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  • 2007.04.08 Sunday
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今オフの編成をシミュレーションする 〜広島東洋カープ

ようやく12球団目に辿り着いた。これも毎日激しい戦いを繰り広げる選手・首脳陣・フロントの皆さんと、高校・大学・社会人・クラブチームでプロを目指さんとしている選手達のお陰であり、心から感謝するとともに、素人がこうして大きな口を叩いていることに謝罪したい。
僕も今年で24歳思えばドラフト候補生の殆どが年下になってしまってるんだな選手は皆奮闘しているのにオレと来たらなんて駄目人間なんだと思ったり(どうでもいいし邪魔)

山本浩二前監督の時代は、正直感情注入出来なかったこのチーム。「弱いのは資金不足のせいじゃなくて正しい道をあゆんでないからだろ」なんて思い、連続Bクラスにもまたか…ぐらいの気持ちであった。
それが今年に入ると一転、何とか浮上してもらいたいという気持ちに変わり、このヘナチョコブログでもかなり広島寄りな文章を書いているのであるが、現在は足場を築いている時期である。選手を揃えるべきフロントが機能しなくなり、OB中心の首脳陣も、年齢の増加とともに熱意も失せてきたのか「笛吹けど踊らず」な状態になり、昨オフの状況は焼畑農業の痕のようであった。いや、世間から注目されない分「楽天よりもヤバイ」状況だと思っていた。
そこに現れたのがブラウン監督であるが、球団フロントは恐らくルーツ氏の前例をとって外国人監督という決断をしたのであろう。正直山本辞任野村謙二郎引退が重なった時は、「野村が監督なんかな…あーあ未来無いな」なんて考えていた。
ともかくブラウンの下、従来の広島の「猛練習・根性野球・故障だらけ」というイメージは大分払拭されてきた。それでも達川光男前々監督の時代も含め、7年間の遠回りは1年や2年でそうそう埋められるものではない。
現在のセリーグは中日・阪神など補強策が成功したチームが上位に君臨しており、「野球は金だけじゃない」という思想を再びファンに植えつけるためにも、この広島が突破口となり上位球団に肉薄してもらいたいものである。


・現在のチーム状況

第2期山本政権は無残な結果に終わった。その原因はフロントの補強失敗や選手の成長の遅さなど様々な意見があるが、僕はその責任を監督に求める。山本の第1期、ファームでは近年では想像も付かないほどのスパルタ教育が行われていたと言われており、それが前田智徳・江藤智(現西武)・緒方孝市・金本知憲(現阪神)の台頭に繋がった。しかし第2期政権開始時は既に55歳で、スパルタを施そうにも体が付いていくかどうか不安に思ったのだろう。かといって前のイメージがあるから選手に優しくも出来ず、チームは迷走していった…
昨オフ、そんなチームの惨状を見渡したブラウン。野手は和製大砲が揃っていた事もあり、外国人監督にありがちな「部下」とも言うべき新外国人を連れてこなかった。この姿勢にまず好感を持てたし、数が決定的に不足していた先発投手にも、「5人制・中4日」で乗り切るというプランを立てた。そうして大まかな戦略を立てた後は、ひたすら陰の努力だ。詳細は普段から散々書いているのでここでは省略する。
その中で挙げたいのがキャプテン制。野手は前田、投手は黒田博樹にその大役を任せ、両者はアンダーシャツに「C」のマークを載せて試合に臨んでいるのだが、「中心選手の存在をハッキリと形で表す」事によりチーム内の結束を高めるという狙いなのだろう。
よく失敗するのが、「中心選手はいない(全員が中心選手)」でも「中心選手を明言する」でもなく、曖昧な表現で中心選手「もどき」の事をマスゴミに間接的に語ったりする行為で、結果チームは結束せずに迷走していく。(今年のオリックス清原・中村なんかまさにそう)
戦力がどの他球団より劣っているにも拘らず最下位にならず収まっているのはこの効果のお陰と言ってもよい。前田は6月に故障離脱し、黒田も現在故障中なのだが、彼らの分も活躍する、というのが求心力のあるチーム。野手陣は松本高明・井生崇光・末永真史・山本芳彦・吉田圭が貴重なバイプレーヤとして進境を見せている。投手は黒田故障が最近の出来事なので成果は未知数だが、大竹寛辺りがエース代理を務めチーム力を保つと信じたい。
とはいえ投手は完全なる駒不足。野手はドラフト下位選手でも前田・新井貴浩・栗原健太のように大きく育つが、投手はアマチュア界の実績がそのままプロの成績に反映される傾向が強いため、そういった大物投手を獲れない広島球団、かなりの苦境に陥っている。
前半はリリーフ陣が機能し高水準を保っていたが、オールスター以降息切れして打たれているのはバックアップ役が皆無であるからだ。補強が第一、といっても現在のフロントにそう期待を寄せるわけにはいかないので、全体の底上げが重要課題となる。


・戦力外選手

A=鈴衛佑規 ロマノ 苫米地鉄人 仁部智
B=鞘師智也 浅井樹 (岡上和功・甲斐雅人) 玉山健太 (天野浩一・青木勇人) (高橋建・広池浩司)

横浜と同じく、選手の潜在能力を信じて首切りには慎重な姿勢が目立つ。それでもブルペンキャッチャーぐらいの役目しか果たして居ない鈴衛の11年目はあまりに長すぎやしないか。彼をみたいに化けると思っているのならもう筋金入りだが…
Bに入れた玉山は、野手にコンバートするのもありではないか。プロ入り時はスカウトも投手と野手どっちで育てようか相当迷ったはずであるが、投手で育てようとして見事失敗したので、野手で再起を図らせてあげたいところ。


・3年後の主力候補

まず、ブラウンが3年後も監督を務めているかどうかが問題。ここでは残留と信じて先発5人という枠組みで予想したのだが、果たしてフロントは長期政権を考えているのだろうか。
次に、カープアカデミー生も含め大量に在籍する外国人投手。ダグラスは早くも来季残留が決まり、年齢的にも3年後の衰退は無いだろうが、金銭トラブルが耐えないのがこの球団。果たして3年後は居るのか。ベイル・ロマノも、今季のコスト対燃費を考えればラロッカのように首を切られるかもしれない。残ったフェリシアーノマルテ。主力に故障が発生していることにより積極的に起用されてはいるが、一向に実績を上げられないフェリシアーノは今季残留でも来年から1年1年が勝負。マルテは後2年ぐらい猶予期間がありそうだが、それでも3年後の主力となるには結果次第。
さて野手を語る。1・2番コンビ、東出輝裕・梵英心がともに26歳で3年後は問題無いといえるのだが、過去の東出の波乱万丈なアップダウン人生がある限り全幅の信頼は置きづらい所。それでも2年前と違いガツガツとした姿勢が身に付いた両者。(も社会人時代は執念が感じられないと評されていた)これから直面するであろう苦難にも立ち向かい、レギュラーの座を固めて欲しい。
中軸は不動。嶋重宣は成績下降気味で不安だが、遅咲きということを考慮して持ち直すと予測。4番・新井はそのバッティングフォームは異端の一言。左足のステップが淡白にも拘らず、ステップしてからの粘りが驚異的で後ろ重心を保てる。スイング軌道もアッパーであるが、今季は変化球にも割かし対応が出来ている。この異端ぶりはすぐには衰えないだろう。
難しいのが緒方・前田の後釜。その中でも守備名人と謡われる廣瀬純のバッティングに安定感が出てきたのは好材料。彼がセンターに座り、レフトは今季のように様々な戦力を代わる代わる起用することとなるだろう。
これでは今季とあまり変わらないじゃないか、と言われるかもしれないのでもう少し弄るとすれば、今季多少試された東出センターという布陣か。そして空いたセカンドは松本・山本芳の併用である。
投手では、ハッキリ言って現有戦力でメンバー組むのは無理。特に先発は、黒田が残っていると仮定しても他候補で信頼置けるのは大竹一人なので、未知数の大島崇行・斉藤悠葵・丸木唯・今井啓介・田中敬人を競争させながら成熟させていくといった起用が必要だ。期待がかかるのがドラフト1位・佐藤剛士なのだが、同期のダルビッシュ有(日ハム)・涌井秀章(西武)と比べるとあまりにも技術的に幼い。(ストレートと変化球でフォームが違う、フィールディングが緩慢など)よって後5年ぐらいかかりそうである。
リリーフには、復調気配のある河内貴哉に、ストレート自慢のマルテ・梅原伸亮を加えれば永川勝浩という抑えが健在なだけに何とかなりそうである。
ということで3年後の予想は以下のとおり。


  野手              投手
1 東出   二      先  黒田     リ   永川
2 梵    遊         大竹        河内
3 嶋    右         斉藤        長谷川
4 新井   三         田中        梅津 
5 栗原   一         今井        森
6 廣瀬   中                    梅原
7 末永   左                   マルテ
8 石原   捕
  


・重点補強ポイント

・実戦派で完成度の高い投手
・打力のある高校生捕手
・内野手(タイプ不問)
・スラッガータイプの外野手


まず投手であるが、これは即戦力級以外獲る必要性は少ない。素材重視の選手なら今のファームに腐るほど居るし、新たに同タイプを追加するのなら、佐藤義則氏(現日ハム投手コーチ)のような指導力のあるコーチの引き抜きに資金を使った方が有益である。ノーモア川島・山根・河内
今年の高校生1巡目は前田健太(大阪)一本とのことだが、これはベストな選択である。完成度と威圧感を併せ持った好投手であり、投球フォームは既に完成の域である。甲子園出場はならなかったことが逆に広島にとって追い風となりそうだ(競合無しの可能性)。
即戦力ドラフトでも狙いを同じくしたい。木村雄太(21歳)深町亮介(中京)が希望枠候補に挙がっているが、果たして育てられる自信はあるのか。個人的にはなんとしても高市俊(青学)に目を向けてもらいたい所であるが。東都大リーグのブランドが上がっており今の広島では苦しいが、亜細亜・永川を自由枠で獲った広島なら狙っても不思議ではないと思う。
内野手はやや説明を要する。東出・梵・新井・栗原とレギュラー格の選手がそろっているので不必要と思われるかもしれないが、最若年が松本の22歳、それも彼一人だけであるので、年齢の偏りを防ぐのに今年から3年ぐらいのスパンで観ながら獲得していくと良い。
外野は、昨ドラフトの高卒1巡目が鈴木将光なので備えは出来ているが、その次が吉田22歳、天谷宗一郎23歳とやや開いているので、大学生スラッガーを一人ぐらい挟みたいところ。
鈴衛を未だに支配下に置き、上村和裕を獲得するというやや歪な構成のキャッチャー陣。次世代の正捕手候補・白濱裕太はディフェンス重視なので、彼と対極の打力重視タイプを獲って尻に火をつけたい。


・具体的なドラフト

今年の高校生投手は、個人的には前田健が完成度トップだと思っているので何も文句はない。大・社ドラフトの下位指名で即戦力級を獲れるかどうかにかかっているだろう。
大学生では大隣憲司(近畿)らトップ選手以外は、完成度よりも素材の良さを誇る選手が多めなので、狙いは社会人。若い人材では七條祐樹(21歳)・筑川利希也(23歳)に、左腕の服部泰卓(23歳)辺りか。やや高齢な選手からは荻野忠寛(24歳)・鈴木亮(25歳)が候補となる。
キャッチャーは高校生にスラッガータイプが多くいる。池永周平(東京)・高森勇気(岐阜)・橋本良平(和歌山)などである。未来予想図を白濱から白紙に戻すとなれば、小池翔大(茨城)のようなディフェンスタイプを獲りたい。
内野は、正直なところ数を獲得すればそれで良いと思う。二遊間=小技・機動力タイプ、一・三塁=馬力・スラッガータイプというチームの伝統は普遍であるが、次代はスラッガータイプのショートなど、ガラリと変えてみるのも面白い。坂本勇人(青森)はパワーもあり走・守も優れているのでお薦めだ。
外野手は、スカウトが注目している大学生が神戸拓光(流通経済)であり、鈴木吉田の年齢差を埋めるには大学生、という狙いは評価できる。神戸は左打なので、併せて右打者も獲るならば巧打タイプだが長野久義(日本)辺りが良いだろう。


・お薦めトレード

特になし。需要があるといえばすぐ使える左腕投手であるが、足元を見られて若手選手を出す羽目となる恐れもあるのであまりお薦めできない。今春の日ハムの岡島秀樹獲りのようなトレードが出来れば越したことは無いが、野手も成長途上の選手が多く出したくない所なので、ひとまずは凍結だろう。

