打たれることなんだろうけど トライアウトで他球団入りし、輝く姿を見てみたいものだが。


・3年後の主力候補

森本・田中賢はそれぞれ今季8年目・7年目だから、結構時間がかかったな、というのが第一印象。その事を踏まえたからなのか、高卒選手であっても1年目から積極的に実戦経験を詰ませている現在の日ハムファーム。ダルビッシュ須永英輝・木下達生の投手陣に至っては1軍を経験しているのだから、この抜擢の速さは確信犯的である。
それでも野手は、3年後に4番を任せられる選手を選べなかった。高卒スラッガーの鵜久森・市川卓は成長スピードが停滞しつつあり、逆に速い陽仲壽(ヨウチョンソ)・尾崎匡哉は本来が1・2番タイプである故クリーンアップへは入れづらい。小笠原・稲葉が残っても全盛期を保てているかは疑問だから、これまでのように外国人に頼るのか、今の1・2番コンビを3・4番(田中賢・森本の順がベターか)に育て上げるのかしなければ3年後は厳しいと予想する。そんな中アクセントとなる存在が川島慶三で、小柄で俊足だがパンチ力も秘めており、彼の成長如何で大きく変わりそうだ。仮に川島がサードに入るとしたら、空いたレフトには紺田工藤隆人が入って現在の布陣と同様の鉄壁守備網を形成するか、それともパワーのある小谷野栄一、佐藤吉宏が入るのか。もう一つ弱いキャッチャーは、高橋・鶴岡に成長が見られない場合は、その下の世代・今成亮太に期待が移っていることだろう。
投手であるが、これは若手が続々と出現しており考えるだけで気分が乗ってくる。金村が残る(それでもエースの座に推しづらいのは完投能力があまりないからか)と仮定し、ダルビッシュ・八木は無問題で残り先発枠は3つ。これをドラフト上位の鎌倉健・正田樹・須永・江尻慎太郎・橋本義隆と、木下・金森敬之・菊地和正に残っていればディアスが激しい鍔迫り合いを繰り広げると予想する。何せ上位指名の候補が全枠納まったとしても2人はあぶれるわけだから、贅沢な布陣である。江尻は毎年期待を掛けられる選手であるが、去年今年とことごとくシーズン中盤を待たずしてファーム落ちしているから期待薄、正田は今シーズン一軍未登板というつまずきを犯してしまい来季が正念場。恐らくは来年の彼らの成績で3年後の顔ぶれはほぼ決定するだろう。
リリーフ陣に不安材料があるが、ここでは武田久・MICHEALは残ると予想すると…今年活躍している押本健彦・武田勝に、建山岡島のどちらかが入って残り1枠を育成枠、といった感じか。岡島・武田勝の左腕はロングリリーフタイプなので、出来ればもう一枚左投手が欲しいところだ。
以上のことから、3年後の顔ぶれは大体こんなものか。


  野手              投手
1 陽     遊      先  八木     リ   MICHEAL
2 田中賢  二         金村        武田久
3 森本   中         ダルビッシュ    岡島
4 外国人  指         鎌倉        武田勝 
5 小笠原  一         須永        押本
6 稲葉   右         木下        金森
7 川島   左
8 鶴岡   捕
9 尾崎   三
  


・重点補強ポイント

・高卒外野手(右打ち必須)
・高校生の左腕投手


現有戦力でもかなりのメンバーが控えているので、重点としてはこの2点ぐらいか。
外野は、SHINJOが引退するのもさる事ながら、絶対数も10人と不足気味。今シーズン途中に自由枠投手の糸井嘉男が野手転向となったのはある意味仕方のないことである。とりわけ右打者は3人しかいなくなるので補填は絶対に必要だ。チャンスメーカー・スラッガーは不問。高校生としたのは、即戦力には左打者に好素材が集中しているからで、出来れば稲葉のようなバッティングに柔らかさのある素材が欲しい所だ。内野は陽・川島・尾崎の成長に託して補強なしで良いだろう。
一方で充実している投手であるが、選手寿命が短く、アクシデントに左右されやすいのが投手というポジションの宿命であるので、危機管理は必要。希望枠では岸孝之(東北学院)から撤退し宮本賢(早稲田)を第一候補にしたと報道されたが、実戦派の左腕は八木・武田勝と主力級に2人いるので不必要なのではないか。須永が育てばなおさらのこと。左腕を取るなら、須永より年齢が下の素材つまり高校生に向かうべきだろう。まあ1巡目は田中将大(北海道)で決まりだろうが…
それなら即戦力組ではどんな素材を採ればいいのか。伸び盛りの高校生右腕に比べ、即戦力右腕は不本意な結果(井場とか江尻とか)であるので、絶対にではないが2枚くらい獲っておくと良い。


・具体的なドラフト

右打ちで打撃に柔軟性のある外野…高校生を見渡してもそれほどいない。柔軟性という点では毎年左打者の方が充実していることだし。スラッガータイプでは、木村直貴(福岡)ぐらいのものか。本間篤史(北海道)・青山友紀(滋賀)ら完全スラッガータイプも悪くはないが、それだと鵜久森・小谷野と選手像が被っているので厳しくなるし…三拍子揃ったタイプを探すと、武野谷恭弘(埼玉)・中山亮(佐賀)といった選手が候補。大学では長野久義(日本)の功打力が優れている。
高校生左腕も今年はやや少ない。実戦派は揃っていると上で書いたので、首脳陣の育成能力を信じて思い切った速球派・素材重視ドラフトを展開するか。となると山田大樹(茨城)・樋口裕史(埼玉)・北田雄樹(石川)がその候補。技巧派だが高橋佑輝(秋田)・吉川光夫(広島)の将来性にも期待が持てる。


・お薦めトレード

坪井智哉 ⇔ 中日・山井大介orヤクルト・佐藤賢

外野が弱いと語ってきたが、それでもあえて坪井を交換要員に挙げるのは、今季は故障もあるが完全に浮いた存在になっているという事。
その坪井を欲しがるであろう球団は、新たな血を入れたがる中日と、左の代打が不足がちなヤクルト辺りか。補強すべき所は若干の不安要素があるリリーフ。

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  • 04:55
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