今オフの編成をシミュレーションする 〜東北楽天ゴールデンイーグルス

チーム設立2年目。設立時の寄せ集めな陣容からとりたてて大きな選手入れ替えも無い。
それでも僅かではあるが成績は向上。チーム防御率はリーグワーストながら、4点台に収まり何とか投手陣の体制は整った感があるし、総得点もリーグワーストだがチーム打率は4位と悪くない。言わば打線は繋がりに欠ける、という事であるが、これはチーム編成が無茶苦茶であるのが原因。言い換えれば、空気が汚い。フェルナンデス山崎武司ら中軸がいくら個人主義に走ったところで繋がりは生まれないからで、これからは高須洋介のような泥臭さを持ち合せた選手を作り上げたい特にスラッガー。
年齢構成はかなり歪なので、フロントは本気でチームを浮上させたいのなら、今オフは大幅な選手入れ替えが望まれる。来季もそこそこ使えるから残留、では何時まで経ってもチーム力は上がっていかないからだ。


・現在のチーム状況

今季から就任した野村克也監督。その実績は語るまでも無く素晴らしいものであるが、外国人補強だけでなく監督も「他球団で実績を残した人物」で人選するというのがいかにも臆病なフロントらしく、選手の能力よりもこちらの方が今後の最大の不安要素。
個々の成績を見てもかなりの向上を魅せている野手陣であるが、実は昨年もチーム打率は5位と楽天なりに健闘している(日ハム打線が駄目駄目だっただけともいえるが)。その昨年の原動力は、打棒が蘇り中盤から4番・指名代打に定着した山崎武と、中途トレードが大当たりした沖原佳典の2人。
沖原は今季の落ち込みが激しく、山崎武も昨年ほどの勢いは無い。しかし沖原の役目は中日から移籍してきた鉄平と、脅威の得点圏打率を盾に3番定着を果たした高須が十分すぎるほど埋めており気にならないし、4番には西武を解雇されたフェルナンデスが座り、これにより山崎武が5・6番を打つので厚みが増した印象。磯部公一の故障具合は気になるが、それでも戦力面ではだいぶ充実してきた。
ディフェンス面ではどうだろう。最も重要なのがセンターラインで、センターに鉄平、セカンドに高須が定着しそれなりに安定しているが、ショートとキャッチャーが不安定なのが辛い。ショートは沖原の衰退で苦しくなっているのだが、彼に次ぐ出場機会を得ているのが塩川達也。走攻守安定しているが、飛び抜けたものが無いという印象。しかし年齢も考慮すれば未来のショートを託せるのは彼ぐらいのもので、2年ぐらいかけて熟成を待つのか、それともここを重点ポイントとして補強するのか。キャッチャーは野村の出身ポジションということもありその育成手腕が注目されたが、経験者だからこそ、支配下選手を過少評価して抜擢が遅れるということも考えられる。藤井彰人やルーキー河田寿司を軽視し、息子のカツノリが積極的に起用されている点から、今の楽天はまさにそんな状況に陥っていると実感する。
投手陣であるが、エース・岩隅久志の長期離脱により、何とか先発の柱となる存在を育成しようという野村の気概が感じられる選手起用が展開された。敗れても敗れても投げ続ける一場靖弘、かつてのドラフト1位というネームバリューとも戦っている山村宏樹、ドラフト上位で入団したもののプロの壁に跳ね返された松崎伸吾・青山浩二、延長12回完投するも勝ち星が付いてこない有銘兼久などなど…
リリーフでは、野村お得意のベテラン使い回し継投の下、何とか体制を整えている。福盛和男は現在こそ不調だがオールスター出場も果たすなど抑えとして奮闘。出戻りという形となった小倉恒も随分と充実したシーズンを送っている。その他、吉田豊彦・河本育之・徳元敏・谷中慎二らをショートリリーフで使い回しやりくりしているものの、このポジションは早急な手当てを行わないと来季以降戦えなくなる。ベテランが衰えたら手詰まり、というぐらい現有戦力に信頼性は置けないので、スカウトを充実させ選手を揃えることに邁進して欲しい。


・戦力外選手

A=酒井忠晴 永池恭男 バレント 鷹野史寿 益田大介 河本育之 戸叶尚 矢野英司 玉木重雄 金田政彦 冨岡久貴 佐藤和宏 バワーズ
B=吉岡雄二 沖原佳典 飯田哲也 (山崎隆広・佐竹学) 谷中慎二

ベテラン陣が多く、彼らの中には一軍未出場といったレベルの選手も多いから(特に投手)、当然というべきかAの方に偏ってしまった。バレントは年齢を見れば来季以降楽しみであるが、肝心の今季の成績が…
彼らを全員斬ってしまえば編成が出来ないのではないか、と思われるかもしれないが何てことは無い、その分ドラフトで多めに獲ればいいだけの話である。昨ドラフトでは12球団最多の11人を獲得したが、正直まだ足りないと思った。松崎・青山が即戦力級の働きをして地元の星になれれば問題なかったのだが、彼らに不安分子があった以上投手はもっと多めに獲った方が良かった。
尚Bではカツノリを入れたかったが、野村にその気は全く無さそうなので除外した。

・3年後の主力候補

あくまで現有戦力でメンバーを組むのがこのコンセプトなので、かなり頭を悩ませる羽目となってしまった。如何せん主力にも控えにもベテランが多すぎるのだ。主砲・フェルナンデスが3年後も磐石かは神のみぞ知るところだが、他に4番を任せられる人材も皆無だから、当分は外国人で繋ぎつつ、その候補となるべき人材をドラフトで獲得する必要があるだろう。
現在3番を打っているのが高須だが、33歳になる3年後も同じ打順を打っているようだったら危険信号。若手成長株の鉄平と1・2番を組ませるのがベストであるが、それにしても坂克彦のトレードは3年後を図る上で大きなマイナスである。日ハムや広島のような5年後も磐石な1・2番コンビを築ける可能性があったからであるが、今となって悔やんでも仕方ない。ショート塩川が打棒開眼すれば2番で起用したいが…サードもスラッガータイプが山下勝充・大廣翔治で信頼が置けない。終盤に塩川と同タイプの西谷尚徳が起用されているが、やはり迫力不足。
5〜7番の人選も重要なポイントである。山崎武や磯部がいい歳なので新たな人材を充てたいところだが、結局は30歳前後の竜太郎・憲史・草野大輔頼みとなる。楽しみはファームで中々の成績を残している升田慎太郎中島俊哉となるが、野村の起用優先順位は 小技タイプ>スラッガー なので、西谷・草野・牧田明久・平石洋介らとの競争となる。打てるキャッチャーとして河田が定着すれば少しは洋々となりそうだが…
投手、こと先発陣に関しては中々のメンバーが揃った。エース岩隈を筆頭に、有銘・一場・朝井秀樹と目下30歳以下のメンバー4人が定着すれば戦える陣容となるし、台湾出身のインチェ(林英傑)は今季こそ散々だったが、年齢的にも挽回のチャンスはまだまだある。地元の星と見込んで獲得した松崎・青山をあえて入れなかったのは、ピッチングに迫力が無いから。数字以上にキレを欠いたストレートを見ているとどうしても強く推せない。同期入団の木谷寿巳も同様である。片山博視の未来はちょっと読めない。体作りが順調に進んでいるのなら今季のファーム登板はもっとあって良いはずだが…(1試合のみ、イニングはなし)
リリーフ陣だが、現在野村によって使い回されているベテラン勢を外して考えるとどうしても悲惨なメンバーとなってしまう。3年後は、挙げた6人のうち20歳代も藤崎絋範1人だから成長も見込めない。今オフから徹底的なテコ入れが望まれる所だ。


  野手              投手
1 鉄平   中      先  岩隈     リ   福盛
2 高須   二         有銘        小山
3 外国人  指         一場        藤崎
4 外国人  一         朝井        徳元 
5 竜太郎  左         山村        渡辺
6 升田   三         インチェ      川井
7 河田   捕
8 牧田   右
9 塩川   遊
  


・重点補強ポイント

・即戦力先発投手(希望枠行使)
・リリーフが出来る即戦力投手
・本格派の高校生右腕
・高卒内野手(タイプ不問)
・スラッガータイプの外野手


昨年同様すべてのポジションを補強しなければならないが、だからといって昨年のような30歳の新人獲得に走るようでは愚の極みである。
散々野手の必要性を語ってきたが、巨人と違い投手に人材が集中している訳でもない(むしろ薄い)ので即戦力投手は必須だろう。岸孝之(東北学院)の希望枠獲得に躍起になっているが、個人的には実戦力のある高市俊(青学)の方が断然良いと思う。はストレートに魅力がありヒジのしなりもすばらしいが、速球・未完成型は一場が苦労しているように時間がかかる。一方でリリーフの補強や、高校生の補強も必要不可欠である。
さて野手である。内野は全員が即戦力か移籍選手であり、高卒選手が居ない。現在のレギュラー(候補)である高須・塩川・山下・草野・西谷ではチームにスケールが出ない。高校生をスラッガー・チャンスメーカーバランス良く獲りたいところである。
外野は比較的安泰であり、これも鉄平という若さとスケールを兼ね備えたセンターが台頭してきたからだろう。しかし長距離タイプは中島ぐらいのものなので、バリバリのスラッガーをここでも獲得していきたい。


・具体的なドラフト

であるが、最近は強敵・巨人が獲得目指して活動しているので、獲得できなかった場合のことは考えなければならない。高市は外れ1巡目狙いでは他球団に取られる可能性大で、よって今すぐ高市獲りに転換するか、他候補を探しておくのがベター。すぐ使えるという観点では、社会人の小松聖(24歳)・鈴木亮(25歳)・筑川利希也(23歳)が候補か。大卒では、大谷智久(早稲田)・永井怜(東洋)が完成度のそこそこある選手。
高校生ドラフトでは田中将大(北海道)獲得を目指しているとのこと。しかしこの田中も競争率は以上なので、外れ1巡目で誰を獲得するか。ウェーバー順だから真っ先に確保できる利点はあるが…増渕竜義(埼玉)・前田健太(大阪)・大嶺祐太(沖縄)は既に他球団に確保されていることが濃厚で、となると植村祐介(北海道)・仁藤拓馬(静岡)・與那嶺祐也(沖縄)辺りの本格派投手を抑えたいところだ。
高卒内野手であるが、スラッガーとなると草野・山下・西谷とコロコロ変わり形が見えないサードがベストか。糸賀良介(神奈川)・伊集院峰弘(鹿児島)・花木亮介(鹿児島)で、打撃の柔軟性も兼ねているのは花木、走塁・守備もいいものを持っているのが伊集院。チャンスメーカーだと、やはりメンバーが未固定のショートであるが、セカンドの高須も30歳なので獲得は無秩序にならないだろう。ショートで将来の柱候補は、坂本勇人(青森)・佐々木陽(栃木)・井上将大(群馬)・森亮介(福井)・梶谷隆幸(島根)・野原将志(長崎)。セカンドは謝敷正吾(大阪)・橋本光貴(佐賀)・金城長靖(沖縄)辺りか。今後2〜3年間現状戦力をやりくりする間に、高卒選手を育て上げてもらいたい。
スラッガータイプの外野手だが、これはもう即戦力で社会人・池辺啓二(23歳)ぐらいの実力を持った選手に向かうべきである。


・お薦めトレード

特になし。思えば野手を出して投手を獲る、という常用手段の繰り返しだったので、しばらくは凍結させてドラフトで陣容を整える方が先だと思い考えなかった。

今オフの編成をシミュレーションする 〜読売ジャイアンツ

ある意味、今季のセリーグを引っかき回していたこのチーム。(まあマスゴミどもは毎年巨人が中心となっているかのような報道をするのですが)
春先の好調は一体なんだったのか、という気持ちになっている方も多数いるだろう。まあこれも、投手にばかり目がいって大量補強したが、実は問題が起こっていたのは野手だった、というパターンであり、それに気付いて慌てて中途トレード策を敢行したが、かえって歪になってしまった…というのが現状。今では移籍組は影を潜め、脇谷亮太に代表される生え抜きを育てようという首脳陣の意欲は感じるが、肝心のフロントは今ドラフトも投手のダブルトップ指名を目指しているので来年も期待薄。

ちなみにこの「打高投低故の過ち」現象は何も今の巨人だけではない。2000年辺りのダイエー(現ソフトバンク)・日ハムでも、強力打線+脆弱な投手陣の組み合わせであり即戦力投手重視の補強を展開していたが、投手が弱いのは実はまだ本格化していない若手が多数居たからであり、強力打線にしても主力が充実期〜ベテランぐらいの年回りであったから形成できたのであり、年齢を考えれば投打の比率を逆にした補強をしなければならなかった。まあソフトバンクの方は、その後の主力の早すぎる移籍が弱体化の原因だったが、日ハム打線は02年に一度弱体化し、それをSHINJOら移籍選手で補填した、という歴史を刻んだ。
そんな観点から昨年の巨人を見ると、確かにチーム防御率は悪かったものの、それは木佐貫洋・林昌範・内海哲也・野間口貴彦・三木仁・真田裕貴・西村健太郎ら期待の若手がまだ孵化していなかったからであり、何も昨ドラフトで10人中8人を投手で占めなくても、FAで落ち目の野口茂樹・豊田清を獲らなくても良かったはずである。逆に、小久保裕紀・清原和博・江藤智らロートル大砲に続いて、生え抜きの高橋由伸・二岡智宏も大台の30歳に差し掛かる野手の事も頭に入れなければならなかった。


・現在のチーム状況

すっかり優勝戦線から遠のき、戦力的に遥かに劣っている広島と4位争いをしなければいけない状態まで落ち込んだ現在のチーム。当然来季以降の戦力強化に残りシーズンを費やす羽目となり、日本テレビ(他局もか)などは新たな1・2番コンビ、脇谷・鈴木尚広にスポットライトを当てているが、じゃあ彼らを生かすクリーンアップはどうなの、と思うと今から不安になってくる。
李承火華(イスンヨプ)が不動の4番に居座り、韓国球界での栄華とロッテ時代での苦悩の経験をフルに生かしての大活躍は評価できる。しかしつい最近まで固定できなかった1・2番に加え、の脇を固める3・5番も流動的だから一向に打線に求心力がついて来ない、というのが今季の巨人打線。故障がちな小久保・高橋由・二岡には断を下さなければならないと思うが、アマチュアトップやFA選手を獲得して補填すればよかったこれまでとは状況が異なっているので、向こう5年は将来の主力を育ててこなかったツケが回る格好となるはずである。
鈴木矢野謙次亀井義行岩舘学も良い選手なのだが、将来の巨人を背負って立つ人材か、と尋ねられれば首を傾げてしまう。抜本的な改革を施さなければ、この状況の改善は不可能である。とりあえず2〜3年は彼らを縦横に使い回してしのぎ、その間にドラフトで野手重視の指名を展開し、ファームの指導力を強化する(コーチ陣の充実とか)、再生のプログラムを作成するのはそこからではないか。
大量補強した投手陣、野手と違ってとりあえずは安泰…のはずなのだが、何処となくスカスカな印象があるのは内海・西村以外に際立った新戦力が台頭しないからであろう。エースの上原浩治が勝ち数を伸ばせず、林・久保裕也の負担ばかりが増すリリーフ陣を見ていると早急な新戦力の育成が望まれるのだが、昨年の補強は俗に言う「血の入れ替え」の「入れ」の部分は行っても、「替え」なかったのだから、将来が期待される7人の新人の未来は早くも1年遅れたことになる。1年の遠回りは巨人のような大量に選手が揃っているチームなら実質3年の遅れだと思って良い。


・戦力外選手

A=アリアス ディロン 大西崇之 堀田一郎 黒田哲史 桑田真澄 野口茂樹 前田幸長 伊達昌司
B=川中基嗣 仁志敏久 斉藤宜之 (吉川元浩・原俊介) 三浦貴 酒井順也 (深田拓也・会田有志) 南和彰 工藤公康 グローバー

それでも上位指名での投手優位は今後も続いていくと思うので、それならその分首を切らないことには、好素材を次々腐らせるといった事態に陥りかねない。
野手が不足しているだけあって、ベテランであっても中々選択しづらいチーム構成なのだが、それでもこの位解雇して、その分大量にドラフトで獲得しないと間に合わない。
深田・会田はまだ1年目であるが、いくらなんでも数が多すぎるし、今季のファーム成績を見てもこの先開花するとは列底思えないので、一度アマチュアに返してあげた方が両者の為ではないのかと思いBに加えた。素人が言うのもなんだが福井君の判断は賢明だと思う


・3年後の主力候補

原辰徳監督になり、彼を一生懸命持ち上げるテレビ朝日は、矢野内海を「21世紀ボーイズ」という何ともダサい名前で呼んでいたのだが、如何せんその絶対数が足りないから今季のように故障者が続発しては対処できなくなる。
ということで、3年後も二岡・高橋由・阿部慎之介ら現有戦力頼みになるのは変わりないのだが、彼らに4番を勤められるほどの力は無くファームにもその素材は居ないから、外国人を1人挟むのは絶対条件となる。ブリブリの和製スラッガーといえば吉川となるのだが、実績がない上今季で解雇となる可能性も否定できない。ここでは小久保の後釜であるサードを3年目の岩舘にしたが、スラッガーとしての魅力はゼロなのでスケールダウンは必至。長田昌浩も同タイプ。スラッガーなら大須賀允だが、前2人と違い2年間一軍出場が無く、抜擢するにはかなりの覚悟が要ることだろう。
外野では、センターを誰にするべきか非常に迷った。現在は鈴木が2番として定着しているが、スイッチに戻しても淡白さは変わらずだから、31歳になっている3年後は推し辛かった。亀井が順調に成長すれば言うことは無いのだが…
問題だらけの野手陣、これを大量補強した投手陣でカバーしていかなければならないはずだが、恐らくエース・上原は渡米しており、パウエルは年齢こそまだやれると思うが、3年後は日本9年目となっているから耐用年数という面で不安があるので在籍しているかどうかは不透明。
よって首脳陣がやらなければならないことは、次世代エースの育成である。結果を出している内海が第一候補で、西村・野間口・木佐貫に台湾出身の姜建銘(ジャンチェンミン)が続く。決して昨オフのような大量補強は厳禁である。数が多くいるのは確かに強みだが、それは「今年は内海に賭けよう」という辛抱を奪うことにもなりかねないのである。
リリーフ陣は豊田が3年後もいるとはまず考えづらいので、今季後半の布陣のように高橋尚成が抑え。その他のメンバーも先発タイプが多すぎなので、まずは彼らの適性判断からしなければならないだろう。久保は多彩な変化球を生かして先発へ、林・福田聡志は緩急が使いづらいタイプなのでリリーフ、栂野雅史は速球とカーブが持ち味なので先発、というように…
話はどうでもいいことに移るが、福田のあの独特フォームを許せる人はどれだけいるだろうか。よく「個性だから…」と言う声を耳にするが、あのせわしなく忙しいヒジの使い方ではストレートが抜けやすいし、故障発生率も増える。プロの指導者たるもの、個性と悪い癖との分別をしなければならないのではないか。まあこれは越智大祐にも同じことがいえるが。


  野手              投手
1 脇谷   二      先  内海     リ   高橋尚
2 二岡   遊         姜          林
3 高橋由  左         西村        福田
4 外国人  一         久保        三木 
5 阿部   捕         野間口       真田
6 矢野   右         栂野        鴨志田
7 亀井   中
8 岩舘   三
  


・重点補強ポイント

・スラッガータイプの内野手
・走力の高い内野手
・右打の外野手


巨人ファンじゃない僕でも半ばヤケクソ的に「とにかく野手、最低でも6人は獲れ」と叫びたいような歪な陣容なのだが、論理的に分析すると、特に必要なのは上記。
小久保の後を継げるような、サードを守るハードパンチャーがまず欲しい。これまでの巨人の性格上、FA権を取得した日ハム・小笠原道大といった人材を獲ろうとするのだろうが、30歳代ばかりの陣容に同じく30歳代の人材を加えてもその場凌ぎのつぎはぎにしかならないということをそろそろフロントトップは理解して欲しい。新旧交代が急務のチームは、FA補強は逆効果ではないのか。
サードとともに、二岡が守るショートもそろそろ次の人材が必要だ。02年ドラフト4巡目の長田は興味深く見守っていたが、今季の不振により一軍昇格は遠のいてしまった。やはり巨人は高卒野手を育てるのがど下手のようなので、この部分も改善して欲しい。
外野は、高橋由・清水隆行・亀井と主力に左打が多いのと、上記の解雇リストに右打が多かったことから必要なのは右打者だと思い、ポイントに加えた。
投手は、正直放出する気が無いのなら獲得する必要は全くない。田中将大(北海道)が高校生1巡目指名濃厚であるが、一時期噂になった堂上直倫(愛知)指名を目指したほうが良かった。


・具体的なドラフト

即戦力でも岸孝之(東北学院)狙いなので、このダブル投手指名は「ハイハイまたかもう勝手にしてくれ」という心境である。直接言ったって止まるはずもないから無視しよう。FAでも黒田博樹(広島)獲得目指すっていってるしな常に飽和状態にさせないと気が済まないのでしょう
スラッガーだが、第一候補は文句なしに上記に挙げた堂上であるが、中日・阪神入りが濃厚。他候補を現在のサードから探すと、高校生では糸賀良介(神奈川)・伊集院峰弘(鹿児島)。社会人では宮川智光(23歳)が挙がる。今年の高校生はショートにスラッガーが充実しているので、コンバートを考えての獲得ならば桑田健也(岩手)・尾藤由和(山形)・須田和也(茨城)か。パワーと走力を併せ持つ存在として井上将大(群馬)・森良介(福井)・野原将志(長崎)にも期待。
大学のショートに大引啓示(法政)というレギュラー候補がいる。今年の大学生の中で打力はトップクラスなので二岡の後釜ということを考えれば第一候補だが、果たして3巡目以降で獲れるのか。社会人では、足立和也(24歳)・東名真吾(23歳)が、現在の1番打者である脇谷に似たタイプで、仁志がどうなるか解らない今オフは獲得しておいて損は無い。
右打の外野手だが、矢野が一本立ちすれば急ぐ必要はないので高校生を挙げていくと、本間篤史(北海道)・武野谷恭弘(埼玉)・福岡良州(千葉)・石崎友也(愛媛)・木村直貴(福岡)といった選手が候補となる。


・お薦めトレード

特になし。今季散々行い失敗してきたので、しばらくはほとぼりを冷まし現有戦力の成長を見守るべきである。そうでないとオリックスの様に干上がってしまうであろう。

今オフの編成をシミュレーションする 〜北海道日本ハムファイターズ

今シーズン、もっとも大きな変身を遂げたのがこのチーム。その強力打線ぶりに「ビッグバン打線」と名付けられてからずっと打撃力が売りのチームだったが、今季は投手陣ありきのチームに生まれ変わった。
攻撃では、リーグ新記録の1151三振という不名誉な歴史を作ってしまった昨年の反省を踏まえ、機動力や小技を重視した野球を展開するチームへと変換。これは出来そうで中々出来ないことである。近年の失敗例として、権藤博→森祇晶の監督交代があった横浜を思い浮かべる。バントを多用するようになったものの選手の意識までは変える事が出来ず、チームは奈落の底へと堕ちていった。それを日ハムは、監督が代わらない中で成功させた。見事なものである。
投手・野手とも有望な若手が目白押しで、今季はそれらの一部が主力へ定着を果たし、未来は明るい。これも高田繁ゼネラルマネージャーがしっかりと腰を据えてチーム作りに邁進している成果なのだろう。今までの日ハム野手陣は強力打線とはいってもそのウェイトの大半を助っ人が占め、彼らが不振なシーズンは下位に低迷するというシーズンばかりであった。その傾向が改善されつつある現在の流れは切りたくないし、切ってはいけない。


・現在のチーム状況

チームの顔・SHINJOが引退宣言、さあどうする、というのが来季以降興行面での悩みとなりそうだが、森本稀哲のパフォーマンス性で埋まるかどうか。無理ならば、過去にSHINJOがやったゴレンジャーのように編隊ユニットを組んでみるか?候補としては紺田敏正・鵜久森淳志辺りか?
まあその辺はどうでもいいので本題。SHINJO以外の主力野手を見てみよう。稲葉篤紀34歳は今季の充実ぶりから3年後もライトのポジションを守っているだろうし、小笠原道大33歳もファースト一本でいければまだまだ老け込まない。セギノール31歳は両者より若いものの長打を狙えば打率が落ちヒットに執着すると調子を取り戻す、の繰り返しなので信頼性は置けない。金子誠31歳は今季こそ精彩を取り戻しつつあるが過去3年はいずれも脇役レベルの成績なので来年勝負。「お前どうした」というのが木元邦之28歳で、ヒルマン監督の方針転換の下、当てるバッティングへの意識変換が駄目になった原因だろうか。森本・田中賢介の25歳・1、2番コンビがチームに活気を与えているものの、上記5人のうち3人が不安定な点から、34歳になるSHINJOの引退宣言を「新旧交代への号砲」と前向きに捉えるべきだろう。
未固定ポジションはキャッチャーとサードで、前者は高橋信二・鶴岡慎也、後者は木元の後をマシーアス・稲田直人・飯山裕志が争っているが、決定力不足は否めず。特にサードの不安定ぶりは今後を見据えると不安材料であり、仮に木元の調子が戻らないとなると重要な補強ポイントとなりそうである。尚あまり知られていないが、飯山の守備は天下一品。とくに三遊間からファーストへ送球する能力は広島・梵英心と比べても大差ない。当然今後も重要なベンチ要員となるが、打力がつけば是非レギュラーで起用したい選手だ。
一方の投手。ベテランという懸念は立石尚行の36歳が目立つ程度で、後は31歳以下のメンバーで構成出来ており抜群の編成である。エースの金村暁の不調は、高卒2年目のダルビッシュ有、大卒新人・八木智哉の十分すぎる活躍で今後も安泰。
不安材料があるとしたら、登板過多に陥っている武田久・MICHEALを中心としたリリーフ陣である。特に武田久はボールのキレで勝負するタイプ。球速は140キロ台前半ぐらいだが、阪神・藤川球児のようなスパイラル回転がかかったストレートはミートが困難である必殺のボール。疲労が溜まってきた交流戦後半に不調に陥り、その後復調して現在に至るのだが、果たして来季以降はどうなっているのか読めない。脇を固める建山義紀・岡島秀樹が31歳なのと、先発陣と違って新たな若手がいないのも心配の種。


・戦力外選手

A=マシーアス セギノール SHINJO 井場友和 リー 岩下修壱
B=森章剛 横山道哉 中村渉

SHINJOは本来なら赤字にする所だが、彼の性格上撤回も有り得るので決め付けるのは早いと思う。だが「SHINJO選手の引退撤回を望む掲示板」何ぞ作るJR北海道は何なんだか彼本人の意思を尊重することこそ本当のファンなのではないのか
予想を越えて少ない人選だが、これも僕が考える事もないほどチーム作りが順調に行われている表れなのだろう。
ドラフト1位の井場を入れ、あえて矢野諭は外したのはファームでの成績からである。こと投手に関しては高齢化の3文字を考えなくても良いほど充実しているので、ファームで好調な矢野・伊藤剛は急いで斬る必要はないだろう。
井場に関してだが昨年の交流戦で中日ファンからも投手交代の際「井場出してくれ〜!」と叫ばれるほどの人気者である。まあ期待されてるのは打たれることなんだろうけど トライアウトで他球団入りし、輝く姿を見てみたいものだが。


・3年後の主力候補

森本・田中賢はそれぞれ今季8年目・7年目だから、結構時間がかかったな、というのが第一印象。その事を踏まえたからなのか、高卒選手であっても1年目から積極的に実戦経験を詰ませている現在の日ハムファーム。ダルビッシュ須永英輝・木下達生の投手陣に至っては1軍を経験しているのだから、この抜擢の速さは確信犯的である。
それでも野手は、3年後に4番を任せられる選手を選べなかった。高卒スラッガーの鵜久森・市川卓は成長スピードが停滞しつつあり、逆に速い陽仲壽(ヨウチョンソ)・尾崎匡哉は本来が1・2番タイプである故クリーンアップへは入れづらい。小笠原・稲葉が残っても全盛期を保てているかは疑問だから、これまでのように外国人に頼るのか、今の1・2番コンビを3・4番(田中賢・森本の順がベターか)に育て上げるのかしなければ3年後は厳しいと予想する。そんな中アクセントとなる存在が川島慶三で、小柄で俊足だがパンチ力も秘めており、彼の成長如何で大きく変わりそうだ。仮に川島がサードに入るとしたら、空いたレフトには紺田工藤隆人が入って現在の布陣と同様の鉄壁守備網を形成するか、それともパワーのある小谷野栄一、佐藤吉宏が入るのか。もう一つ弱いキャッチャーは、高橋・鶴岡に成長が見られない場合は、その下の世代・今成亮太に期待が移っていることだろう。
投手であるが、これは若手が続々と出現しており考えるだけで気分が乗ってくる。金村が残る(それでもエースの座に推しづらいのは完投能力があまりないからか)と仮定し、ダルビッシュ・八木は無問題で残り先発枠は3つ。これをドラフト上位の鎌倉健・正田樹・須永・江尻慎太郎・橋本義隆と、木下・金森敬之・菊地和正に残っていればディアスが激しい鍔迫り合いを繰り広げると予想する。何せ上位指名の候補が全枠納まったとしても2人はあぶれるわけだから、贅沢な布陣である。江尻は毎年期待を掛けられる選手であるが、去年今年とことごとくシーズン中盤を待たずしてファーム落ちしているから期待薄、正田は今シーズン一軍未登板というつまずきを犯してしまい来季が正念場。恐らくは来年の彼らの成績で3年後の顔ぶれはほぼ決定するだろう。
リリーフ陣に不安材料があるが、ここでは武田久・MICHEALは残ると予想すると…今年活躍している押本健彦・武田勝に、建山岡島のどちらかが入って残り1枠を育成枠、といった感じか。岡島・武田勝の左腕はロングリリーフタイプなので、出来ればもう一枚左投手が欲しいところだ。
以上のことから、3年後の顔ぶれは大体こんなものか。


  野手              投手
1 陽     遊      先  八木     リ   MICHEAL
2 田中賢  二         金村        武田久
3 森本   中         ダルビッシュ    岡島
4 外国人  指         鎌倉        武田勝 
5 小笠原  一         須永        押本
6 稲葉   右         木下        金森
7 川島   左
8 鶴岡   捕
9 尾崎   三
  


・重点補強ポイント

・高卒外野手(右打ち必須)
・高校生の左腕投手


現有戦力でもかなりのメンバーが控えているので、重点としてはこの2点ぐらいか。
外野は、SHINJOが引退するのもさる事ながら、絶対数も10人と不足気味。今シーズン途中に自由枠投手の糸井嘉男が野手転向となったのはある意味仕方のないことである。とりわけ右打者は3人しかいなくなるので補填は絶対に必要だ。チャンスメーカー・スラッガーは不問。高校生としたのは、即戦力には左打者に好素材が集中しているからで、出来れば稲葉のようなバッティングに柔らかさのある素材が欲しい所だ。内野は陽・川島・尾崎の成長に託して補強なしで良いだろう。
一方で充実している投手であるが、選手寿命が短く、アクシデントに左右されやすいのが投手というポジションの宿命であるので、危機管理は必要。希望枠では岸孝之(東北学院)から撤退し宮本賢(早稲田)を第一候補にしたと報道されたが、実戦派の左腕は八木・武田勝と主力級に2人いるので不必要なのではないか。須永が育てばなおさらのこと。左腕を取るなら、須永より年齢が下の素材つまり高校生に向かうべきだろう。まあ1巡目は田中将大(北海道)で決まりだろうが…
それなら即戦力組ではどんな素材を採ればいいのか。伸び盛りの高校生右腕に比べ、即戦力右腕は不本意な結果(井場とか江尻とか)であるので、絶対にではないが2枚くらい獲っておくと良い。


・具体的なドラフト

右打ちで打撃に柔軟性のある外野…高校生を見渡してもそれほどいない。柔軟性という点では毎年左打者の方が充実していることだし。スラッガータイプでは、木村直貴(福岡)ぐらいのものか。本間篤史(北海道)・青山友紀(滋賀)ら完全スラッガータイプも悪くはないが、それだと鵜久森・小谷野と選手像が被っているので厳しくなるし…三拍子揃ったタイプを探すと、武野谷恭弘(埼玉)・中山亮(佐賀)といった選手が候補。大学では長野久義(日本)の功打力が優れている。
高校生左腕も今年はやや少ない。実戦派は揃っていると上で書いたので、首脳陣の育成能力を信じて思い切った速球派・素材重視ドラフトを展開するか。となると山田大樹(茨城)・樋口裕史(埼玉)・北田雄樹(石川)がその候補。技巧派だが高橋佑輝(秋田)・吉川光夫(広島)の将来性にも期待が持てる。


・お薦めトレード

坪井智哉 ⇔ 中日・山井大介orヤクルト・佐藤賢

外野が弱いと語ってきたが、それでもあえて坪井を交換要員に挙げるのは、今季は故障もあるが完全に浮いた存在になっているという事。
その坪井を欲しがるであろう球団は、新たな血を入れたがる中日と、左の代打が不足がちなヤクルト辺りか。補強すべき所は若干の不安要素があるリリーフ。

今オフの編成をシミュレーションする 〜東京ヤクルトスワローズ

古田敦也・選手兼任監督の誕生により、嫌がおうにも注目されたヤクルト。近年の球界再編問題での奮闘からヒーロー扱いされており、オーラも感じるのだが、そのオーラに球団フロント自身も押されているような気がする。
要は、「古田監督に何が何でも優勝してもらい、チームを盛り上げてもらいたい」というヘンな欲が生まれて来たのでは、ということ。仮に古田が監督じゃなければあそこまで石井一久の獲得に躍起にならなかっただろうし、ラロッカの獲得も見合わせていただろう。
補強などのバックアップ体制は横浜の項でも述べたように確かに必要だが、長期政権が予想され、未来がある新任監督に対して1年目はあえて補強なしでいって欲しかった、というのが外野である僕の意見。チーム全体をくまなく見渡し、不足する戦力のなか新たな人材を発掘・抜擢する。これは若いうちに経験を摘まないと身に付かないものである。古田自身はそれにも負けず色々と新戦力を抜擢しているようだが、果たして今後のヤクルトはどうなるか。


・現在のチーム状況

ラロッカ石井一・木田優夫・高津臣吾の獲得で野手は穴が無くなり、投手は層が厚くなったのは確か。しかし「戦力充実=監督の力量があまり試されない」というのは今の阪神を見ていただければ解るだろう。多菊善和球団社長以下ヤクルトフロントは他球団フロントと比べても一定の野球知識は持っている。「主力がメジャーに行っても代わりの選手が育ちますよ」とコメントしていたし、現に若松勉前監督時代はそういった手腕を発揮し上位キープを果たしてきた。しかし昨オフは石井弘寿のメジャー行きを断念させたり、新外国人も他球団出身、投手補強も元メジャー組と、一言で言ってしまえば勇気の無い補強策であった。おかげで古田自身も采配で思い切った手が打てない「勇気の無い」監督と化してしまいそうで怖い。
さて野手であるが、宮本慎也ラロッカの故障で満足なオーダーが組めないのが現状。それでも青木宣親・リグス・岩村明憲・ラミレスと続く上位打線の爆発力により得点力は落ちていない。この強力打線を前面に押し出した戦いをしており、機動力も青木が中心的存在となって生かしている。総得点もチーム打率も盗塁数もリーグトップである。
しかし何処となく物足りないのは、巨人戦に大幅負け越しというデータもそうであるが、やはり阪神と同じように空きポジションが無い、という事だろう。今でこそ二遊間は主力の故障で田中浩康らが台頭し、キャッチャーも米野智人福川将和が刺激を与えている。しかし彼らは開幕前フロントが描いた戦力から外れていた存在といっても過言ではなく、古田の配慮が無ければ恐らく今季も一・二軍往復であっただろう。表面上は現場とフロントの関係が良好に見えても、こういった点からどこかかしら軋轢が生じているような気がするのは考えすぎだろうか。多菊がことあるごとに古田の進路について口出しする事からも、そうではないのかと思ってしまう。
投手は、ここ数年の即戦力重視補強によりすっかり小粒揃いと化してしまった印象。「そこそこ使えるがチームのスケールアップにはなれない」そういった人材が前にも後ろにも転がっているのが現在の陣容で、今のままの路線を貫くのか、それとも刷新を図るのかで今後のチーム状況は大きく変わってきそうである。


・戦力外選手

A=高橋敏郎 鈴木健 土橋勝征 丸山泰嗣 久保田智 河端龍 山部太 三澤興一 平本学
B=ラロッカ (度会博文・城石憲之) ユウイチ松元 坂元弥太郎 高津臣吾 木田優夫 鎌田祐哉 (石堂克利・松谷秀幸) 田中充 ラミレスJr (本間忠・宇野雅美)

僕がヤクルトフロントトップだったら絶対に刷新を選ぶので、こと投手に関してはかなり多めに選んでみた。(あくまで理想なので…)
故障がちなラロッカをこれからも雇い続けるべきか。これも刷新を図るということでBに加えたけど、実際は残留だろうな…。投手の外国人2人(ガトームソン・ゴンザレス)を有効活用するためにも斬るべきだと思うが。
年齢的からして木田・高津のメジャー帰りコンビは躊躇無く、高卒ながら一向にピッチングにスケールが出ない坂元・石堂・松谷は多少悩んだが加入。宇野は個人的には輝いて欲しいんだけどなあ…社会人から再復帰の星として。ラミレスJrは文句無しに斬りたいが、何せ親父との関係で…
こうして見ると中途半端な投手のオンパレードである。その輪の中に五十嵐亮太・石井弘(故障もあるが)も加わり、石川雅規・藤井修悟も危ない。先発でブレ無く働いてるのが外国人2人と石井一、リリーフもメジャー帰り2人とあっては、今までのヤクルトというチームは何だったのかと思いたくなる。


・3年後の主力候補

今季の外国人野手3人(ラミレス・ラロッカ・リグス)は「F−ブラザーズ」というキャッチフレーズでも解るように、向こう2年ぐらいはヤクルトの売りとなって行くだろう。しかし、ラロッカ故障後の路線、つまり田中浩など若手登用に走った方が将来的に絶対プラスだろう。投手陣の悲惨さゆえ1〜2年後の優勝は確率低いだろうし。
そんな事を考え野手の3年後を予想すると、仮にF−ブラザーズ3人が解雇されるとしても、外国人スラッガーの依存度の高い球団なので、新たに引っ張ってくるということは容易に想像できる。まあハウエル・ホージー・ペタジーニという優良外国人のスカウトには定評あるのでそれほどの不安は無かろうが…
早稲田大学の1・2番コンビ、青木田中浩が生命線となるだろう。問題は彼らの後を打つ3番。岩村が今季も3割30本達成しそうな勢いなので、流石にメジャー行きを止められないだろう。○○繋がりが多いヤクルトからして岩村の先輩である宮出隆自がその座に就くのが予想されるが、宮出はこのとき32歳で成長の余地は残っているだろうか。
将来のショートである川端慎吾がどのような選手になっているのかが非常に興味深い。スケールのあるショートということで池山隆寛2世となっているのか、それとも外国人頼みのスラッガー事情からチャンスメーカーに落ち着くのか。武内晋一は起用しないと希望枠で獲った意味がなくなってしまうし、サードは畠山和洋が第一候補だが、パワーのある野口祥順が加わってくると面白い。
投手は、上記の解雇者リストに大量に名前を載せたので苦しくなったものの、ロケットボーイズ(五十嵐・石井弘)の復活があれば何とか組める。しかしそれでもスケールの小ささは変わり無いので、当然今ドラフトで獲得したいのは本格派投手である。
後は川島亮が故障しないということか。完成度の高さの割にはストレートに速さがある投手なので、彼が居るのと居ないのでは先発陣の印象がだいぶ違う。丸山貴史・村中恭兵の左腕コンビも台頭しないと苦しい。そうなれば高井雄平を安心してリリーフ一本で使え、リリーフのスケールもアップするのだが…
尚外国人2人、ガトームソン・ゴンザレスは加えなかったものの、ともに20歳代後半だから残っている可能性はあると思う。


  野手              投手
1 青木   中      先  川島     リ   石井弘
2 田中浩  二         石川        五十嵐
3 宮出   右         松岡        館山
4 外国人  左         松井        吉川 
5 武内   一         高井        佐藤
6 川端   遊         丸山貴       上原
7 畠山   三
8 米野   捕
  


・重点補強ポイント

・先発タイプの本格派投手
・ストレートの速い高校生右腕投手
・スラッガータイプの外野手
・走・守に優れた即戦力内野手


希望枠で金刃憲人(立命館)獲得がほぼ決定という空気があるので、これはヤクルトファンにとっては朗報だろう。とりあえず先発一枚を確保できたが、こうして見ると高井・丸山貴・村中以外は即戦力組ばかりなので、高校生獲得に力を入れるべきだろう。特にリリーフは、五十嵐・石井弘に陰りが見えてきたのでそれに取って代われる人材獲得は急務である。
外野は青木の他志田宗大・飯原誉士とチャンスメーカータイプは揃っているが、打力重視タイプが欲しい。ユウイチ久保田はもう厳しいし、牧谷宇佐美も苦しいし。
内野では、川端の開花はまだ先になるし、土橋宮本・城石に代わる守備名人の確保が必要ではないか。


・具体的なドラフト

金刃以外に、中位下位でも獲れそうな先発型を観てみると…大学は他球団もかなり熾烈な争いを繰り広げており、社会人からが妥当だろう。小松聖(24歳)はピッチングだけでなく守備面も充実し、大大会も多数経験。この実戦力と豊富な経験は即戦力となりそうだ。小松に比べるとスケールが物足りないが、荻野忠寛(24歳)もその完成度・経験に信憑性はある。
高校生では、先発で育てたい素材としては野田雄大(青森)・木村文和(埼玉)・ダース=ローマシュ=匡(岡山)・前田慎一郎(熊本)が中・下位の候補。リリーフの素材は、仁藤拓馬(静岡)を第一に考えたい。もちろん上位指名では田中将大(北海道)ら第一グループに喰らい付ければ未来は明るいのだが、その辺りのフロントの動きは不明。
スラッガーの素材としては、投手の磯部泰(東京)を外野で指名するのがお勧めだ。岩村のメジャー行きで手薄になる左打は、中山慎一郎(兵庫)・大田翔平(島根)らで埋めたい。ミート重視では、中島ユン(山形)が面白い存在となる。大学では、神戸拓光(流通経済)・下園辰哉(九州国際)に期待である。
円谷英俊(青山)の内野守備力が控えとしては貴重だ。走力も考慮するなら、社会人の寺内崇幸(23歳)が適した人材だろう。


・お薦めトレード

特になし。下手に「すぐ働くが中途半端」な選手を獲得するよりは自前選手を育てた方が良いだろう。中途半端な選手は特に投手にゴロゴロ居るのだから…

今オフの編成をシミュレーションする 〜オリックスバファローズ

ソフトバンクの項で「こういったチーム(若手の競争が激しいチーム)の将来を考えるのは楽しい」と書いたが、オリックスのような見るからにズタズタなチームのことを考えるのもまた楽しかったりする。これも球団とは何の関わりも持たないズブの素人という立場の心境であろう。(逝け)

開幕前こそ清原和博フィーバーで盛り上がったものの、結局は「清原以外何の話題性も持たないチーム」に成り下がったオリックス。世間はやれ清原が打った活躍したと注目していればいいが、宮内義彦オーナーまでもがそれに気をよくし、早くも来季の年俸大幅アップという話が出てくるのはぬるま湯体質という他無い。宮内清原以外の選手の事を塵だとでも思っているのだろうか。
昨オフの補強は、「スラッガー不足故清原・中村でとりあえず輸血をし、彼らが居る間に新たな和製大砲を育てる」という観点なら納得も出来た。しかし結局は興行を考えての事でしかなくがっかりした。岡田貴弘を獲ったのも外れ1位でしかも分離ドラフトが出来たから獲れただけのことだし…


・現在のチーム状況

新顔以外は去年とあまり変わっていないメンバーであり、新陳代謝はかなり遅れ気味である得に野手。
ようやっと台頭してきた相川良太(29歳=遅い!)が場数を踏んでいるが、正直清原中村の陰に隠れて目立たず、彼らを起用すると弾き飛ばされるなど苦しい立場に居る事は変わり無い。北川博敏もすでにベテランの域。痛めた肩と相談しながらの今後の選手生活となるだろう。
中村勝広監督は昨年までGMという事もあり、編成部門についても多少発言力があると思われる。開幕前のインタビューでは、「外国人は野手・投手ともに3人ずつ欲しい」という持論を展開し、「後はデイビー・セラフィニに続く3人目の投手ですね」などと占めていた点からそう推測した。しかし外国人野手3人制は完全に裏目に出た。ガルシア・グラボースキー・ブランボーは八方美人的な起用をされ本領を発揮できずに現在に至っている。
外国人に限らず、日本人も故・仰木彬前監督を踏襲する日替わりオーダーであった。しかしロッテの項でも述べたように、中心的存在がいなければほとんど機能しないのが日替わりオーダー。昨年も谷佳知の不調で機能したとは言い難かったし、90年代に機能していたのもイチローという中心選手が居たからに他ならない。そのイチローみたいな存在を育てていこうという気兼ねが全く見えないのが非常にもどかしい。
そんな中現在20歳代で最も多い打席機会がある選手を調べてみると、キャッチャーの日高剛だった。それも相川と同い年でギリギリの29歳。それでもここ数年正捕手的存在だったことを考えると当然だから、問題は他選手。相川・後藤光尊・平野恵一・大西宏明を中心選手に仕立て上げ、彼らの後を森山周・迎祐一郎・岡田貴弘ら若手が続く陣容にならなければ、正直オリックスの3年後は無い。
投手にも同じことが言える。川越英隆・デイビー・吉井狸人というベテラン勢の依存を少しずつ減らし、平野佳寿を中心とした先発陣を再構築する必要がある。リリーフ陣は、加藤大輔・菊地原毅・大久保勝信の不調で、質の面で物足りなくなっている。最盛期の加藤大久保のようなストレート、菊地原のようなスライダーを投げられる投手を育て上げるのは一筋縄ではいかないので、時間と手間をかけての抜擢・継続起用・育成が望まれる。


・戦力外選手

A=吉原孝介 中本和希 三木仁 ブランボー ガルシア グラボースキー 山口和男 セラフィニ オバミュラー 小川裕介
B=鈴木郁洋 (水口栄二・牧田勝吾) (下山真二・早川大輔) 野村宏之 前川勝彦 (萩原淳・吉川勝成) 

球団合併の影響か「ファームずれ」している選手がまだ残っており、当然第一点はこれらの選手となる。外国人3人制は、仰木が去年やった「ガルシア・ブランボー(05年ver)にサイモン」「JP・ケビンスチュワート」というように、主力を煽るという意図がないのならば止めてもらいたい。
正直、Bには清原中村そしてを入れたかったが、実現の可能性はほとんど無くなってしまったので除外。楽天という血の入れ替えが急務なチームが同リーグには居るが、合併球団・オリックスだってその姿を笑って観ていられる状態ではなかろう。トレードも積極的に活用して、陣容を整えることから始めたい。


・3年後の主力候補

野手は上記で語り尽くしてしまった感が拭えないが、まだ書いていく。まず悩んだのが、平野恵を内野と外野どちらで育てるか。アマチュア時代「平成の牛若丸」と評されたほど二遊間の守備には定評あり、プロ入り後も広い守備範囲を遺憾なく発揮してきた。それを考えると内野で起用したいが、二遊間は正直言って飽和状態。水口が衰えるとしても、それでも後藤・塩崎真・阿部真宏・森山周といる。ならばその守備範囲をセンターで生かすのが得策だろう。ただ、くれぐれも今年のような便利屋起用は勘弁してもらいたい。94年の仰木就任以来ずっと「日替わり打線」の呪縛にかられながら戦ってきたのがオリックス野手陣。しかしそれは仰木であるから出来た采配であって、他の監督には真似できないだろう(日本一になった96年は130試合で129通りのオーダーを組んだ)。来季は呪縛から開放される年である。仮に平野恵をセカンドに据えるとしたら、森山をショートに回し後藤はサード。そして攻守に素質十分なかシュアな打撃の由田慎太郎を外野に入れるというオーダーが考えられる。
後藤は本来ならチャンスメーカータイプだが、クリーンアップが弱いということと、後藤自身スラッガーの素質も多少あることから3番に据えた。しかし本来ならば広角タイプの外国人を獲得して、4番には岡田を据えるぐらいの理想を掲げたかった。2番に入れた森山も、今の巨人・脇谷亮太のような起用をしていけばもっともっと伸びていくと思うが…
不満なのがキャッチャーで、日高のままで良いとはどうしても思えない。攻守に中途半端なシーズンが何年も続いているし…それでも他に良い候補が居ないので彼に落ち着くしかないのだが。
投手は…うーん、西武と同じぐらいの危機的状況ではないか。今のところ20歳代の主力が平野佳加藤・ユウキぐらいなんですけどどうなってんですかオリックス?
確かに金子千尋・山本省吾・中山慎也・前川勝彦・高木康成・香月良太・歌藤達夫と数こそ豊富だが、これから大きく成長する資質のある選手は中山ぐらいのものだろう。現時点で20歳代前半の金子・高木・香月・松村豊司・近藤一樹・岸田護は残しておくが、他は3年後までに一掃する、ぐらいの再編成が求められるのではないか。そうなるとリリーフ左腕が居なくなるので、ここは文句無く重点補強ポイント。先発にも、平野佳とコンビを組めるだけの素材が欲しいところだ。
まあここではあくまで現有戦力で、という事で3年後のメンバーを予想すると以下の通り。


  野手              投手
1 平野恵  中      先 平野佳    リ  加藤
2 森山   二         中山        ユウキ
3 後藤   遊         近藤        岸田
4 外国人  指         高木        軒作 
5 岡田   左         阿部健       香月
6 相川   一         松村        金子
7 大西   右
8 日高   捕
9 田中   三
  


・重点補強ポイント

・先発タイプの高校生投手
・高校生内野手(タイプ不問)
・リリーフタイプの即戦力左腕投手
・ディフェンス型の即戦力捕手

上記の素材、特に高校生はとにかく数を取るべきだと思う。チーム全体で決定的に高卒選手が少ないので、「第二のイチロー」というコンセプトを立てられないのが今の状況。イチローが居た球団は紛れも無いオリックスなのにな…
特に3年後のエースという視点は必須。平野佳だけでは全然物足りないので、左右満遍なくその素質を持ち合わせた投手を獲りたい。
年齢的に外野より内野のほうが厳しい状況なので、清原・中村・北川が姿を消す前に補強しておくのがベストだろう。外野は岡田・由田・迎の成長待ちが望ましいと思う。
歌藤・山本がすっかり目立たなくなり、頼みは菊地原だけというリリーフ左腕。その菊地原も31歳だから、枚数確保は必要。
捕手は吉原・鈴木の解雇で足りなくなるのと、上記の通り正捕手・日高が頼りないという点で挙げた。


・具体的なドラフト

さて高校生投手であるが、1巡目指名で大物争奪戦に喰い込む勇気が今年のオリックスにあるかどうか。当然第一候補としては、田中将大(北海道)・斉藤佑樹(東京)の二大スターに、実戦力のある前田健太(大阪)である。素材重視で獲得しても、阪急時代からの即戦力重視の伝統に押し潰されてしまうのは容易に想像できるので、是非とも斉藤前田を獲りたいところ。彼らよりランクは落ちるが、野田雄大(青森)・樋口裕史(埼玉)・堀岡直希(富山)らもリストに入れておきたい。
左腕であるが、片山純一(23歳)・服部泰卓(23歳)といった社会人が候補。鈴木誠(21歳)も面白いが、名前が某元大リーガーと一緒なので考えづらいか。(逝け)
内野手で不足していると思うのは、30歳代中盤〜後半に偏っているスラッガーの方だろう。今のままでは田中彰の成長が無ければかなり苦しい状況なので、
サード・ショートなら尾藤由和(山形)・須田和也(茨城)・井上将大(群馬)・伊集院峰弘(鹿児島)に、巧打力も併せ持つ村山正誠(静岡)といった素材。ファーストなら武藤大将(岐阜)・伊奈龍哉(滋賀)に注目だ。チャンスメーカーは、若い世代にも森山・柴田亮輔がいるのでとりあえずは傍観か。あえて獲るとしたら、守備の堅い梶谷隆幸(島根)がお勧め。
キャッチャーであるが、実は今オフフロントもその補強を考えているという。もちろん賛成である。ディフェンス重視ならば当然、嶋基宏(国学院)が候補である。


・お薦めトレード

阿部真宏 ⇔ ヤクルト・佐藤賢orロッテ・浅間敬太

内野の新旧交代をしたいという事で、西武の項でも語ったが、20歳代後半ながら成績が中途半端な阿部真を候補に挙げる。もちろん狙いは中継ぎ左腕の強化である。
守備重視の即戦力内野手の需要があるチームはヤクルトとロッテ・西武辺りだろう。もしかして楽天も手を挙げるかもしれないが…。ロッテの場合加藤康介も考えたが、彼自身先発タイプなのと、年齢の若さに魅力を感じたので候補には浅間を入れた。
ただこれはあくまでも輸血。菊地原が大成功したからといって二匹目のドジョウを狙うというのは虫が良すぎるので、あくまでも補強手段の中心はドラフトである、という自覚が今後フロントに欲しい。

今オフの編成をシミュレーションする 〜横浜ベイスターズ

牛島和彦監督の辞任騒動はとりあえず落ち着いたようだが、もし牛島に辞任する気が無いとしたら、「球団の姿勢に対する不満を行動で示した」という事に他ならず、球団はもっと牛島をバックアップしなければならないだろう。
そもそも4年以上監督を続けた人物が2人(三原脩・別当薫)しかおらず、阪神以上に監督の首を挿げ替えるチームだという印象が強い。特に上がり目だった大矢明彦、3年連続Aクラス権藤博でも2〜3年で斬るのは異常という他無い。親会社がマルハからTBSに替わりドラフト戦略もガラリと変わったが、この監督の周期の短さだけはしっかりと受け継がれているのがなんとも。
このTBSに対する不満は普段からしょっちゅう言っているのでここでは述べない。TBSという害虫が球団に関わり、現在の横浜はどうなっているかだけを語る。


・現在のチーム状況

今思えば、牛島が開幕からずっと4番佐伯貴弘に拘ってきたのは、欲しかった4番候補の外国人を獲ってくれないTBSに対する抗議の表れだったのかもしれない。今になってベバリンを起用し直しているのもそうかも。
まあこの辺はどうでもいいので、本題。野手・投手ともに随分と新星を起用しているものの、使うのが1年遅かった、というのが本音。昨年はAクラスを確保した訳だが、石井琢朗・佐伯・種田仁・斉藤隆・川村丈夫らベテラン勢を頼みにした反動が今年になって表れている。ベテランが奮起したから3位に滑り込めたが、内川誠一・古木克明・龍太郎(現ロッテ)らを蔑ろにしていた罪は重い。
それでも野手の方は形が見えている。4番の座を奪った村田修一を中心に、吉村裕基が大躍進を魅せるなど前途は明るい。将来は今居る若手だけでもメンバーが組めるほど充実しているので、後は誰がどの打順・どの役割をこなすのか微調整をする段階。監督の腕の見せ所である。
一方の投手。親会社がTBSになってからというもの、巨人や阪神のような「ドラフトでの即戦力投手の大量獲得」が行われるようになった。しかし、せめて上位指名だけでも戦力になればだいぶ違ったのだが、那須野巧・高宮和也がどうかという感じで後は全滅状態。特に森大輔・染田賢作が全く戦力になっていないのには「何のための自由枠だろう」と思わされる。そのため牛島は、約12人の一軍スタッフのうち8人ぐらいできりもりする戦略を立て少数精鋭で乗り切ろうとしているのだが、エースの三浦大輔はじめ3年後には未来が全く見えないメンバーであるが故、新旧交代は重要な事項となる。


・戦力外選手

A=万永貴司 福本誠 鈴木尚典 田中充 ベバリン ソニア 佐久本昌広
B=佐伯貴弘 田中一徳 (染田賢作・村西哲幸) 森大輔 (後藤伸也・堤内健) 

鶴岡一成の11年目に代表されるように、簡単には首を切らないのが横浜フロント。多村仁相川亮二もこの我慢の戦略から飛び出した。監督の首は早く切るくせにな…
それでも戦力になっていない30歳代の選手は恐らくもう駄目だろうと思い、田中充とともにAへ。
このフロントの戦略故、僕の自己主張の激しいBでも中々思い切って名前を出せなかった。それでも外野の層の厚さからドラ1・田中一は他球団に出してやれと思うし、戦力になっていない即戦力投手、もう目の無さそうな年数が経った高卒投手の整理は必要なのではないか。
あ、佐伯に関してはノーコメントの方向で(逝け)


・3年後の主力候補

野手は無問題、投手は問題山積みという事から西武と同じ状況と思いがちだが、西武と違って投手はメンバーだけは揃っている。
まず野手から述べると、真っ先に考えるのがショート・石井琢の後釜。ここには狙い撃ちで獲った藤田一也が控える。守備範囲とフットワークはかなりのもので、後は経験である。走塁ももっと積極的な姿勢が望まれる。
外野の右中間コンビ、金城龍彦多村仁の3年後はどうなっているか。金城はこの時33歳で、多村が毎年故障ばかりしていることを考えると両方残っているとは考え難い。多村を予想から外したのもそのためである。むしろ成長著しい吉村を外野に回し、守備に難のある古木を一塁で育てた方がずっと良いと思う。
こうして見ると8人が固定され、良いメンバーだと思うが、現状からして古木・藤田・小池正晃の将来は読みづらい。むしろ1〜2つは意識的に流動ポジションにして、河野友軌・内藤雄太・石川雄洋・小田嶋正邦らの突き上げ効果を呼んだ方が得策かもしれない。
さて、問題の投手であるが、こうしてメンバーを人選してみると意外に良いスタッフになった印象である。三浦は3年後は36歳になっているが、ストレートの速さで押す投手では無いので急激な衰えは無いと思い、エースの座を守っていると予想。怖いのは門倉健で、ストレートが衰えたらどうしようもなくなる典型的な投手。土肥義弘は故障が続いており、戻ってきた時にどうなっているかが勝負。
リリーフでは、クルーンが3年後も居るとはまず考えられないので、その補填はどうするのか。また外国人を獲ってくるのか、それとも加藤武治ら現有戦力でカバーするのか。個人的には大魔神2世の呼び名高い岸本秀樹にその大役を託してみたいが。
さて今季数多く起用された若手であるが、これら若手を先発・リリーフにどう振り分けるのかも牛島の今後の課題である。秦裕二・高宮・牛田成樹・三橋直樹と両刀使いにより力を試されている選手が多く、これからの動向が非常に興味深い。ただ全員ストレートの球威が今一つな上、サイドスローなどといった特徴も無いので、全員先発タイプなのではないかと思ったりもするが。
那須野山口俊は文句なしに将来のエース候補。ともにヒジの故障歴があるので、大事に大事に育ててもらいたい。


  野手              投手
1 藤田   遊      先 三浦     リ  加藤
2 小池   左         那須野       高宮
3 金城   中         吉見        木塚
4 村田   三         秦         岸本
5 吉村   右         牛田        三橋
6 古木   一         山口        岡本
7 内川   二
8 相川   捕
  


・重点補強ポイント

・走力・守備力が高い内野手
・走力に長けた外野手
・将来性高い高校生投手
・リリーフが出来る左腕投手


今季もフロントが視野に入れているのは例年通り投手だが、ぶっちゃけ現有戦力の成長待ちでも良いのではないか。投手は不足しているリリーフ左腕を補強しつつ、高校生の本格派を数人獲得するというスタンスでいいと思う。社会人屈指の右腕・高崎健太郎(21歳)を希望枠で獲得しようとしている今年だが、どうしても「吉川染田も働いてくれないから今度は高崎だもん」という子供の言い訳みたいに感じてしまうのは僕が深く考えすぎだからなのだろうか。
さて左腕についてだが、高宮がリリーフで苦労し二軍落ちしたように、先発タイプの選手でもリリーフにはめ込めばそれなりにやってくれるだろうというのは巨人並みの発想でしかない。下位指名でもいいから、しっかりとしたリリーフタイプの左腕(できれば変則が好ましいが今年は中々居ないなあ…)を獲得したい。
野手は、主力候補がしっかりしているので、チームに不足している機動力に喝を入れられるような存在が欲しい。


・具体的なドラフト

その機動力であるが、石井の後釜であるショートと、そもそも安定して走れる選手が多村しかいない外野は重要ポイントだ。ショートは藤田野中信吾が育てば万々歳なのだが、藤田には積極性と経験、野中は打撃の向上が望まれるところ。
その点を踏まえ候補を探すと、高校生での第一候補が森良介(福井)。パンチ力もあり守備も安定しているが、一番の魅力は足である。宇高幸治(愛媛)も一定の打力を持ち合わせており面白い存在。社会人の足立和也(24歳)は即ベンチ入りが期待できる存在。外野では、走力のみという一芸名人ならば川頭了(長崎)、即戦力は前田将希(早稲田)か。
ポイントに入れなかったが、6人しか居ない捕手も、清水誉(関西学院)・高谷裕亮(白鷗)ら豊富な大学生から1人獲っておきたい。
さて高校生投手であるが、どうも1巡目で田中将大(北海道)ら大物を狙っているようだ。外れ1位候補としては仁藤拓馬(静岡)を推したい。ストレートの回転がすさまじく、ただのスピードタイプではない。巧く育てれば阪神・藤川球児のような存在になれる素材である。
リリーフタイプの左腕としては、技巧派ながら一定の球威がある黒澤優(大阪商)・片山純一(23歳)が候補か。個人的には、ファームで好成績を弾き出している稲嶺茂夫・岡本直也をもっと有効活用してもらいたいものだが。


・お薦めトレード

特になし。今年の佐久本山北茂利という左腕トレードの失敗で、フロントはいい加減自分達の手でリリーフ左腕をアマチュアから獲る・育てるという事を学んでもらいたい。
考えてみれば、森中聖雄・河原隆一以来一人も居ないといっても過言ではないのではなかろうか。もちろんホルツは自前とはいえないだろうし…

今オフの編成をシミュレーションする 〜西武ライオンズ

ダブルストッパーの退団・伊東勤監督とフロントの対立・昨ドラフトの迷走故、西武球団創設以来最大の危機とも言われた開幕前。
ところが蓋を開けてみれば、的確な若手抜擢でチーム力を維持し首位争いを繰り広げている。
また、これまで伊原春樹前監督の遺産で戦ってきた面も否めなかった伊東も、大胆な機動力野球を展開するなど監督能力は徐々に上がっている。
課題は強さを維持しているにもかかわらず中々伸びてくれない観客動員数なのだが、これは良く言われているインボイス西武ドーム交通アクセスの悪さを考えれば仕方ないか。実際交流戦でドームに来たセリーグチームのファンから「二度と行きたくない」との声も挙がっているらしいし…


・現在のチーム状況

中島裕之・片岡易之・赤田将吾・中村剛也・栗山巧・高山久・炭谷銀二郎…湯水のように湧き出てくる若手野手。ドラフト戦略とともに、ファーム組織の充実がなければここまでの選手排出は無理である。
これら若手の中心にドッシリと座るのがカブレラ・和田一浩。かつての長打力はやや衰えたものの、走者を返す執念はすさまじく、2人で打点王をめぐり激しい鍔迫り合いをしている。
その上トレードがビシッと決まるのだから強いはずである。広島からトレードで福地寿樹を獲ってきた時は「ハ?足だけの男がこのメンバーに割って入れるものかよ」と思わされたものだが、見事に打撃開眼。赤田の成長を阻害する事無く、機動力野球の一角を担っている。
彼らの脇を固めるベテラン陣も福地をはじめ江藤智・高木浩之・平尾博嗣と各ポジションに散って好バランスを保っているし、人材を排出し尽くしたと思われがちのファームにも後藤武敏・大島裕行・黒瀬春樹・松坂健太と好素材はまだまだ居る。
前途洋々の野手陣に比べ、一方の投手陣は微妙な位置に立っている。エース・松坂大輔の数年後の大リーグ移籍が現実的で、西口文也・石井貴の引退がそれと同時に起こってしまうと…と考えると危うい。先発は20歳・涌井秀章、抑えは26歳・小野寺力を中心としての再構築が必要だ。今の陣容は数年前まで「投手王国」の看板が掲げられていたチームとは思えず、その看板にあぐらを掻いていたという印象が強い。


・戦力外選手

A=椎木匠 宮崎一彰 高波文一 柴田博之 河原純一 田崎昌弘 小野剛
B=貝塚政秀 許銘傑 後藤光貴 杉山春樹 張誌家

これ以上在籍し続けていても戦力になれなさそうな選手を中心に人選した。個人的には、椎木田原どちらが引退後ブルペン捕手になるか興味深い(正直どうでもいい)
台湾コンビの許・張はそろそろ潮時だろう。故障もあり全盛期の力はもう残っていないだろうし…


・3年後の主力候補

こうして陣容を組んでみると、野手は候補が多彩で色々考えすぎて迷い、投手はそもそも人材不足で迷う、というように打高投低が露骨過ぎる未来となってしまった。まあこの辺は、今年からのフロントの編成力に期待するしかない。
野手はハッキリ言って上手く行き過ぎており、あえて語るまでも無い。外国人抜きでも重分強力なオーダーが組めるほどである。
そんな中で考えるのが、誰を4番に据えるか。実績・精神力からすると和田で文句無いが、それだと3年後に37歳になる和田がどれだけ力を保てているのかが問題になる。若手に目を向けると、今季の成績からすれば中島が筆頭。しかし三振数の減少と、ホームラン数がここ2年思ったほど伸びないことから、広角に打てる3番打者の道を歩もうとしているのかもしれない。それならば、と候補に挙がるのが中村。今年は徹底マークされているのか不振であるが、その体格から溢れ出るパワーは魅力十分である。
下位打線にも頭を悩ませた。ここでは9番にGG佐藤を置いてみたが、9番に必要なのは上位打線の繋ぎ役。そういう面では高山をファーストに回して佐藤友亮を入れた方が適材適所かもしれない。松坂健の将来性にも期待したい。
一方の投手であるが、松坂大がメジャー移籍し、西口・石井貴が引退すると仮定すればお先真っ暗と予想できる。グラマン・ギッセルが残ると仮定しても、帆足和幸・星野智樹・大沼幸二・長田秀一郎(先発としてモデルチェンジ中)が復調しなければかなり苦しい顔ぶれである。山崎敏でも東和政でもなく、あえて全く実績がない西川純司・松川誉弘を入れたのは未完の大器の魅力というやつだが、正直涌井小野寺とコンビを組めるだけの新人を獲得・抜擢しないと物足りない。
そもそもどうしてこうなってしまったか。それは西武特有の「カッコつけ」の選手獲得によるものではないか。猪爪義治(99年4位)・青木勇人(99年6位・現広島)・三井(00年2位)・杉山(03年8巡目)・山本歩(05年即5巡目)など、経歴が特殊な選手がやたらと多い。野手はきちんと、スカウトの眼力が冴えて育成力豊かなファームで鍛えて、という流れが出来ているのに、投手はヘンに変り種の素材を獲る結果ファームでつまずく、といったことが原因ではないだろうか。恐らく数年来の「投手王国」とまで呼ばれた充実ぶりが背景にあったから、「あとは変り種の投手をこの陣容に送り込んで人気を呼びたい」というヘンな欲が生まれたのではないかと分析する。しかしそろそろ目線を正して、将来の主力と成り得る選手に手を伸ばしてほしい。

  野手              投手
1 赤田   中      先 涌井     リ  小野寺
2 片岡   二         帆足        三井
3 中島   遊         ギッセル      星野
4 中村   三         松永        大沼
5 和田   指         長田        西川
6 栗山   右         山岸        松川
7 高山   左
8 炭谷   捕
9 GG佐藤 一
  


・重点補強ポイント

・即先発が出来る投手(希望枠行使)
・完成度の高い高校生投手
・守備力の高い内野手
・走攻守3拍子タイプの高卒外野手
・打力の高い捕手


となると、今年から上位指名は投手を中心としたドラフトを展開しないと間に合わなくなるだろう。カッコつけとか竹内和也(01年5巡目)などのスケールの小さな投手とかは必要ないから、とにかく柱と成り得るべき選手を獲るべきである。高校生に関しても、松坂大・涌井のように大物への果敢なアタックは必ず吉と出る。それを安易に「すぐ使える即戦力」に走るから、安藤正則(97年1位)長田(02年自由枠)・山崎(03年自由枠)のような失敗作が生まれるのである。松坂大にしても、堤義明元オーナーの「鶴の一声」が無かったら、近鉄に入団した宇高伸次を逆指名する事が決まっていたらしい。宇高がまるで活躍できず仕舞だった事を考えると…あなおそろしや。
一方良好な野手陣だが、まず整えたいのが捕手の構成だ。伊東勤(現監督)という名捕手が居座っていた事もあり、他ポジションへのコンバートが盛んなのが西武捕手の特徴。高木大成・和田・貝塚・GG佐藤・星…。捕手登録ではあるが上本達之も一軍では実質ファーストだった。それに輪をかけて椎木・田原のベテランが虫の息状態で、炭谷という大捕手候補が現れても、数の面では貧弱すぎる。だから今年も高校・即戦力ともに1人ずつ獲って炭谷に刺激を与えてやりたいところ。となると野田浩輔は…後述する。
スラッガーが多数いる内野手は、反面守備名人と呼ばれる存在が高木ぐらいしかいなのが寂しい。かつての上田浩明のような全ポジション待機の選手が居たっていいと思い補強ポイントに加えた。
外野は、センターを努める赤田将吾の成長度に不満を感じるのと、23歳以下が2人のみという点から、3拍子揃った高校生を確保するのがベストか。


・具体的なドラフト

希望枠候補としては、もちろん大隣憲司(近畿)・金刃憲人(立命館)・岸孝之(東北学院)・高崎健太郎(21歳)の名がすぐ挙がるが、いずれも他球団入りが濃厚な空気となってきており苦しいか。となると残ったのは高市俊(青学)木村雄太(21歳)・陶山大介(21歳)辺りか。特に高市は変幻自在の実戦派なのですぐに先発でやれる可能性大だ。
高校生も、1巡目では投手を果敢に獲りたい。もちろん斉藤佑樹(東京)・田中将大(北海道)・前田健太(大阪)の一級線を。
長らく文を割いた捕手に関しては、昨ドラフトでは炭谷の他、スローイングを含めたディフェンス面で一流の吉見太一を獲ったので、打力重視の素材が良いかも。社会人の新田玄気(23歳)なんかはどうだろう。高校生は高森勇気(岐阜)の他、福田永将(神奈川)も隠れた好素材か。
守備名人という事で、一芸名人が揃っていそうな社会人に目がいくのだが、お手本として名を出した上田は高卒選手だった。投手と違って至急性は無いポイントなので、じっくり育てる腹積もりでも悪くない。候補としては、謝敷正吾(大阪)・原田翔(福岡)に期待。社会人ではというと、東名真吾(23歳)がスローイングも素晴らしく第一候補。走力も兼ねている寺内崇幸(23歳)もいい。
外野はやはり上田剛史(岡山)を中心に、武野谷恭弘(埼玉)・山内裕詞(千葉)・中山亮(佐賀)が候補か。


・お薦めトレード

野田浩輔+後藤武敏 ⇔ オリックス・香月良太+阿部真宏

西武・オリックス両者の立場で説明する必要がある。
先程捕手の整備云々と述べたが、炭谷の成長により行き場を失う筆頭候補としては野田であろう。何だかんだいって細川亨はスローイングで成長著しいし田原将来の裏方バックアップ役として貴重だし。そこに、オリックスに不足な大砲をセットにして、リリーフと守備名人を一遍に補強するという意図で組んでみた。
さて対象のオリックスであるが、実績のある20歳代の大砲は相川ぐらいのものという致命的な欠点があるから、一軍経験もある大砲は塩崎真・水口栄二・平野恵一・後藤光尊と飽和状態の二遊間を一人出してまでも欲しいだろうと推測。香月も不調で行き場を失っているから、何が何でも死守する、という存在では無いから恐らくは成立するだろう。
そんな事を考え巡らせながらの理想である。

今オフの編成をシミュレーションする 〜中日ドラゴンズ

昨年の屈辱を背に、今季の優勝はもう秒読み段階に入っている。
それでも一軍の陣容を見ると、阪神に匹敵する危機的状況。おそらく今季も大幅な血の入れ替えが行われることだろう。
尚、落合博満監督がこのような選手の大幅入れ替えを行う理由としては、
 ー磴ても結果を出せなければクビを切られるのがプロ、と思っている
◆\犬抜き重視体質の一層により中日特有の持続力の無さを改善するため
 よく自分の事を叩く星野仙一に対する挑戦状
ぁー造話韻覆詁蛤杣圓砲覆蠅燭い世

といったことが考えられるが、,鉢△半々であると推測する。
その成果は今季の優勝により出つつあるので、後は日本一だけだ。


・現在のチーム状況

年齢構成だけを見ると阪神と同じく、野手=ベテラン重視・投手=バランスが取れている といった状態。ただ、渡辺博幸・高橋光信・英智・井上一樹・奈良原浩が適材適所で奮闘している点が、桧山・片岡が全く打てずにベンチが機能していない阪神とは大きく異なる。
クリーンアップの中心的存在に、29歳の福留孝介が控えているのもプラス要素。4番ウッズの将来は全く不透明なため、後5年は彼を中心として打線が組まれるだろう。そんな福留をサポートする存在の5番打者として森野将彦が成長を遂げているのも大きく、ファームにはまだ森岡良介・平田良介・春田剛が控えている。対照的に屈指の1・2番コンビ、荒木雅博・井端弘和が停滞気味なのが気がかりだが、今年から後釜を用意する腹積もりでも十分間に合うだろう。
一番の危機は36歳で成績も落ち込んでいる正捕手・谷繁元信。どんなに粘ってもあと3年ぐらいが耐用の限界だろうし、将来の正捕手にと獲得した前田章宏が伸びてないから、ここは重要な補強ポイント。
一方の投手。今季の顔ぶれには一切文句は無いが、選手寿命が不安定なポジションだから何があるのか解らない。落合もそれを理解しているからこそ毎年大胆なメンバーの入れ替えを敢行していると思うが、その反面川上憲伸の後釜を担うエース候補が現れず、寂しい気も…。それでもそんな中から佐藤充のような存在が飛び出すのだから、ファームの指導力は高い方か。

・戦力外選手

A=柳沢裕一 清水将海 立浪和義 川相昌弘 アレックス 樋口龍美 遠藤政隆 落合英二 金剛弘樹 ドミンゴ ガルバ 石川賢 小林正人
B=澤井道久 上田佳範 櫻井好実 川岸強 鳥谷部健一

毎年、大量に選手の入れ替えが行われている落合中日。今季もそうなるだろうから、そんな事も考えながら選択した。(赤字は既に解雇済みの選手)
立浪は「レギュラーで無くなったら、自分の選手生活はそれで終わり」と本人が言っていたのを丸呑みにしつつ入れた。川相は、奈良原の加入により行き場を失いつつあるのでコーチ専任となるだろう。今季の重点補強ポイントは捕手という噂もあるので30歳過ぎのキャッチャー2人、成績が停滞しており契約が切れるアレックス、経験豊富なリリーフだがほとんど出番の無い遠藤・落合は容易に想像でき、これまでの過程からしてまだ在籍年数少ないが樋口・金剛・石川・澤井も危うい。


・3年後の主力候補

阪神同様、野手に一軍で結果を残している若手が殆どいないため読みづらい陣容である。しかし落合主導のドラフト補強に切り替わっても、投手・野手をバランスよく獲得しており危機管理はきちんと行っている点が阪神とは大きく異なる。
それでも現在のレギュラー陣は3年後には全員30歳台になっているから気が抜けない。あえて井端よりも2歳若い荒木を予想から外したのは、井端と違いバッティングが淡白である故、新風を送り込むつもりで森岡を入れてみた。この森岡含め、厚い一軍層の中打席を経験した平田・新井良太が3年後の主力とならなければ苦しい。福留は3年後も安泰だろうが、森野の将来はちと読めないのでサードの用意は必要。その筆頭候補なはずの03年のドラフト1巡目・中川裕貴も順調な成長曲線を描いておらず、堂上剛裕もやや物足りない。むしろ彼の弟・直倫が獲得できれば用済みとなってしまう危険が大きい。
全く読めないのがレフト。ここでは長打力に加え俊足を兼ね備えた新井を挙げているが、むしろバッティングで内角の捌きが巧い春田の方がレギュラーに近い距離にいるかもしれない。W中村(中村公治・中村一生)のファームでの成績も侮れない。
投手はどうだろう。川上・岩瀬仁紀という先発・リリーフの大黒柱は34歳・35歳になっている。特に岩瀬はピッチングに勢いが失われつつあるので残っていないかもしれない。
その他のメンバーでは、半分育成目的で獲得した外国人・マルティネスは今のままだったら来年はともかく3年後は危うい。年齢構成を見ると、28歳になっている朝倉健太川上を押しのけてエースと呼ばれる様になっていればひとまず安泰なのだろうが…。仮にそうなれば、肩のスタミナに不安のある中里篤史をリリーフエースとして育成するのも面白いかも。
先発候補としては、吉見一起・佐藤亮太・長峰昌司といった面子が中心となり、今後ドラフトで獲得する投手とともに競争を煽っていきたいところ。チェンは緩急が使いづらいタイプであり、高江州拓哉は技巧派サイドスローなのでリリーフタイプとして見られる可能性大。齋藤信介高江州とは違ってストレートに勢いのあるサイドスローだが、ファームでの起用法から鈴木義広のようなリリーフとして育てられるのが妥当だろう。


  野手              投手
1 森岡   二      先 川上     リ  岩瀬
2 井端   遊         朝倉        平井
3 平田   右         佐藤充       高橋聡
4 福留   中         中田        鈴木
5 森野   三         中里        川井
6 外国人  一         吉見        高江州
7 新井   左
8 小山   捕


・重点補強ポイント

・将来の正捕手候補
・先発タイプの高校生左腕投手
・走塁能力が高い外野手
・二遊間を任せられる高校生内野手
・スラッガータイプの高校生内野手


これからの落合に注文をつけるとしたら、外国人野手への依存の高さを解消することを挙げたい。過去10年に渡り4番にはパウエル・ゴメス・アレックス・ウッズという外国人スラッガー(アレックスはメジャーではチャンスメーカーだったが)が居座り続けてきたが、それを改善してほしい。その理由は、近年の外国人スカウト能力が低下していると思うからだ。ほとんどの球団が「他球団の選手の解雇待ち」と化しており、とてもじゃないがこれからの優良外国人の流れは途切れそうであるどの球団も。
という事で、現在の野手に必要なのは福留とコンビを組めるだけの主軸候補。その観点で見ると昨年も平田・春田・新井を獲るなど良いドラフトだったが、彼らはまだ不透明故、競争心を煽る意味でももう少し数を増やしても良い。
正捕手である谷繁の後継者作りも必要。期待の前田がファームでも足踏みしており、そろそろ新たな芽を作るべき。尚、フロントは今年豊富な大学生捕手を狙っているらしい。
後は強豪球団故の弱点補強・将来性重視を目指す。過去2年間は即戦力重視のドラフトだったので、今年は高校生を多めにしてバランスを取りたい所。


・具体的なドラフト

スラッガーとして、既に中日球団も狙いを定めているのが堂上直(愛知)である。現在のポジションはショートで、若干の弱さがあるショート・スラッガーの同時補強としてまさにうってつけの人材なのだが、守備面で見るとショートで通用するかは不透明。強肩は目立つものの、際立っているのはそれだけ。それでもショートで育てるのか、それとも今江敏晃(ロッテ)・吉村裕基(横浜)のようにコンバートの道を歩むのか。その他の内野候補としては、走塁重視で選ぶなら井上将大(群馬)・森亮介(福井)、梶谷隆幸(島根)。守備力では謝敷正吾(大阪)・原田翔(福岡)といった候補が挙げられる。スラッガー候補としては、投手からのコンバートになるが磯部泰(東京)が育て甲斐がありそうだ。
フロントが視野に入れている大学生捕手。谷繁の後釜だけあって、強肩かつ長打力のある選手が候補になると思うが、それだと高森勇気(岐阜)平野和樹(京都)ら高校生の方に魅力を感じる。それでも大学生を選ぶなら、巧打力・守備が優れている清水誉(関西学院)を推したい。
左腕候補は、甲子園では散々だったが川角謙(神奈川)と、樋口裕史(埼玉)・池間裕也(沖縄)ぐらいか。
走力のある外野手としては、第一に大学生・前田将希(早稲田)を推したい。


・お薦めトレード

山井大介 ⇔ 巨人・川中基継
川井進  ⇔ オリックス・迎祐一郎


落合主導のトレードは、投手を放出して野手を獲得するという方針が徹底しているのが特徴。そんな点に即して思考してみた。
上記は立浪の引退・井上一樹の衰退で左打者が足りなくなると思い、また落合自身ベテランの操縦術に長けているという点を考えての理想。
下記は平田・新井が育ってくるまでの繋ぎ・煽りという部分を想定して理想を掲げてみた。

今オフの編成をシミュレーションする 〜福岡ソフトバンクホークス

毎年主力選手が抜けていく中、常に上位をキープしているのはチームのクオリティが高い証拠である。
今季も優勝争いを繰り広げながら、西武とともに若手選手の競争の場としても機能しつつある一軍を見て、勝利と育成を両立している素晴らしいチームだと思った。
それでも、ここ最近までの投手偏重ドラフトにより陣容は投高打低の状態に陥りつつある。この陣容をどこまで若手・中堅野手の底上げで改善できるか。幸いにも、どのポジションも年齢構成は秀逸である。



・現在のチーム状況

主力選手が次々と抜け、打撃でチームを引っ張るのが松中信彦、足でかき回し、センターラインを固めるのが大村直之・川崎宗則。彼らが中心となり、その他選手も開きポジション目指して邁進する求心力のあるチームであるが、中心選手が勢揃いしていた2001〜2003年の頃と比べるとどうしても非力な野手陣。確かに空きポジションは競争の場となっており活気に満ち溢れているが、これから中心選手が現れる確率は高くないだろう。それでも主力に育て上げるためには、起用しながら経験値を積ませていかなければならない。
年々弱体化する野手を尻目に、ドラフト上位で獲得した投手が次々と定着し強力なスタッフを作り上げた投手陣。遅咲きの斉藤和巳を中心に、和田毅・新垣渚・杉内俊哉・寺原隼人神内靖を加えた強力ローテーション。斉藤以外は未だ成長途上な年回りで、故障などが無ければあと5年は安泰なメンバーである。
隙があるとすればリリーフ陣だが、リリーフエースの馬原孝浩が25歳と若いのが好材料で、その他のベテランメンバーの年回りはロッテほどの年齢の高さではない。あと2年ぐらい現有戦力で持たせて、その間に次代の選手を育成できれば大丈夫だろう。


・戦力外選手

A=井出竜也 芝草宇宙 岡本劼能 吉田修司 星野順治 カラスコ
B=(鳥越裕介・斉藤秀光) カブレラ 大道典嘉 (田之上慶三郎・倉野信次) 水田章雄 (山田秋親・山村路直)

野手は、若手・中堅選手の行く末を見届けてからだと思い、衰えが顕著なベテランを中心にして選んだ。
構成を改革すべきなのは投手の方。強力投手陣に隠れて目立たないが、小椋山村など大きな故障歴を持つ選手をこれからも雇い続けるべきか。個人的には彼らの球威復活にかけるよりは、もっと若い世代(高橋徹とか大西正樹とか)にチャンスを与える方が良いと思い、Bに加えた。


・3年後の主力候補

まず、今季数多く抜擢された将来を担う選手をポジション別に振り分けてみる。
 捕手=山崎勝己・領健
 一塁=なし(外国人か、サードから転身)
 二塁=本多雄一・稲嶺誉・金子圭輔
 三塁=松田宣浩・江川智晃・吉本亮・仲澤忠厚
 遊撃=川崎が居るので省略
 左翼=田上秀則
 中堅=大村が(ry
 右翼=城所龍磨・井手正太郎・辻武史・小斉裕輔

川崎・大村・松中・ズレータが3年後も残ると仮定すると、大体こんなものか。キャッチャーからの転身が濃厚な田上はサードノックを中心に受けているが、今のサードの混み様から、外野の方が望ましいと思い左翼に振り分けた。
どのポジションにも満遍なく人材が揃っており、フロントにとってはとりあえず安泰か。後は、彼らを育て上げる首脳陣次第ということになる。
投手陣は今更挙げるまでも無いが、先発6人衆は安泰だろう。斉藤は32歳になっているが、遅咲きという事を考えると使い減りはしていないだろうから、この年齢までやれているはずだ。問題となるのはリリーフで、吉武真太郎・三瀬幸司・篠原貴行・竹岡和宏がどうなっているかにより顔ぶれは大きく変わる。リリーフタイプである藤岡好明・甲藤啓介・柳瀬明宏・陽耀勲(ヤンヤオシュン)・大西に、先発タイプだがあぶれることが予想される西山道隆・高橋秀聡との争いになる。
こういうチームの将来を考えるのは楽しい。さて3年後を構成すると−

  野手              投手
1 大村   中      先 斉藤     リ  馬原
2 川崎   遊         和田        藤岡
3 田上   左         新垣        篠原
4 松中   指         杉内        甲藤
5 ズレータ 一          寺原        高橋秀
6 松田   三         神内        西山
7 城所   右
8 山崎   捕
9 本多   二


・重点補強ポイント

・リリーフタイプの左腕投手
・スラッガータイプの外野手
・打力重視の捕手
・速球派の高卒投手


若手は豊富だが、投手陣は陽・大西・大田原の驚異的な伸びがなければ今のままでは3年後は左腕不足になっているかもしれない。今季30歳になる篠原・三瀬には大きな期待をかけにくいので、補強ポイントの第一は当然、左腕投手となる。希望枠で大隣憲司(近畿)獲得を目指しているのは妥当だと思うが、先発タイプの彼を獲得したら神内はリリーフに戻ってしまうのだろうか。
他のポジションは、今のところ数の面では豊富なので、彼らの競争が無駄になることなくさらに煽るようなポイントを考えてみた。
投手では、和田・新垣ら松坂世代から離れた年代の獲得。
野手では、打撃重視の捕手・田上が他ポジションに行き、正捕手争いは今一つ力強さに欠ける山崎的場の一騎打ちになったので、最低1枚はこのポジションを埋め、2人に刺激を与えてやりたい。
内野の補強は、逆にドラ1・江川、希望枠生・松田を腐らせる恐れがあるのであまりお勧めできない。打力不足を埋めるなら、スラッガーの素材が不足気味な外野の方だろう。


・具体的なドラフト

左腕不足を埋める存在としては、スンナリと大隣を獲得できれば万々歳だろうが、どちらにせよリリーフタイプは必要。高卒は大西・大田原の成長に賭け補強なしとすると、必要なのは即戦力か。
まずは技巧派を挙げると、大学生=黒澤優(大阪商)・宮本賢(早稲田)、社会人=片山純一(23歳)・鈴木誠(21歳)。ただ、技巧派といってもストレートにある程度のキレが無ければプロでは通用しないので、特にやり直しの効かない即戦力獲得の際は要注意。となると第一候補は片山か。
次に速球派は、大学生=山本一徳(早稲田)、社会人=木村雄太(21歳)・服部泰卓(23歳)。すぐ使える、となると服部がお勧め。
速球派の高校生は、上位指名枠を使うのか、下位指名にとどめるかで戦略は異なってきそうだ。上位指名の場合、当然のごとく候補は田中将大(北海道)・斉藤佑樹(東京)・大嶺祐太(沖縄)だろう。九州という観点から、大嶺が第一候補となっているようだが果たして。下位指名の候補としては、植村祐介(北海道)・堀岡直希(富山)・大石達也(福岡)・大木康智(大分)辺りか。
打力重視の捕手は高校生に多く居る。岩渕大地(岩手)・高森勇気(岐阜)・平野和樹(京都)・橋本良平(和歌山)が候補となるが、打力一辺倒ではコンバートの対象となる可能性が高いので、バランスがいいのは高森となるが、そうなると昨年荒川雄太獲得した意味が…
外野のスラッガーは、即戦力で池辺啓二(23歳)を獲れれば文句ないが、希望枠で大隣に決まった場合は苦しいか。俊足も持ち合せている坂下真大(22歳)も面白い存在。


・お薦めトレード

特になし。今居る選手の成長を見届けてからでも遅くは無い。

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